いただきまさか悠仁からの突然の告白で、恋人同士になるとは思わなかった。
『好き』ってすんなり口にできる彼は、人として満点だと思う。
そんな彼はソファーに座る僕を膝枕にして、TV画面を見ていた。
TV画面を見ている横顔。意外と長いまつ毛に、通った鼻筋。骨張った輪郭。全部が愛おしく、同時に僕のものなんだと高揚する。
たまらず悠仁の頬を手の甲で撫でる。
「んー?どったの。」
「ううん♪」
悠仁はTV画面から視線を僕へ変えた。
下から見上げる悠仁に、更に愛おしさを感じる。
また頬を撫でた。
「いやー、可愛いなって♪」
「可愛いって、俺男だよ。」
「そうだけど、悠仁は悠仁だよ♪」
悠仁は嬉しそうに笑う。
彼が上半身を起こしたと思ったら、唇に柔らかい感触。
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