▶ 背景
▷ とある世界の一部の都市が機械化した街。勿論その都市だけが機械面に特化している。そこでは人間と人間に造られた人形が住んでいる。
その都市だけの不思議な文化があり、人間は人形を家族として迎え入れることができる。制限はなく、自身が面倒を見きれるのであればいくらでも家族となって構わない。人形は迎え入れてくれた人間と家族として繋がりを持ち、その人間が求める奉仕を行うことが定められている。主に個人の家庭に迎え入れられる場合であれば、その家族の一員として楽しく過ごすことが奉仕になるだろう。
▶ 人間
▷ 私達と変わりない、平々凡々な人間。他の街と違い、この都市に住む者だけが人形と暮らすことができる。
人形を迎え入れねばならないという義務はなく、自身が迎え入れたいと思った者だけが迎え入れて構わない。その代わり、特注で頼むにはそれ相応の金銭と維持費が必要であるため、それなりに余裕がある者しかできないだろう。街を彷徨く人形を拾うことも可能ではあるが、今後のことがあるため先を考えず拾うことはお勧めされない。
1976