3:到着『さ、降りて』
管理人はお粗末な駐車場に車を停めて私に降りるよう促した。
私は頷いて車を降り、管理人と施設内に入った
施設に入ると白髪に、管理人さんと似たキャラクターだが黒い色のヘアピンをしている厳格な面持ちの人が奥の方から歩いてくる
『はぁ、またお荷物が増えたか、、つらいね、』
そいつはこちらに着くなりそう言った
失礼な、と思ったが実際お荷物なので何も言わなかった。
『そんなこと言うなよ兄弟、ほら!ダイヤの原石だぞ!』
『うるさい、カンディ、お前はなんでも過大評価しすぎる癖がある、』
『ウツディ、お前は過小評価しすぎだって、』
そんなやり取りがあったが、管理人さんがこちらに気を利かせてくれたのか、話を逸らしてくれた。
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