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    N えぬ

    供養塔です
    ボツだけ出すので中途半端だったりします。

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    N えぬ

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    せーぶの!夫婦喧嘩を書きたかった。
    だいぶ前に書き始めて放置されていたのを発掘。書き上げようと思ったものの視点が迷走していたりなど土台が悪くて書けず。

    西武の夫婦喧嘩ピンポーン
    夜も深まった頃インターホンが鳴る。誰だこんな時間に。武蔵野か?でもあいつは押したら直ぐに開けようとしてくる。来客の予定もない。警戒しながら戸を開けるとそこには。

    ***

    新宿と喧嘩した。池袋や多摩川ですら止めに入れない程の大喧嘩だ。きっかけはほんの些細な事だったと思うが思い出せない。思い出すとせっかく鎮まった怒りがまた復活しそうだったのでもう考えないことにした。

    お互いにキツい言葉を使い声を荒らげた。けどそれが馬鹿馬鹿しくなってきた俺は「もういい。頭を冷やしてくる。」なんて言って着替えを詰め込むなり、家を飛び出した。行く宛てなどあるはずも無いが。さてどうするかと考えているとき。ふと思い出したのはスーパーでよく会う彼の顔だった。こんな時間に彼の家を訪ねることに申し訳なさもあったが、外にいて新宿たちに見つかりたくない、という思いの方が強かったので、直ぐに彼の家に向かった。

    ***

    月も昇り切った頃、越生と談笑しているとインターホンが鳴った。こんな時間に来客なんてあるはずが無い。若者のイタズラかと思った俺は勢いよく戸を開けた。そこにいたのはパンパンになった買い物バッグを肩にかけた西武安比奈線がいた。
    「こんな時間にごめん…」
    「どうしたんだよいきなり。あとその荷物。」
    東上は目を丸くし安比奈に問う。
    「新宿と喧嘩して…家出した。」
    「はぁ?」
    ありえない、と言わんばかりの東上の後ろから小さいものが出てきた。
    「どうした東上。玄関先じゃなくて中で話せばいーだろ。」
    「そうだな。上がれ。」
    東上と越生に促され安比奈は茶の間に通される。
    「お茶でいいか?」
    「うん。ごめんね、越生くん。ありがとう」
    「気にすんな」
    「で、なにがあったんだよ。」
    「なんか色々あって、新宿と喧嘩した。」
    誰も止められないような大喧嘩をしたことを話す。
    話の途中で越生からお茶が出された。
    「喧嘩の原因は?」
    呆れた声で東上から質問された。
    「覚えてない。多分すごく些細なこと。」
    素直に答える。ここで嘘をついても仕方ない。
    「覚えてねーのかよ…」
    「ごめん…」
    「安比奈…さん…?はなんでウチ来たんだ」
    「安比奈でいいよ。もう路線ないし。勢いで家出たけどどこも行くあてなくて…ふと思いついたからそのまま来た…本当にごめん…」
    申し訳なさそうに何度も頭を下げながら話すと少しの沈黙が生まれた。
    「…じゃあうち泊まるか?しばらくの間。いい?越生」
    「オレはかまわねーぞ?」
    「よし決定。安比奈はいいよな?別に」
    いきなり転がり込んできたと言うのにこんなにもすんなりとむかえいれてもらえる、という事に安比奈は驚き一瞬固まった。
    「え、あ、うん。いいの?逆に…」
    「気にすんな。」
    「本当にもうしわけない…」
    「とりあえずシャワー浴びてこい」
    「うん、ありがとう」
    そう言いシャワーを借りる。安比奈がシャワーを浴びている間東上と越生は客間の支度をし、出てきた安比奈に一通り案内をする。
    「じゃあ俺らもう寝るな。おやすみ」
    「おやすみなさい」
    そう告げ3人は別れた。



    一方西武宿舎
    「本当に明日までには帰ってくるのだろうな?」
    「安比奈は、そういっていました!」
    実は、勢いで家を飛び出した安比奈を西武有楽町は1度止めていた。しかし、安比奈に明日には帰るから大丈夫だと諭されるように言われ宿舎に戻ってきたのだ。
    「…そうか。じゃあ安比奈を信じよう。西武有楽町。今日はもう遅い。そろそろ寝よう。」
    「はい!池袋」
    池袋が有楽町を寝かせたあと、再びお茶の間に集まる大人達。
    「有楽町はああ言っていたが…安比奈が明日帰ってくるとは思えないな…」
    と国分寺。それに静かに頷く狭山と拝島。
    「てかそもそもどーして喧嘩したんだ?新宿。」
    西武園が新宿に尋ねる。彼は喧嘩の真っ最中に帰ってきたため、原因を知らない。
    「覚えてねー」
    と新宿。補足するように池袋が口を開く。
    「きっかけが些細なことすぎて誰一人おぼえてないのだ…だがそれぞれの軽い言い合いが売り言葉に買い言葉となりエスカレートした結果…」
    「コレか。」
    静かに頷く国分寺、池袋、秩父。
    「何してんだよ旦那サマ…」
    「ともかく、明日になるまで待とう。帰ってこなかったら探そう。」
    「そうだな…」
    そうして西武の面々は解散し自室へ戻った。



    新宿視点
    安比奈と喧嘩をした。夫婦円満ではあるものの稀に喧嘩をしてしまう事はあった。しかし今まではどちらかが折れるか、お互い冷静になり「なんで喧嘩してるのだろう」と笑いながら解決するかのどちらかで、安比奈があんなに声を荒らげることなんてなかった。ましてや出ていくなんて。未遂は1度あったが本当に出ていくのは初めてだ。
    今すぐにでも謝りたいが、如何せん喧嘩の原因を覚えていない。それに安比奈がどこにいるかも分からないし、電話をしようにも携帯そのものが置いていかれてるので連絡手段は全て絶たれてしまっている。
    「ったく…」
    らしくもなく悪態をつきガシガシと頭を搔く。
    考えていても仕方がない。安比奈は明日には帰ると言っていたらしい。正直本当に帰ってきてくれるとは思えないが、安比奈を信じ、一晩だけは探さないことにした。新宿は明日も仕事だ。眠気なんてぽっちもないが寝なければ明日は持たないだろう。ベッドに体を投げるよう横になる。いつも感じる温かさのないベッドに新宿は妙な寒さと広さを覚えた。
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    N えぬ

    MOURNING未完成です
    これ以上書けなくなったので供養
    この後に上手くくっつけていちゃいちゃさせたかった
    未完成 がたこまどむさぶ2Subdropを起こしかけてから数週間後。その後特に不調はなくcareもplayも今まで通りにやって貰った。ただ一つ変わったのは秋田の山形へ対する気持ちであった。最初に自覚したのはSubdropが起きてから数日後。山形とご飯を食べに行った日。ただ一緒にいるだけなのに幸せで心が満たされているような気がした。しかしその時の秋田はただの勘違いだと思った。playもcareもしてもらって、食事やほかのことに誘っても嫌な顔せずに乗ってくれる山形。それはきっと今後も円滑に進める為の山形なりの配慮なのだろう。自分たちは同僚で、契約関係なのだから。そもそもいくら周りが美人だと言っても秋田は男であり山形も同じである。男の自分が男の山形を好きになるなんておかしいと。その後またいつも通りに接した。つもりだった。気づいたら山形を目で追っていたし、一つ一つの仕草に目も心も奪われていた。今まで通り食事に誘うのも、careをお願いするのも妙に緊張して。そこで秋田は確信した。あぁ、本当に山形を好きになっちゃったんだ。と。しかし、相手にとって自分はただの同僚で契約関係がある人間という認識なのだろう。少し前まで自分もそうだったのだから。だから山形に対してこんな気持ちを抱いてはいけない。消し去ろうと決意をした。
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