熱の果てキャプションの続き?
箇条書きにしようとしていたところ、思わず文になったのでこちらにて。
書きたいところだけの走り書き。
「こら、近付くなって言っただろ」
まだベッドに入ったばかりらしく、咎める視線と言葉が飛んできたが、ぐっと堪えて部屋に足を踏み入れる。
「お加減が気になってしまって…それに、必要なものがあれば用意した方がいいと思いますし」
言いながら、一郎の様子を観察する。
潤んだ瞳に、上気した頬、荒い息遣い。
なんだかいけないものを見ているみたいで、思わず目を逸らしたくなるけれど、反して吸い寄せられるように視線は釘付けになってしまう。
「今朝はそんな様子はありませんでしたが、いつから調子が良くないんですか?」
1998