甘やかし上手な恋人 情事後の火照った身体を冷たいミネラルウォーターで冷まし、オスカーは再びベッドに沈んだ。
ブラッドと久々の性行為。
何度熱を吐き出しても昂りが治まらず二人で長く濃厚な時間を過ごし、気づけばカーテンの隙間からうっすらと朝日が差し込んでいた。
体力には自信のあるオスカーだが、ブラッドとの激しい行為で最後は気を失ってしまった。
時計に目をやるとまだ早朝といってもおかしくない時間で、あまり長い間意識を手放していないことにホッと胸を撫で下ろした。
室内にブラッドが見当たらない。となるとおそらく風呂の用意をしてくれているのだろう。簡単に身を清められたようでベタつきはないが中はそのままだ。自分も浴室に向かうためベッドから一歩踏み出したところで足がもつれ、床に転げ落ちてしまった。
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