askw0108☆quiet followDONEジェイトレキスの日企画の参加作品です。ひたすらにエッチな話です。18歳以上の方のみ閲覧ください。 Age verification Tap to full screen .Repost is prohibited Let's send reactions! freqpopularsnackothersPayment processing Replies from the creator Follow creator you care about!☆quiet follow askw0108DONEジェイトレ御伽噺風パロ最終話です。腐食の魔女3 白砂の国の港町。その住宅街の隅で夜にひっそりと看板を掲げる喫茶店がある。 営業日は満月から下限の月までの毎晩と雨の夜だけ。入口を開けるとショケースに数種類のケーキが並べられ、飲み物は紅茶とハーブティーのみ。コーヒーは眠れなくなるからと置いていない。 黒縁メガネをかけた緑髪の青年がマスターで穏やかに客を迎え入れる。オーダーを取る以外積極的に話しかけることはなく、食器や茶器を手入れして過ごしている。日替わりのケーキはどれも絶品でマスターが勧めるお茶と合わせれば、口の中に広がる甘みと一緒に疲労まで融けていきそうだ。仕事や学業に疲れた人たちがふらりとやってきては帰っていく、一本の蝋燭の上で揺らめくあかりのような店。マスターが魔法使いであることを知るのは、一握りの人魚たちのみである。 6803 askw0108DONE御伽噺風ジェイトレ二話目腐食の魔女2「ビジネスの話だっけ? 久しぶりの来客だと招き入れてみれば、随分面白いことを言うな」 「褒めて頂けて光栄です」 「別に褒めていないよ。物好きがいるものだと驚いたのさ」 トレイはワンドを一振りして紅茶の準備を始める。キャビネットの扉が開いてティーカップやソーサーがふわふわと飛んでくる。キッチンからケトルもやってきて、茶器が勝手にお茶の準備を始める。家の主人は椅子に座って出来上がりを待つばかりだ。 「さあ、どうぞ」 「いただきます」 ジェイドは質素なカップに注がれたローズヒップティーを口に含む。向かい側に座ったトレイもカップに口を付け、ふっと息を吐いた。 「それで、用件は?」 「お会いできたのも何かの縁です。カップが空になるまで雑談でもいたしませんか」 6082 askw0108DONE御伽噺風のジェイトレ腐食の魔女1「むかし、むかし、黄金の薔薇と呼ばれる国がありました。国の半分は石混じりの痩せた土地で、残りの半分はなだらかな丘に囲まれた豊かな土地が広がっていました。王様は豊かな丘を耕して食べ物を作ろうとしましたが、丘には凶暴な狼に熊、それにドラゴンまで住んでいてとても手出し出来ません。獣たちは丘と石だらけの土地の境目に咲く枯れずの赤い薔薇の匂いを嫌っていたので民が襲われることはありませんでしたが、貧しい土地で細々と豆や蕎麦を育てるしかありませんでした。 優しい王様は城から丘を眺めてはどうにかあの土地では小麦を育てられないか悩みました。ふかふかのパンをみんなで食べられるような国にしたいのですが、うまくいきません。石ころばかりで鉱石は取れず、大した作物も育ちません。家畜を飼うにもエサが足りず、細々と炭を売るくらいで金庫はいつもスカスカです。 3754 askw0108DONEジェイトレキスの日企画の参加作品です。ひたすらにエッチな話です。18歳以上の方のみ閲覧ください。 4950