イベント感想、ネタバレ注意ストーリーが番外編としては本編と絡むような内容ですごく良かった。ツイステって魔法を使う世界のお話で、オーバーブロッドっていう危険な現象を起こすものの、その力とかを否定する描写って今までいなかったんだよね。監督生は魔法を使えないけど、それでも怖いとかヤバイものだって認識はない。日常的に魔法が組み込まれているNRCにいたから便利であれこそってところで。今回のイベントがそれにメスを入れた形になっててすごく印象的だった。
そういう意味ではロロく・フランムっていうキャラクターは本当に新鮮かつ強烈なキャラクターだなって思った。
結局ロロくんがマレ様を一等憎んでたのは完全なる八つ当たり、というかマレ様自身に何の非もなかったわけだけど、もしあの場にマレ様ほどの強い魔法士がいれば弟は助かったかもしれないのにっていう『もし』の部分が暴走して、「マレウスほどの強い魔法士がいたのに、どうしてお前は何も知らずに助けてくれなかったんだ」っていう逆恨みみたいなものだったんだよね。でも魔法士でなかった当時の幼いただのロロくんにとっては、そうでもしないと生きる目標を得られなかったのかなと。ロロくんのユニーク魔法ってきっと弟を亡くした時に見た🔥そのまんまなんだろうなって思った。恐怖を感じれば感じるほど威力を増す🔥ってきっと弟が経験したことそのものな気がする。
それを考えるとユニーク魔法の条件ってなんとなく解明されてきたというか、やっぱり強いトラウマとかストレスとか負の方向で発現する事が多いんだなって思った。
最終的にロロくんが自分の罪を自白したのかどうかは定かでないけど、あんな強烈な子が一イベントで出番が終わるって事はなさそうだから、二週目あたりの本編ストーリーで再登場してくれないかな。オルトくんと関わってみてほしい。

今回の一番メインのマレ様なんだけど、とにかく可愛すぎる。マレ…やっぱ恐れられるっていうより、いっしょにキャッキャできる友達ほしいのか…最後のロロくんの処遇の所で、マレ様本当に上に立つ人物なんだなって凄く思った。警察に突き出すのは簡単なんだよ。決められた法で捌けば良いから。でも相手に考える余地を与えて自分の罪を見つめさせるって到底一般の人じゃ出来ない。親父殿の教育すげぇよ。ちゃんと次期王としての自覚あるよ。あと舞踏会で歌ったりロロくんと静かに踊ったり…あれ、なんか…腐ィルターが…（混乱）許さん！！！って凄い怒ってたのにめちゃくちゃ気にかけてるじゃんマレ様。あれか、単純にロロくんの人間性ってヤツを気に行っちゃったのか。監督生もだけど、自分を恐れないで接してくれる人に懐きやすいんだな…かわいい。

イデア氏、今回生身で頑張ったな！煽りスキルは一級だけど…日記読んでのあのしゅんとしたのってほんとに自分と境遇が似てたからなんだね。イデア氏とロロくんの違いって、弟を亡くしてからの自身の境遇なんだと思う。イデア氏はオルトくんを亡くしても、すでに実家の抑圧で例えば世界をどうにかしようとか復讐しようとか、そういう精神的な部分も抑圧されてきて、これは全部自分が招いてしまった結果なんだって受け入れすぎちゃったから結果あの暗ーい「どうでもいい…」って感じのイデア氏が形成されてきた訳で、ロロくんは皮肉にもそういう抑圧が無かったからずっと復讐心を燃やし続けてこられた。兄を笑顔にしたいっていう弟達の想いが結果的に悲劇を招いてしまったっていうやるせなさってあるよね…
マレ様の事敵に回したらこわっｗｗって煽ってたけど、次の対マレ様の相手はイデア氏だからね。頑張ってよ？

アズール、すごく先輩先輩しててかっこよかったな！普段あの双子と一緒にいるからそういう面が薄れてただの守銭奴と化してたけど、ここぞとばかりの頭の回転の速さとか、無条件で自分を信用しようとしたデュースくんに忠告したりとか、えんぴつ（何それ小学生のお土産かかわいすぎる）あげたりとか。慈悲っていうよりただの面倒見の良い先輩じゃないか。デュースくんの魔法を詠唱付きで使う時のあの「待ってましたぁ！！」って言わんばかりのあのあくどい表情、好きだよ…🥰っていうかイッツアディールってあんなカッコいい詠唱付きだったの？？なんか今回名言というか、言葉回しが逸脱だったな。「そうは問屋が卸さない」とか高校生が使う言葉じゃないよ。イデア氏の陰キャ仲間判定あったからすごい懐かれてたんだな、面白いなこのボドゲ部。

今回の出来事で特に一年生組は一回り成長できたんだろうな。命令とか指示されてじゃなく、自分がなにをするべきなのかとか、色々考えて役割を果たせた分、学校に帰ったら顔つきが違うって言われるかもしれない。エースくんがまだユニーク魔法発現してないんだよね。一回り成長して帰ってきた同期達にエースくんはどう思うのか。そこらへんの葛藤も含めて７章進んでいくのかな。すごく楽しみです。

全キャラ感想言いたいけどちょっと今満腹中なので、追々思い出したように呟くかもしれません。