中学生萌目が会話してるだけ「目金君とイチャイチャしたーい!」
「……は?」
「いっぱいチューしたいし、ぎゅーってハグしたいし、恋人繋ぎしてイチャイチャしたいし、溺れるようなキスがしたい!」
「取り敢えず漫画君がキスをしたくて仕方がないのは分かりました」
「何時間もずーっと一緒にいるのに恋人らしいことを一つもしてないのおかしく無い?ねえ変だよね?」
「漫画君が原稿に追われていなければおかしな状況だったでしょうね」
「ううう……目金君が冷たい」
「そう思うなら早くその原稿を完成させて下さい」
「恋人がすぐそばに居るのに黙々と原稿を描き進められる訳がないだろう!?」
「……やっぱり今日はディスコで通話するだけに留めておいた方が良かったのでは」
「やだーっ!一緒にいて!!!」
「はいはい」
「あーあ、久し振りに目金君と一緒にいられる日だというのに、何で僕は原稿なんてしているんだろう……」
「連日僕と夜中まで通話しながらゲームしてたからじゃ無いですかね」
「え、じゃあ僕が今原稿に苦しんでいるのは目金君が原因なの……?」
「僕の静止を押し切ってゲームを起動させた漫画君が原因だと思いますよ」
「……ねえ目金君、僕イチャイチャしたいんだけどさ」
「集中して下さい」
「今僕がほっぺたにキスしたらどんな反応してくれる?」
「いきなり何を言い出すのですか」
「良いじゃないか、聞かせてよー」
「……。気恥ずかしがると思いますよ」
「えー?まだ照れちゃうの?可愛いー。じゃあさ、後ろからぎゅーって抱きしめたら?」
「まだ続けるのですか?そうですね……心地良いな、と感じると思います」
「え、そう思ってくれてたの?めちゃくちゃ可愛いー!……ふふ、何だか元気出てきたや。もう少し頑張れそうだよ」
「それは良かったですね。……想像だけで満足出来るなら、やはり僕がそばにいる必要はなかったように感じますけど」
「え?」
「___。……違います」
「目金君」
「口が滑りました。聞かなかったことにして下さい」
「そんなの出来るわけ無いじゃん!想像上の自分に嫉妬なんてしなくて良いから!そんな不安吹き飛ばしちゃうくらいイチャイチャしよう目金君!!!」
「あーもう!早く仕事して下さい!」