【感想】15巻のあれこれ※色々ありすぎたけどこれでも削りまくった。





◆プレゼント作りにがっつり時間かけるザガン！巻き込まれるナベちゃん！到底油断できる時間ではない…確かにどんな邪魔が入るかわからないしね…

◆アンドレおじさん大好きなんですよね。最高にいじられてて満足した。愉快。
「自害しろ」「煉獄にもそこまで言わないよね？」
→悪友コンビの会話部分で「いくらなんでも死なないかなと思った」って言ってるから安心して！

◆バルとシャスの関係を後押ししつつも利用する点で、ザガンはただの友人じゃなくて悪友なんだなと思うし、ザガンらしいなあと。

◆レイチェル本編登場おめでとー！

◆ユーティライネン兄弟、ずれてるけどバルシャス把握してくれてありがとう。

【感想】ファンボ（信仰の～）※とてもおいしかった。





◆元よりゴメリ、マニュエラと同等レベルのレイチェルさすが。

◆バルシャスのもだもだは主の奇跡。
幽霊屋敷のあれを思い返すとほんとそうな気がしてくる。

◆宗派ってか周波数が合うだろうなとは思ってたぜ！

◆年下の子らに微笑ましく語られてるバルよ…聞いててこっちが恥ずかしくなってくるが？？

◆バルシャス髪飾りのことは誰にも話してない？？じゃあ聞かれても本人たちはそのたび濁してたってこと？
しどろもどろになるシャスがいたのかなかわいいね。
まあ特典でのフォルみたいに、簡単に察しがついてるひとも多そうだけど。

◆レイチェルの気配の消し方やばいな、先祖はアサシンか？
出血量もすごそうだなあ…ジャ○プキャラ並に出血してそう。それでいて超元気なんだからねえ。普通の女の子という枠に止まらないのは確実。ほんと強い。

【感想】１５巻の悪友コンビについて※見どころ多すぎたのでとりあえずあの部分に関しての感想まとめ。





なんだただの男子の会話か。
いっぱい二人で喋ってて楽しかったな。

バルのポンコツの重症化が露呈したというか…君はどこまでギャップを広げたら気が済むの？
しかし若者たちの色恋沙汰に命運がかかっているまどめワールド、今後も事件はたくさんあるだろうけれどそれだけで平和って感じがする、うん。

バルの抗議にめちゃくちゃ申し訳なさそうに謝るザガンとか今後拝めるかわからないよね、貴重！
バルに対しては、
「なにやってるんだお前は」
ほんとこれ。これよ。
でも髪飾りの渡し方でそんなに後悔してるとは思わなかったな…もっと贈り物ぽく渡したかったなんて真面目かよ。そいういうとこ好きだよ。

お昼のワカメとポンコツ。※無計画に会話させてったら、悪ポン時期（夜会後～エルフの里前）くらいの雰囲気になった、ような気がする。





　時刻が正午をまわる頃。
　給湯室で昼食前の手洗いを済ませてきた少女は、いつもよりすっきりしている執務机を見て、どうやらご満悦のようである。
　今日は書類の量が比較的少なく、はかどった分の束は先ほど三騎士の一人が持って行った。机の端に寄せた残りの書類は、午後からゆっくりやっても勤務時間内に余裕で捌ける程度だろう。
　机の上には他に、小間使いが執務室を出る前に淹れた紅茶と、紙袋が置いてある。
　椅子に腰かけた少女は、書類仕事で凝り固まった体をほぐそうと、両手を上げて伸びをした。
　直後――その腹から「ぐきゅぅ～～」と、ずいぶん間の抜けた音が鳴る。

シャス誕文の補足あれこれ=====





ブルーベルの花言葉
変わらない心、不変、いつどんなときも

ブルーベルの群生地
🇧🇪にあるハルの森を参考にさせていただきました、めちゃくちゃキレイ。
実際はきちんとした観光地で、手入れがされています。
踏み荒らしちゃだめだよ。



元々はバルバロス視点でメモしていたものを、シャスティル視点の誕生日文として書き直しました。
わがまま云々は前についったで呟いた台詞で、いつか使いたい〜と思っていたもの。

バル、花言葉なんて知らないだろうけど、なんかこう、知らないままに意味ピッタリなもの選びそうな気がする。
髪飾りも色々意味あるみたいですが、髪飾りを贈る深層心理が「これからも長く一緒に」だそうですねプロポーズかな？

10巻2章あたりのワカメとポンコツ。※教皇崩御の時期について調べようとしてるところを妄想。





　司教の礼服を纏う少女は、とある部屋の扉を開けた。
　小さな窓一つの空間は夕刻を過ぎているせいでいっそう暗く、用意した灯りがなくては心許ない。空気が籠りやすいのか、ほんのりとかび臭いにおいが鼻孔を刺激する。
　少女はにおいよりも暗さが苦手らしく、おっかなびっくり歩みを進めていた。
　そんな様子を足元の影から眺めていた魔術師は、少女の背に声をかける。
『おい、ポンコツ』
「ひいいっ？！」
　束ねた髪まで飛び跳ねるくらいに驚き、情けない悲鳴を上げる。勤務時間外ではあったが一応「職務中」状態のため、かなり控えめな悲鳴だったことは褒めるべきかもしれない。
「バ、バルバロス！　いきなり声をかけないでくれっ」

ワカメとポンコツとミカン。※時系列はゾーンイーター君に食べてもらった（あまり考えてない）





　夜の帳が下りる頃だった。
　バルバロスは影を通して、自分の護衛している少女がまだ執務室にいることを確認する。
　――あいつ、残業か？
　ずっと影は繋いでいたが、今日は一日、バルバロスの方も用事があってあまり様子を窺っていなかった。事前に伝えてあったため、向こうから声をかけられることもなく今の時間に至る。
　一応、直接顔を見ておこうかと、バルバロスは影に潜った。



　執務室のソファに腰かけた少女――シャスティルは、ちょうど茶色い紙袋に手を突っ込むところだった。
「あん？　なんだそりゃ」
　来てみれば仕事自体は終えていたらしく、シャスティルは「職務中」の雰囲気を解除している。

ワカメとポンコツを夕日に染めてみたかった。※悪ポン一話にある空中エスケープを採用してますが、自覚症状がだいぶあるバルバロスなので、時系列はわりと最近と思っていただければ。





　傾く太陽が空を橙に染める時刻。
　キュアノエイデスを一望できる大聖堂の頂上――高くそびえ立つ塔に、神を讃える場所には似つかわしくない風貌の男がいた。
　本来なら長く狭い螺旋階段を上らなくては辿り着けない塔のバルコニーだが、魔術師である男には関係ない。
〈煉獄〉の通り名を持つ魔術師――バルバロスは、影さえ繋がればどこへでも行けるのだから。
　しかし、なぜこんな場所にいるのかといえば、他の街から派遣されたらしい好戦派の聖騎士と出会ってしまい、戦闘を回避したためだった。元来のバルバロスなら面倒な相手は亜空間送りにしているところだ。最近それをしないのは、自分が護衛している少女が聖騎士長を務めているからである。揉め事を起こすと雇い主の悪友にも殴られるだろう。