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    miNa1423

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    miNa1423

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    オメガバースでアオオモ。
    カブユウで書いたオメガバと設定似てるなと書きながら思った。
    独自設定で、細かいこと考えていないけど、半分ぐらいは書いた。
    完成するかは微妙。

    オメガバ アオオモ父と母に伴われて入った部屋は、どこかの国のお姫様の部屋かと思うぐらい豪華でかわいらしい部屋だった。
    「オマエが、噛めば、俺たちはカントーに帰れる。もう、このお嬢様と会うこともない」
    父が自分の肩を押して、言った。
    「貴方が噛むだけで、この方は誰かにおびえずに生きていけるの。生きていく上での危険が減るの。貴方がこの方を助けるの」
    母の必死めいた声が聞こえる。
    自分が近づいたせいだろうか、ベッドで横になっていた少女の目が開いた。
    夜空の色。星の瞬きまで再現した、美しい夜空の色。
    彼女はふわりと幸せそうな笑みを浮かべると、自分に手を伸ばした。まだ10才になったばかりの少女の手は心許ないぐらい華奢だった。
    「・・・あいたか・・・」
    会いたかった。そう言い切る前に、彼女の瞳は閉じられ、意識を失ってしまった。
    「君は本当に何も感じないのだな・・・」
    ひどく落胆した声でつぶやいたのは、彼女の父親だった。彼女と同じように整った顔立ちの男性は、彼女を抱えるとその長く不思議な色をした髪をかき分けて、細いうなじを自分の前に差し出した。

    なんて、むごいことを・・・

    表情にでていたのだろう、父親はつらそう顔をしかめる。
    「番に愛されないと知って生きていかなければならないんだ。せめて一度、君の痕跡を残してもらえないだろうか」
    「自分にはそんな無責任なことは・・・」
    「この子は僕たちが愛情を持って育てる。僕たちだけじゃなく、たくさんの人からも。そして、このこにはたくさんの人愛するように、教えていくよ」

    「だって、君はこの子を愛せないだろう?」

    気づけば隣にいたはずの両親がうずくまって、何かに耐えていた。ベータである二人ですら、彼女のヒートにあてられているのに、自分はなにも感じることすらできない。
    アルファだと診断されたが、先天的欠陥のためかフェロモンを感知できなかった。ラットになったこともない。アルファとしてのカリスマ性も支配欲も特段秀でたところもない自分だ。

    確かに自分では彼女は愛せない。それでも、できることがあるとすれば、

    か細いうなじに口を寄せて歯を立てる。

    「ありがとう」
    彼女の父親が優しい声で語りかけてくれたが、あまり聞いていなかった。
    一瞬、一瞬だけ、全身に震えるほどの多幸感が染み渡ったのが信じられなかった。

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    モンハン(ライズ)クロスオーバーカブユウ。
    太刀使いカブさんと新妻受付嬢ゆちゃん。R18です。
    地雷ない人向け。いろいろ荒い
    早朝、中庭から水を使う音がする。伏していた床からはたと起きて、ユウリは障子の先を見やった。朝の光がしらしらと障子紙を照らし、部屋は薄明るい。着崩れた浴衣の襟元を整えながら立ち上がり、裾を払って障子を開け縁側に出た。
    雨は昨晩まで続いていた。庭木の一つ一つに名残りの雫が宿って、燦然と朝日を反射している。
    庭の右手には井戸があった。見れば夫の姿もそこにある。裸の背が清水に濡れている。伺う端から夫は、汲んだばかりの井戸水をがばと被った。
    肩のあたりから湯気が昇るようだ。ひどく張り詰めているのが分かった。早々、狩りに出るつもりなのだ。ユウリは声をかけず、黙ってその一連の動作を見守る。二度、三度、夫は繰り返し水を浴び、最後に深く長いため息をついて
    「使うかな」
    背を向けたまま低く言った。
    「ごめんなさい」
    ユウリは身を縮める。
    ほつれた襟足の毛を慌てて整えながら、
    「邪魔するつもりでは」
    「…大丈夫だよ」
    カブはたちあがり、水気を拭ってからこちらにやってくる。
    「起こしてしまったかな」
    首にかけた手拭いを掴みながら、微笑んだ。
    「いえ、その」
    「無理はしなくていい」
    ユウリは、思い切って尋ねた。 4055

    TokageIppai

    DONEカブユウというかカブ←←←ユウなバレンタイン小話。つきあってない。
    男女カプはじめて書いた……お口に合えばどうぞよろしくお願いいたします。
    ※ユウリちゃんの言動がキモオタのそれです
    カブさんにバレンタインチョコを渡しに行くユウリちゃんの話 バレンタイン。それは冬の終わり、大切な人にチョコレートを贈るイベントである。もとはカントーだかどこかで始まった風習らしいが、ここガラルでも徐々に──主に若者達の間で──浸透してきている。私もマリィと一緒にチョコを作って、ホップとビートにプレゼントした。ホップは勉強の合間に食べるぞ! とすごく喜んでくれたし、ビートも彼らしい憎まれ口を叩きながらもちゃんと受け取ってくれた。ジムチャレンジが終わってそれぞれの道に進んだあとも、こうして彼らとの付き合いが続いているのは本当に嬉しい。
     ところで私にはもう一人、チョコレートを渡したい相手がいる。エンジンシティのジムリーダー、カブさんだ。
     カブさんへの気持ちが恋なのか、と聞かれると、正直よく分からない。そういう関係になるにはあまりにも生きてきた時間の長さが違いすぎるし、想像しようとしてもうまくできないのだ。そもそもこんな子どもに言い寄られて本気にするほど、常識にとらわれていないタイプの人だとも思えない。そういうところも含めて好きなのだ。
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