男前とヘタレと勘違い「寧々のこと…どう思う？」

目を伏せて、類をよく知らない人には分からないだろうほど少しだけ頬を染めて言うその男に、全てを察した。
いや、わかってはいた。なんとなく気付いてはいた。
オレにも好きな人がいるから、同じような視線を送るこの男の気持ちに気付かぬほどオレは鈍感ではない。本人は保護者面をすることで隠しているつもりだったのだろうが。
そんな男がついに、ついに相談を。
感極まって目に涙が浮かびあがるのと詳細を問い詰めたくなる気持ちを必死に抑え、頭をフル回転させる。
やっと打ち明けようとしているこの大事な仲間であり友を応援をする以外にやることなどないが、この言い方ならおそらく、オレが寧々に好意を抱いていないかの確認を先にしたいのだろう。

【冬彰】Room No.9（一）生命在他里头，这生命就是人的光。光照在黑暗里，黑暗却不接受光。


——《新约·约翰福音》第1章





冷。


东云彰人半梦半醒时，手指头微微动了动，却只剩下这样本能的身体意识。


他在哪里。圣殿战场，还是敌营？


从“松饼”背上跌落后，被重剑架在脖颈上的感觉还历历在目。他被眩晕所牵制，连头都抬不起，只能听着陪伴了他数年的白马长叫了一声，热流溅了他满脸。


“——松饼！”


东云彰人试图爬起身来。


然而，头顶如同当头重击一般，眼前铺盖而下的黑暗让他瞬间就失了神。




青柳冬弥不知道自己是怎么来到这里的。


“咖啡”跑得太快，过大的风沙让他迷失了方向。他皱了皱眉，只能朝着方才听到的声音一直往东走。


不等青柳冬弥能视物，攥着马鞭的手就不由自主松了力道，让他停在了广袤的原野上，身体也逐渐轻盈了起来。随行的士兵在他身后惊呼了一声，但很快他就陷入了意识全无。