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    GOMI7188

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    GOMI7188

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    snbn⑥ Sonny side*


    「よぉ! よく来てくれたなサニー!」

    既にできあがっているミスタに勢いよく抱きつかれ、ほんのりと酒の香りが漂っている。
    勘弁してくれ...と思いつつ、昔ながらの友人を粗末にできるほど冷徹ではないため、大人しく抱きつかれた肩をポンポンと叩いてやる。


    「はいはい、サニーが困ってるからそこまでにしときなよ、ミスタ。 」


    助け舟を出してくれたのは、このシェアハウスで唯一の常識人であり、話が通じるシュウだった。
    彼が居なければ、ルクシムのメンバーを誰も制御できないはしないだろう。


    「前回ぶりだね、サニー!調子はどう? 今日は一段と盛り上がってるからいつもの倍ほど騒がしいけど、ゆっくりしてってよ」

    ミスタがしょぼくれながらサニーから離れると、今度はシュウに抱きついてご機嫌になっている。
    その姿は、普段のツンと澄ましている彼からは想像できないだろうが、酒を飲むと大体こうなるため、いつものように楽しく飲んでいるのだなと微笑ましくなる。


    「...助かった。はい、これ」

    「ん? あぁ、そんなのいいのに。でもありがとう」

    手土産で持ってきたワインを渡し、既にどう理由をつけて帰ろうかを考え始めていた。

    こういう場が嫌いなわけではないが、酒が入ると後に響く。
    あまり自分はアルコールに体制がないらしく、いつも軽めのものしか飲まないため、場の雰囲気に馴染めていない気もするのだ。


    ───それに。
    最近になって、何かと自分の周りをうろついている人物が、もしかしたら現れるのではないかと考えるだけで、胸の奥がざわついた。

    何故、癇に障るのかも分からない。

    何故、気になるのかも分からない。


    ただ、目が合えばうつむかれ、顔を逸らされることに、何故かイラついた。


    来るかも分からない相手だが、癪に障る相手になどプライベートで会いたくはない。

    気心知れた友人達に少しだけ付き合って、すぐに帰る。

    そう決めたはずだった。





    * * * * *






    ───ぼんやりとした視界で、目の前がゆらゆらと揺れている。

    恐らくは、自室のベッドでまどろんでいるのだろう。考えれば考えるほど瞼が重たくなり、意識が遠ざかっていく。


    しかし、何か特別なものを手に入れたという底知れない幸福感があって、自分は〝それ〟を決して逃がすものかと強く思っているようだった。
    今までにないほど...人生で一番といっていいほどの感覚に、自分でも驚いている。


    「.....................さい」


    近くに感じるぬくもりが、近づいては離れ、ぽつり、ぽつりと震えながら切なく何かを懇願している。

    ...何も心配することはないというのに。これから何もかも自分の手の中に閉じ込めるというのに。


    「ぼ、ぼくを、お嫁さんにしてください...」


    重たい瞼はとうとう閉じられ、夢の世界へと飛び立つ。

    最後にしっかりと聞こえたその声は...耳にほんのりと残ったぬくもりは、ゆっくりと遠くへ去っていった───



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    loca_insane

    MOURNING🇯🇵オフでの🟡🟠妄想。当時の🟡のポスト見ないとわかりにくいです。
    🐹式の並びだといつも🟡🟠が離れちゃう悲しみと、🟡のぱへ°の並べ方から見えた💞からできたもの。らくがきみたいなものなので誤字脱字あったらすみません
    きみのとなり(僕もサニーの隣に行きたいなあ。この並び会社から決められてるから仕方ないんだろうけど)

    収録中、楽しく会話をしていてもちらちらと気にして見てしまう眩しい金髪にまた目を向ける。
    自分との間にいる浮奇に近寄ったりすりすりしたりと楽しそうな姿が視界に入り、誰にも知られないように少し眉を下げた。

    (隣にいれば肩を触れ合わせたり、あんな風にすりすりしたりできるのにな。…でもサニーは何も気にしてないみたいだ。まあ、会話はできるもんね。仕方ない、仕方ない…)

    自分に言い聞かせながら口に含んだ水は先ほどより苦い気がしたが、ふる、と頭を振ってアルバーンは再び会話に参加したのだった。





    冷房が効いた店内は、人が話す声と厨房から聞こえる調理の音で騒がしい。個室にいても声が大きい人間が何人もいるためか小声で何か言っても聞こえなさそうだなとぼんやり考えながらサニーは手元の炭酸水をあおった。
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