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    @chierumaji

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    @chierumaji

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    状態異常マス〜混乱A▽〜
    ※ギャグです。※ギャグです。(クソデカ)
    ※キャラ崩壊があります。
    ※なんでも許せる方向け

    ちなみに、タイトルと本文は関係ありません。

    死んだと思ったら目の前に大量の生きたもりのようかんがいた前回までのあらすじ(前回なんてない)
    イベントでダブルバトルをしていたA▽。
    その時、ダイレクトにポケモンの技をくらってしまった!!!

    「クダリ!!大丈夫ですか!?」
    ライモン中央駅に着き、扉が開いた直後、乗客によって座席に横たわらせられていたクダリにノボリは駆け寄った。
    ちょうおんぱの影響で目を回してしまったようだ。
    「お客様、彼を介抱して頂き、ありがとうございました。お怪我はございませんか?」
    「あ、いや、ないです。……あの、大丈夫ですかね……」
    そのトレーナーは申し訳なさそうな顔をして、横たわっている白いサブウェイマスターを見つめる。
    その顔は制帽で隠れていて見ることはできない。だが、胸が上下に動いていることから、呼吸はきちんとしているのだろう。
    「大丈夫です。私達、それなりに身体は強いので。」
    安心させるかのように、素敵なスマイルを向けると、トレーナーはほっとした顔をしていた。

    乗客を見送った後、てつどういん達は担架を持ってきて、彼を運ぼうとした時、クダリは少し身じろぎをした。
    「っ!クダリ!」
    すると、制帽が床に落ち、うっすらとクダリは目を開いた。
    しかし、その目はどこか、焦点が合っていないような、虚なような雰囲気だった。

    「クダリ?私の事分かりますか??」
    クダリの背中を支え、上体を起こしてやると、ちらりとその銀の眼はノボリを見つめた。
    そして、その薄い唇を開くと、彼はつぶやいた。


    「………にゃんにゃん」

    「……………え?」

    クダリから思いもよらない言葉に、マメパトが豆鉄砲食らったかのような顔をしてしまった。

    「クダ、クダリ。あの、」
    「バナナは焼くと魚になるからちくわは飛んでいくよ」
    「はい????」
    よく見ると、クダリの目がおかしいことに気がついた。
    「これ、は」
    「…………ぁは、ふへ」
    クダリはよくわからない笑い声をあげて、ぱたっ、と意識を失ってしまった。

    ーーーーーーー
    クダリが受けてしまった技は、『ちょうおんぱ』だったようで、こんらん状態になってしまったようだ。
    幸い、錯乱したり、パニックになってしまったりは無いが、会話が成立しなかったり、訳の分からない行動を繰り返してしまうのだ。
    だが、時間経過とともに治るようなので、しばらくは様子見ということになっている。

    自宅に置いておくと、何しでかすか分からない事もあり、ノボリが仕事をしている間、使われていない会議室に水とお菓子を置いて鍵を閉め、クダリを待たせることにしているのだ。

    「クダリ、良いですか?ここで待ってるのですよ?」
    「バチュルのこえまねできる。」
    (………通じないですね。)

    通じないことはわかっているが、念のため伝え、会議室を出て行った。

    ーーーーーーーーーー

    「ねぇ、A▲。A▽は?」
    なんとタイミングの悪い、なんて素直に思ってしまった。
    「少し体調を崩したようでして」
    「でも、さっき、いたよね?」
    「…………そうでした?」
    なんとなく、彼にバレると碌なことがないと思い、誤魔化そうとした。
    「ぼくのノボリに、A▽に渡してほしいもの、あるって。おつかい。」
    と言って、G▽はファイルを取り出した。
    「これ、A▽に直接って。」
    「………」
    少し困るA▲。
    「……………もしかして、なにか、隠してる?」
    「いえ。今あの子は手が離せないので、こちらは後日でも宜しいでしょうか?」
    というと、渋々G▽は引き上げていった。

    (絶対、隠してる。見つけてやるから。)
    そう思い、ギアステーション内を探し回るG▽だったが、ふと、事務室の壁にかけられている鍵のところを見ると、一つ、会議室の鍵が無くなってるのに気づいた。
    使われている理由欄を探すが、“立ち入り禁止”としか書かれていない。
    怪しいと思い、こっそりスペアの鍵を盗み…….いや、“借りて”その場所に向かい、鍵を開けた。
    「っ!!G▽様!!」
    「あっ」
    タイミング悪く、A▲に見つかってしまったG▽だったが、時既に遅く、ガチャっ!!と勢いよく開けられた。
    「A▽ーーーッ!!」
    その時、ちょうどドカッ!と何者かが飛び出してきた!!
    G▽の鳩尾に当たった!!
    「ぅげっ……!!」
    G▽はそのまま後ろに倒れて、馬乗りになるようにぶつかってきた人物が乗っかってきた。
    「???」
    それは、不思議そうな顔をしているA▽だった。
    「え???A▽?」
    すると、A▽はその口を開いた
    「ギアルギギアルギギギアル〜」

    「…………………」
    「…………………………」

    「………業務連絡〜!S▽〜!!!」
    「やめてください!!一番面倒くさそうn」
    「あのね、なに」
    廊下に置かれている長椅子の下から、S▽がにゅるりと現れた。
    「何故いるんですか、というか、どうやって」
    「あのね、おもしろそうなところに、ボクはいるよ。」
    S▽はがっしりとA▽を肩に担ぎ、G▽と共にダッシュで逃げ去った。

    「………。………………っ!待ちなさい!!」
    嫌な予感を察知し、A▲は走り出した。

    ーーーーーーーー

    S▲は、ドスドスと不機嫌そうな足音を響かせながら、廊下を進んでいた。

    (全く、何が“面白そうな気配を感じた”ですか。とっとと仕事を)
    と思い、Aマスのところのギアステを練り歩いていると、長椅子に座る白い姿を見かけた。
    そちらの方に行くと、そこにいたのは真面目な白い彼だった。
    不真面目な白い弟の所在を知ってるかもと話しかけることにしたS▲。

    「こんにちは、A▽様。突然ですが、私の▽を」
    「公園にパソコン咲いてんだ」
    「…………はい???」
    「いかりまんじゅうは将来人間の兵器になるよ」
    A▽は訳のわからないことを呟いていて、S▲は軽く怯えていた。
    「あ、の、A▽、さ、ま??」
    「うん、ちがう」
    そういうと、ケラケラと笑い出した。
    「え、怖いんですが、本当にA▽様、ですか…??」
    するとピタッと止まり、じーっとS▲を見つめて、ガタッ!と立ち上がり走り去ってしまった。
    「あっ!待って、A▽!」
    自動販売機の影から思わず出てしまったG▽。
    「あのね、ばれるよ。」
    「あ」
    「……………どういうことか、説明なさい。」
    「クダリ!クダリ!!どこですか!!」
    すると同時に現れたA▲。
    「あっ、やば。」
    S▽はG▽を盾に逃げ出そうとした。


    「………あのね、線路出して捕まえないでよ。」
    「それどこにしまってるの…?」
    「そんなことより、私のクダリはどこですか。」
    二人を正座させ、ついでに何故かS▲も正座し、A▲と話していた。
    「あっちに走ってった。」
    「責任持ってクダリを捕まえてくださいよ?」
    「あのね、せつめいしてよ。なんでA▽あたまおかしくなってるの?」

    【説明タイム】

    「大丈夫、それなら、1日有れば戻る。そろそろ戻るよ。」
    「何故知ってるのですか……」
    「この間、『クダリ、あやしいひかりで眠気覚めますかね。』なんてぼくのノボリ言ってて、それしたら、『私!ヒスイの地でバトルを広めます!!』とか言い出s」
    「あのね、早く探さないと、被害増えるんじゃない?」
    はっ!と気が付き、四人は走ってA▽を探し回る。


    「……?おや、A▽さま?」
    G▲がシングルトレインに向かっていると、誠実な白い別世界の弟がいることに気がついた。
    彼は廊下に膝を抱えて座り込んでいた。
    「A▽さま。このような場所でどうされたのですか?」
    目線を合わせるために、隣にしゃがむと、A▽は顔をチラリと上げて顔を見つめてきた。
    (………、この目……。)
    「A▽さま、もしや」
    「………」
    ボソボソと何かつぶやいた。
    「…………A▽さま、もし言いづらいというのなら聞きませんが、何か」
    「【自主規制】。」
    「……………は、い?」
    「【とんでもない自主規制】。」
    “あの”A▽からとんでもない発言が出た。
    「ノボリ!A▽捕まえて!!」
    バタバタと足音が聞こえ、弟の声が聞こえた瞬間、G▲は直感でA▽を捕まえた。
    すると、A▽はするりと抜けて、G▲のネクタイに手をかけ、するすると解く。
    「……………え」
    「「「「え?????」」」」
    A▽がG▲を押し倒し、ボタンに手をかけ始めたのだ。
    「A▽、さま…????」
    「マラカッチの棘にヒウンアイスくっつけたい」
    訳のわからないことをぶつぶつとつぶやいているA▽。
    全く理解できないG▲は、訳のわからないままボタンを外される。
    「あのねあのねにゃんにゃんはわんってないてぴーって鳴いて【自主規s」
    「クダリぃぃぃぃいいいいいい!」
    A▲はとびひざげりを繰り出した!
    A▽は避けた!!
    A▲は倒れた!!!
    「兄さぁぁぁぁぁぁあん!!!」
    「あのね、なんでA▽のまねしてるの?」
    「なんか、言った方が面白そうかなって。」
    「A▲様の犠牲は無駄にしません……」
    S▲は尊い犠牲に祈りを捧げた。
    「わた、くし、しんで、ませ……」
    そしてまた乗っかってきたA▽。
    「あの、A▽さま、」
    「ふふ、へ、兄さ」
    その時、ぱちり。と、A▽は瞬きをした。
    「…………え…?僕、は」
    はっと、自信の尻の下に暖かさを感じて、下に目を向けると、ワイシャツのボタンを外され、困った顔をしているG▲の顔があった。
    A▽はG▲の腹部あたりにまたがっていたのだ。
    「え、G▲、さん……???」

    その時、フラッシュバックのように、脳内に記憶がなだれ込んできた。
    「うぐっ…!!」
    A▽はG▲の上に倒れ込んできた。
    G▲は優しく支えてやる。
    「ぁ………ぁぁあ……!!!」

    そして、自分の痴態を全て思い出した。

    「ごごごごごごごめんなさい!!!」
    ばっ!!と起き上がり、ワタワタと慌てる。
    すると、G▽、S▽はにやにやと笑みを浮かべ、S▲は小さくため息をついた。
    「ああああの!!!」
    「クダリ………あなた、私という兄がおりながら、G▲様の方が良いのですね………」
    「違う!!誤解だ!!!」
    「これからはG▲様にお兄様になってもらってくださいましっ!」
    わぁんっ!なんて嘘泣きしながら走っていった。
    「違う違う!!!」
    立ち上がろうとしたが、体に力が入らずへたり込みそうになった。
    「A▽さま、大丈夫ですか?」
    G▲がA▽を優しく抱きしめて、支えた。
    (ぁぁぁぁあ兄さんに近い体格で体温で素肌で抱きしめられて良い匂いで雰囲気そっくりでぁぁぁぁぁああああ!!!!)

    限界だったA▽は顔を真っ赤にして気を失ってしまった。

    ということで幕を下ろした騒動だったが、それからしばらく、G▽とS▽にいじられ倒すA▽だった。
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