メドショカDom/Sub #2 没 後ろ髪を梳くように撫でられるとふわふわとした心地になる。
体を包む暖かさで意識がまどろむようにぼやけていく。
「撫でられるの好き?」
「ン、すき……」
俺も撫でるの好き。こうして抱きしめるのも大好き。
穏やかな声を聞く度に、手足がふにゃふにゃになっていく。力が抜けて体を起こしていられない。ずるずるとメドキに体重をかけ始めたところで、軽く背中をたたかれて意識が戻った。
「ショーカ、頑張って」
「う、ごめん……」
「いや俺はめちゃくちゃ嬉しいんだけど……」
「んん……」
背中側に枕を挟んでもらい、壁に背を預けてゆっくりと深呼吸する。ようやくまともな思考が戻ってきたところで、口元によだれが垂れていることに気付いて慌てて拭った。メドキを見るとにやにやしている。本人としてはバツが悪そうな顔をしているのだろうが、口元のにやつきを隠しきれてない。じっと見つめると露骨に目が泳いだ。
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