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    sio200106

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    sio200106

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    色々混ぜて見たら、こうなったというお遊び小話?
    まあ、没なので気にせず笑っていただければオケオケ。

    美味シンジ。 Q。
     ネルフ本部にて、プレートに乗せられたご飯が出てくる。

     シンジくんは、仕方ないと言った表情でカトラリーを手にとり、ひとすくい。
     そしておそるおそる口へと運ぶ。

     ピキーン!

     何かが身体を走ったシンジ。食事をしていた手を止める。

     そしてプレートをもち、部屋の出入り口へと向かう。
     なぜか扉がスライドして開く。
    「やあ、碇シンジく……」
     カヲルが様子を見に来たようだが、シンジが黙ってカヲルを押しのけると、廊下をズンズンと歩いていった。
    「シ、シンジくん?」



     元司令室
     そこにはケッタイなゴーグルをつけたアゴヒゲ親父と詰め将棋の本を読んでいる冬月が居た。
     彼らは暇を持て余しているのか、何かをするわけではなく淡々と時が過ぎるのを待っていたようだ。

     そこへ……。

    「ちょっと邪魔させてもらう」

     なぜかぶっきたぼうな態度のシンジ君。
     手には一口だけ手が付けられたアレな食べ物。

    「なんだ、シンジ。今はまだその時ではない」

     凄んでは見たものの、シンジがここまでやってきた理由がいまいちつかめないアゴヒゲ。
     シンジ君はそんなアゴヒゲを居ないかのように無視して、冬月の元へ向かう。

    「おや?」
    「これを作ったのは、あなたですか?」
    「あ、ああ。そうだが……。口に合わなかったかね?」
    「ふふ、俺が本物の食事ってものを見せてやろう」

     そう言うとシンジはキッチンを借りて、先ほどのアレな食事を器用に調理し直した。

     そして

     プレートの凹みを埋めていただけのアレな食材が、シンジの手によって、次々と形成されていき、それはまるで唐揚げ定食を作り上げていた。

    「こ、これは!!」
    「ふふ。これが俺なりの本物の食事ってやつだ」

     そう言うと、シンジは冬月に食べてみるよう勧めた。
     おそるおそる箸をつける冬月。
     そして、先ほどまでアレな食材から作り上げた唐揚げとおぼしき形をした物体。
     それを口へと放り込むと……。

    「な、な……」肩をふるわせる冬月。
    「どうした冬月」アゴヒゲは、腕組みをやめ、冬月をみる。
    「なんちゅうもん食わせてくれたんや。山岡はん……じゃなかったシンジくん。これは箸が止まらんで」


    「ふふ。海原雄山。俺の食事を超えてみせるんだな」

     捨てぜりふを海原……じゃなかったアゴヒゲに投げると、シンジは元司令室を出ていっった。



    <おそまつ>

     一方そのころヴンダーの艦橋では。

    「ミサト! ネルフ本部でシンジくんの料理反応よ!」
    「これより本部を急襲します!」

     と、やりとりがあったとかなかったとか。

    <おわれ>

     没パート
     エヴァ2号機改の中で響く警告サイン。
     表示された内容を見て、驚きの表情のアスカ。

    「!! 存在しない筈のシンジの料理が!?」

    <ほんとに終わり>
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