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    SaikoR_60

    @SaikoPz_7

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    SaikoR_60

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    シャッフルの時、もしかしたらこんな話してたんじゃないかなっていうサカ零民である私の妄想を文字にしたもの
    一応小説にしてるけど最初はほぼほぼ台詞のみ
    登場人物は一郎と盧笙のみ
    盧笙が零に対してとんでもクソデカ愛持ってます(そんなサカ零が大好きなんです、すんません)

    #サカ零
    #盧零
    luzhong
    #ヒ腐マイ
    hypmic bl

    家族と仲間「お疲れ様、一郎君」
    「あ、盧笙さん、お疲れ様です」
    「えらい疲れたなぁ…」
    「そうっすね、さすがにきました…」
    「でも楽しかったわ」
    「俺もです!……あ、あの、盧笙さん…」
    「なんや?」
    「…親父、どうですか、何か変わりありました か…?」
    「あぁ零なら相変わらず簓と勝手に家上がり込ん で飲んどるばっかや」
    「ははっ、大変っすね」
    「俺ん家は飲み屋ちゃうっちゅうに……急にどな いしたん、零のこと聞いてきて」
    「いや、実は…DRBの後、考えたんです、このま まじゃいけないって。弟たちのためにもちゃん と親父と向き合わなきゃって…だから、その、 まぁ俺もわかんないっすけど、これからもっと 関わっていけたらなって思って…」
    「…そうか、できたらええね」
    「はい!ほんとに今日はありがとうございまし た、またイケブクロに来てください!今度は簓 さんも、ゆくゆくは親父も…全力で歓迎しますよ!」
    「うん、考えてみるわ」
    「ありがとうございます!明日頑張りましょうね!!」
    「うん頑張ろな!なんや、喉乾いたから、何か飲みもん買うてくるわ、一郎君何がええ?」
    「え!?いいんですか?」
    「うん、ええよ」
    「え、じゃあ、お言葉に甘えて…コーラでお願いします!」
    「コーラな、わかったで」
    「ありがとうございます」
    「ほな、行ってくるな」
    「はい、お気をつけて!」

    「ふー…」
    「…向き合わなきゃ、か…」
    そう言った時の一郎君の眼、零そっくりやった
    覚悟を決め、強い意志を持った眼
    零と同じ翠色に輝く眼──

    きっと一郎君のことだから、たくさん考えて決断したのだろう
    あの眼を見れば、ひしひしと伝わってきた
    でもな、覚悟決めてもらったところ悪いんやけど──

    それ、無理やわ

    やって、もうとっくの昔に、零は

    "俺ら"のモンやねん

    あの日─零が俺たちに息子について話してくれた、あの日
    あの日を境に俺らは零に執着するようになったんや

    零言っとったで、俺はあいつらの父親やないって、俺に父親なんて名乗る資格なんてないって、山田零はもういない、父親に戻るつもりもないって
    むっちゃ辛そうに話しとったわ…
    だから、言うたんや
    俺らが知っとる零はただ一人、"天谷奴零"だけやって
    零の居場所はここ、オオサカ、どついたれ本舗やろって
    山田零とか父親が〜とかどうでもええ、ただ俺らが知っとる天谷奴零がそばにおってくれたらええって
    そう言うたらな、零、泣きそうな顔で笑って、優しく『ありがとう』って言ったんや
    その時確信したんや、ああ零には俺らが居らんとあかんって
    やから、それからは、とことん零を甘やかしてやった
    段々な、自分の気持ち、隠さず言うてくれるようなって、ありのままを見せてくれるようなって、俺、それがほんまに嬉しくてなぁ
    ──もっと甘やかしたんや
    俺らにほんとの事言うてくれてありがとう、大丈夫やで、零には俺らが居る、一人で抱え込むことないでって

    ずっと甘やかしたんや


    嬉しかったで、零が俺らのモンになった時は
    簓とこっそり祝杯してもうたわ

    やからな、零は俺らに依存しとるから、息子と向き合うとかもう無理やねん
    もしかしたら、それも俺らに求める材料になってまうかもな

    まぁ、それでも零と向き合いたいっちゅうなら、別にかまへんで
    でもそうなったらこっちも容赦せんからな
    たとえ相手が血の繋がった実の息子でもな…

    「…零」
    漏れてしまった愛しくて愛しくて堪らない人の名前

    「…はよ、会いたいわ…」
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