戦争生徒(始まり)みんな死んだ
人のせいで、差別のせいで、戦争のせいで、欲のせいで
僕のせいでみんな死んでしまった
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僕は魔法使い、最も愚かで不気味な存在だ
この世界は2つの生き物がいる
人間と魔法使いだ
魔法使いとは体内の血液に魔力を含みそれを魔法に変えて放出する特性を持ち、親が魔法使いの有無関係なく誕生日する
それは産まれた時から魔力を持つ先天性とある日突然魔力を持ち始める後天性で別れるが関係なく人間からは魔を仕える化け物として恐れられ罵られてきた
魔法使いは差別される
どんなに心優しくてもどんなに幼い子供でも
魔法使いになった以上それらは友人からであろうと親からであろうと一切認識されずただの化け物になる
それがこの世界の常識
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ある日魔法使いがとある施設に集められた
親に引っ張られこの施設に連れてこられたら、なんでもここは学校らしい
村の子達が束ねられた紙を持って行っているのを見たことがある
確か知識や体力を身につけるために通うのだとか
でもなぜ急に魔法使いである僕らはここに…
他にも何人か魔法使いがいるし…お偉いさんの変な思いつきだろうか
だけどまぁ制服っていうのも渡されたり、ご飯も出るし、屋根のある場所だし、生きてはいけそうだ
これから僕らはここで生きていくのだろうか
それとも限りがある場所なのだろうか…安心して暮らしてみたいな
とりあえずまずは周りの人の事を知っていこう
「これからよろしくね…僕はフーリッシュ・アパタイト、不死の魔法使いだよ」
あの子も迎えに行かないといけないし