リアヒカまとめ
リアヒカドムサブで
ヒカリノはその貞淑さ故うまくおねだりもコマンドに従うのもできなかったけど、リアスは強引に引っ張ってくれるので「むりやり従わされてるだけ」っていう逃げ道を与えてくれるからプレイができる。
それでもプレイはリアスから声をかけるか、闇ノに付き添ってもらってもじもじ言いに行くか。
ニール、って言われてもなんか地べただし、でもすぐに座るのなんか待ってたみたいで恥ずかしいし、ってぐるぐる考えてるとリアスが立ち上がって
「いいか?お前はサブで俺はドムなんだよ、んでサブはドムに従うもの。そら、さっさと座れよ。お座りすらまともに出来ねぇのか?」
って言われてムッとして
「……出来ます、」
ゆっくりぺたんって座る。
「上出来。やればできるじゃん」
クシャって頭を雑に撫でられて、リアスも、ソファーに座り直す。
居心地悪そうなヒカリノをじっと見つめて、
「ルック」
っていう。
ヒカリノは上から見下されてるし、女の子座りでなんか待てしてるみたいだしってやっぱり羞恥からくる反抗というか、躊躇しちゃうわけ。
んでソワソワしながらヒカリノがリアスを見なきゃいけないはずなのに、リアスがヒカリノをジーーーーっと観察してる。そわそわ、そわそわ、さっきみたいに助け舟も出してくれない。んでジリジリ時間が過ぎて、ずっとこのまま?みたいな焦りが出てくる。んで、お座りしてた自分の手を見つめてた視線が少しウロウロし始めて、リアスの靴、脛、膝、お腹、って少しずつ上がっていく。でもまた自分の手に戻しちゃう。んで、キュって手を握り込むんだけどリアスは何も言わない。
カチ、って音がして、耳がピクリと動く。
少し視線を上げると、サイドテーブルに灰皿が寄せられていた。タバコ吸うんですか、こちらに許可も取らずに?と少し思考がズレて、視線が自然と上がる。吐いた煙越しのサングラス、目を凝らして、
バチって目があう。声を出すことも忘れてジッと、見つめ合う。5秒、10秒、30秒、ヒカリノの少し荒い呼吸音だけが聞こえて、背中に汗が滲みそうになったときに
「good」
リワード。ヒカリノは思わず手から力が抜けて、ペシャリと倒れ込んだ。
クラクラした。リアスはタバコをふかしたまま、ソファから重い腰を上げて、ゆっくりとヒカリノのそばに立った。ヒカリノはふうふう息をして瞳だけでリアスを見つめた。照明が眩しくて、顔はよく見えなかった。
リアスはヒカリノの顔の前にしゃがみ込んで、指の背で唇をなでた。
「rick」
舐めろ、と言われた。それはわかる、し、押し付けられているから舌を少し出すだけでそれは成し遂げられるだろう。が、人の指を自ら舐めるのは、至極、恥ずかしいことに思えて、この期に及んでヒカリノのは硬直してしまう。
少しカサついた指が催促するように唇を押す。
ヒカリノは反射的にキュ、と口を引き結んでしまい、またぐるぐる考え始める。
「できねーの?」
冷たい、硬質な声だった。突き放されたように感じて、泣きそうになった。
「んじゃいいわ」
このまま、プレイが終わってしまうのだろうか。
当然だ、なにも、上手くできなかった。いつもそうだ、プライドと羞恥心ばっかり大きくてろくに指示も聞けやしない。ぐるぐる回る自己嫌悪で、涙がこぼれそうになったその時。
「あ~~~」
至極楽しそうなリアスに顎を掴まれた。無理やり開けられた口にリアスの指が無遠慮に突っ込まれた。
ぐちゅぐちゅと我が物顔で口腔を荒らし回る指に目をパチパチさせる。
「rick」
ニヤついた顔でリアスがまた言った。
楽しそうで、力が抜けた。上顎を撫でている指に、少しだけ舌を這わす。
「good boy♡」
反対の手で頭を撫でられて、すごく幸せだった。
キュッと細められた目が、楽しそうで、なにより嬉しかった。
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なんやかんやでストリップのコマンドの話もどっかに入れたいなぁ〜〜〜。
リアスからしたら光ノのストリップはすごい恥ずかしがって一個ずつボタン外すのにも指が震えて、チラチラこちらを伺ってくる瞳がまぁ〜〜〜可愛くて虐めたくなるんだけど。
シュウとコソコソシーツの中でのろけ話してる時に、ストリップを魅せるみたいにゆっくりすると向こうも興奮してくれて〜みたいな話を聞いて光ノはショック受けるわけ。もしかして僕のストリップつまらないのでは?!って。
なまじ努力家だもんで鏡の前でストリップの練習するんだなぁ、これが。
んで、お披露目の日ストリップのコマンド出したら何時もより反応が違ってリアスは「お?」ってなるんだけど死ぬほどエッチな脱ぎ方するからびっくりする。死ぬほどエッチな脱ぎ方するくせして顔真っ赤っかで不安げな、涙の滲んだ瞳で見てくるからも~〜〜〜煽られるわけよ。可愛いわねほんに!!!!
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おいクソニート、式神寄越せや
あなたねぇ、それが人にものを頼む態度なんですか?というか、人が丹精込めて作った式神をそんなにほいほい使わないでください。どれだけ危ない橋を渡ったら気が済むんですか?
うるせぇな、ほら代金。いうなれば俺がお前のニート生活の出資者だぜ?大事にしろよ。
僕にだって選ぶ権利はあります。ビジネスパートナーに媚くらい売ったらどうです?
大きい溜息、そろそろ潮時か、と式神を引き出しから出そうとする。後ろから覆いかぶさられて、手を重ねられる。少しざらついた低音が耳に流し込まれる。
「なぁ、ヒカリノ。拗ねるなって。お前の式神には何回も助けられてんの、それがないと困るんだって、ね、俺のことまた助けてよ、頼むからさ」
ドキリと跳ねた心臓を無視して、平静を装う。
「なぁ、お願い」
重ねられた手がゆっくりと指を絡めていく。
あーーもう!わかりましたわかりましたよ!離れてください。どうぞ。
オウ。
ぱっと離れる体温に寒さを感じる。
でもまあ、殊勝な態度は悪くありませんでしたね。次からもこれでお願いします
わざとらしくニッコリ笑うとリアスが眉をひそめた。
(これあれだな、両片思いでリアスはおねだりのときに反応を見てたけど無反応だから脈なしだって思ってちょっと落ち込んでるやつ。んで何回か丁度いいし口説いてみるけど相変わらず反応がなくて、弄んでんの、とか俺の気持ち気づいてんの。とかなって擦り切れてって辛くなって冷めた目になるやつ。ヒカリノが縋ってきてもそんなにおもしれぇの、もう一回やる元気ないんだけど、って思ってるやつだ。)
リアスの仕事に使える式神を販売してるヒカリノ。
あるときにあんまりにも消費が激しいもんだからもう少し人に頼む態度があるんじゃないですか?
って言ったらすんごく態とらしくあざとくオネダリしてきて反抗的な目と態度のギャップに撃ち抜かれてそれいいですね、今後はそれにしましょう。
っていってヒカリノに媚びを売るリアスその時間に応じた式神を渡すみたいな関係になる。
んで段々とそれが続くに連れてもともとの言い合いをしてた仲には戻れなくなってしまって、媚びを売るときだけ冷めた目で、受け取ったあとはフイって無関心に去っていく。
それが無性に寂しくなって、もっと使えるやつがあるんです!ってもう一回上辺だけでも笑顔のリアスに戻ってほしくて言っちゃうけどリアスは無言で。
いえ、なんでもないです。すみません、引き止めて、って俯くし。リアスは何も言わずに部屋を出ていく。二人いた部屋はなんとなく酸素が薄く感じて、このリアスが居なくなったあとの息苦しさがさっきまでリアスが居た証でもあって苦しくて嬉しくて辛い。
この関係を始めたのは自分だけど、もとの関係に戻りたいような、でもこの関係を手放せないような身勝手な気持ちになる。思い通りに操ってしまおうか、でもそれは駄目だ。って自問自答。
いっそリアスの顔になれたら鏡越しに微笑んで満足するんだろうか。
言っちゃった「もうちょっとだけ隣りにいたい」
いやいやまさか延長はウザい。ごめんなさい帰ってね二酸化の炭素君の濃度。浸ってたいよ泥沼の夢に身勝手だって言われてもぺろり不満じゃない未来はないその顔に生まれ変わりたいなああ。
あ、ヒカリノと闇のが入れ替わるときに鏡にチューしてたら可愛いなぁ。配信のときもモニターにちゅってしてる。休みの日は姿見に四つん這いで近づいて鏡を抱きしめるみたいにして入れ替わる。
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お前が飯にありつくなど〜のやつなんとなくリアス×光ノに合いそうだな〜〜って考えてたんだけど。
高嶺の花だし、どうにかしてムードを作ってヤろうとしてるのがそういうのを内心お固いコイツでも流されるくらいのムードを作ってやんねぇとって思いながらこれで行けるか?冷めた光ノの目を見てまだ早いですか?みたいな。
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ガンガンに裸で抱き合って、セックスして、慈しむみたいに鼻を擦り寄せて、はにかんだような笑顔でくすくす笑う二人で幸せを体現したあとに、服をカッチリ着て、目すら合わさずにただ雨の音とぽつりぽつり話す声だけが響く寂しさと切なさの滲む空気の対比がしたいけど映画でやれって話なんだよ。あ、ミスタとシュウ、リアスと光ノの話ですね。
皆シーンは夜だけど、イメージ的にはミスタ達は23~2時過ぎ、リアスたちは3~4時って感じ。
ただ、手を繋ぐというより、上から重なる感じ。手のひらじゃなくて指が。ほんとに儚い感じ。雨音が窓越しの部屋に響いて、それをゆったり見たあと、お互いそっと目を合わせるんだ。指先が少し絡んで、肘、肩、ってだんだんと寄っていく。最後にひたいをあわせて、伏し目がちになって、ゆっくり話すんだ。
「アイツら、幸せそうだな」
「そう、ですね」
「俺たちはもう、必要ないんだろうな」
「ええ」
「いつ消えるんだろうな」
「………遠くはないでしょうね」
「俺さ」
「ええ、」
「お前らに会ったこと、後悔してねぇよ」
「………、私もですよ」
「だけどさ、寂しいよな」
「……はい」
「俺は、ミスタのために生まれたけど、最近は、俺も、俺のために生きてみたかったなって思う」
「リアス、」
「でもさ、もう、あんまり外にも出られなくなってっし。遅いんだよなぁって」
「………」
「なぁ、お前と話せて、俺、良かったよ」
「………」
「おまえと居るの、楽しかった」
「……っ、」
「好きだよ。どーにもならねぇけど」
「なんで、そういうことを口に出すんですか。僕達には続きがないでしょうに、無駄です、全部」
「言わずに消えるよか良いだろ。残り時間もわかりやしねぇ。また会えるかもわかんねぇのに、後回しにできねぇよ」
「、私は」
「ん」
「私は、わかりません。好きとか、そういうのは、まだハッキリとわからないんです。でも、」
「オウ、」
「でも、あなたと過ごす時間は、とても心地良くて、もっと長く、続いてほしかったと思うんです」
「それでいい、十分だ」
ポロポロと光ノの瞳から涙が溢れて、リアスはぐりぐり額を擦り付けながら空いている手で涙を拭った。
闇の中の希望を見つけたミスタとシュウ
その希望の中の闇であるリアスと光ノ
毎日話していた副人格とも、2日に一度、3日に一度1週間に一度、どんどん頻度が下がっても、目の前のことに夢中で、頭の中でいつでも会話できた彼が黙ることが増えても、気にすることはなくて、
ある日、ふと思い立って話しかけたときにそこにもう彼らが居ないことに気付くのだ。
2人は慌てて、悲しんで、困惑して、もう一度会うために駆け回るけれど、いずれ諦めて、2人で寂しさを抱えて寄り添う。やがて時が傷を癒やして、思い出さなくなる。
そして2人は末永く幸せに暮らしましたとさ。
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自分が多重人格を持っているいわゆる病気だってことはわかってて、それでも大事な兄弟のように思ってるから消すこと(=治療)を望んでいないし、それを勧めてくる人を「何もわかってない!」ってプンスカしてる。そんな中全く同じ境遇のミスタとシュウが出会って、光ノとリアスのことをなんの違和感もなく普通に受け入れてくれるからグングン距離も縮まる。
でも、ここで大事なのは主人格はミスタとシュウであって、副人格のリアスと光ノはミスタ達が強く強く願えば、治療すれば消えちゃうこと。副人格に変わっている間は記憶が残らないこと、変わるタイミングが自分でコントロール出来るのか。
今までは二人っきり(ミスタとリアス、シュウと光ノ)で生きてきたから争いはなくて、お互いに尊敬と尊重をもって、過ごしてきたけど、人と関わるに連れて我が出てくる。
最初はミスタとシュウが話してて、たまにお互いの副人格とも話したり、受け入れてくれる相手が心地よくて皆で仲良くが成立してた。
それが狂ったのはミスタとシュウが付き合い始めてから。二人で過ごしたい。っていうのを尊重して二人は潜るようになる。したら自我が出てきてたのに、自己主張(自分の片割れへではなく、他人へ)もできるようになっていたのに潜って、潜って、息を潜めて、影に徹して、元はと言えばこういうものなんだから当たり前のはずなのに苦しい。主人格が寝静まった深夜に抜け出して、勝手に動き回るようになる。その時にリアスと光ノも話すようになって、やっぱり副人格同士にしかわからない話もあるから、お互いに惹かれ合っていく。でも活動してる意識は別でも身体は一緒だからリアスと光ノが過ごす時間が増えれば増えるほど肉体は疲れ切って、ミスタもシュウも仕事でミスをしたり危ない目にあったりする。「俺の体で何をしてるの?深夜にわざわざ、俺にナイショでさ!」って鏡に向かって当たり散らかすミスタ。元々荒っぽい性格だから売り言葉に買い言葉で喧嘩になる。したら主人格はミスタだからリアスが出てこれなくなる。
シュウと光ノは落ち着いてるけど「どうしたの?」「ごめんなさい」みたいな理由は話さずに謝り続けるから困り果てちゃう。
したら昼のときにミスタがシュウにリアスの愚痴を言うわけ「アイツ、俺の身体で勝手に深夜徘徊してたみたいで、仕事中に大ポカやらかしたんだ!なのにむっつり黙って謝りもしないんだ!もうリアスなんか知らない!」んで主人格が否定すればするほどリアスは押し込められてく、段々と消えかけちゃうから必死に抗って出ようとする。
「やめろ!俺は今までお前のことを守ってやったと思ってる!」
したら急に主導権を奪われたミスタも混乱して(消そうなんて思ってないから)
「何すんのやめてよリアス!」
って目の前で人格がグチャグチャに入れ替わって言い合いしてるのをシュウが見ててとっさにリアスを眠らせようとするのね?でもそれを見てた光ノがまた主導権を奪って出てくるの。「止めてくださいシュウ!リアスを閉じ込めないで!僕らが何したっていうんですか!」
って。でもミスタとシュウは何も聞いてないし副人格の記憶は主人格に引き継がれないし、説明もしなかったから急に体を奪われる、反旗を翻されたように思うわけね。だから主人格2人は怖くなって必死に否定するわけ。否定すればするほど消えたくないから光ノとリアスも抵抗する。
んで人格交代には精神力も体力も使うから、グチャグチャに暴れて揉み合いになって周りが荒れ果てた頃に二人とも床に倒れ込んで眠るわけ。
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リアヒカ花吐き病拗らせ両片思いに巻き込まれるミスタとシュウ。
ミスタとシュウは兄弟!って感じで全然恋愛とか考えてないけど、もうリアヒカが焦れったすぎて自分の体とかはもう全然気にしなくていいからくっついてほしいって砂糖吐きながら思ってる。自分たちはあくまでも副産物だし、自我を持つのは違います、とか言ってるけどリアスリアスって頭の中で惚気大騒ぎだし、リアスはリアスで恋愛とか馬鹿ジャネーノ、ふん、ってすましてるけどヒカリノが居るとすぐ出てくるし、野良猫みたいにフンってしたまま近くにいるし離れないしヒカリノが離れてくと舌打ちする。ミスタは中に引っ込みながら思春期男子かよぉーーー!って恥で泣いてる。さっさと付き合えこれ以上クリンジさせんな……っておもってる。
もー両片思いラブラブハッピーなのに拗らせすぎて花吐き病になっちゃって、んで身体は共有物だからミスタとシュウがなんとも思ってなくても内心で二人がヒカリノ出てこないかな、リアスに会えないかな、まあこんなこと思ってるの自分だけだろうな、とかうじうじ思ってるせいでピュアっピュアの花言葉のあなたに会いたいあなたと過ごしたいあなたの隣で居たいあなたが好きって感じのをボロボロ吐く。シュウとミスタはお互いに死んだ顔しながら吐くのが辛いので避ける。したら恋しい恋しいってまた吐く。最悪早くくっつけよ、って促すけどそんなことできません!できるかよ!ってウジウジ一生進まないので花をゲホゲホ吐きながらヴォックスに相談しに行く。アイツラを分離させてくれ!無自覚バカップルに巻き込まれるのは散々だって!疲れた顔でギャンギャン訴えて鬼のぱわーでどうにかする。んで死んだ目でミスタがリアスを椅子にぐるぐる拘束して、シュウがリアスの上にヒカリノ乗っけて離れられないように呪符で縛って、んで安定させるためにヒカリノの腰のあたりにリアスの両手を回して手錠で固定する。
「暴れたら危ないからね!」「くっついてないとだめだからね!」って言い聞かせて二人を死ぬほどイチャイチャさせる。んでミスタの部屋は使えなくなったので部屋から出たミスタとシュウはため息付いて「とりあえず寝よ」って言って解散する。ミスタは「Daddy〜〜〜!」って勝手にベッド借りるしシュウは自分の部屋で死んだように寝るし。もう知らん疲れた。って感じ。
んでその頃リアヒカはお互いに無言だったけどヒカリノが花を吐いて「ぁに、おまえ片思いしてんの、」ってんでその口の端から花が溢れるから「あなたこそ」って言われて。「まぁな」って。
「そうだったんですね、」ってまた溢れるから「悲しい恋なんかやめれば?」「やめられるのならやめてます、というか、あなたこそ」「おぅ、そーだな、やめられねぇからこまってんだよな」って。
んで、どんなひとがすきなんですかとかイチャイチャイチャイチャさせる、んでリアスかな、「俺じゃだめなワケ?せっかくアイツラから分離したんだし、事情わかってるやつのがいいだろ。」って「そうですね、悪くないです」なんて言いながらドキドキドキドキ胸の鼓動が合わさって、キスしようとしたところでお互いにえづいて、銀の百合吐いて終わり。「心変わり早くないですか」「おれは元々お前が好きだったの」「、私もです」っていってここまで2時間かかってんのにキスすらしねぇから昼寝から覚めたミスタとシュウがむりやりキスさせる。
んでしたら「好きな人とのキスですよ!なんてことをするんですか」「あんまりにもノロノロノロノロ焦れったいからでしょ!!!!僕を死ぬほど巻き込んだくせに!!」んで、そうやってきゃんきゃんキャットファイトしてたらリアスがまたキスして「んじゃ、やり直したらいーだろ、」「ふん、そうですね、」っていってとっくに拘束溶けてんのに膝の上に乗ったまんまちゅっちゅこしてるから
「「一生やってろ!!!!!!!!このバカップルが!!!!」」ってミスタは中指立ててシュウはイーーーってして出てく。ミスタの部屋は、これからリアヒカの部屋になるし部屋を失ったミスタはシュウとおんなじ部屋で兄弟みたいに過ごす。
初夜のときは聞いてられっかこんな睦言!!!、ってなって二人で壁をドンっっっって叩いたあとリビングによくわかんないB級サメ映画を爆音で見に行くやつ。
んで映画終わった頃にリアスが上裸でリビングに来て「寂しー奴ら、恋人作れば?」って鼻で笑うからポップコーンのカス投げて「うるせぇーーー!!バカップルは巣に帰れ!!!」「ファックオフ!!!」ってやいのやいのするのがみたい。
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シュミシュ、リアヒカリア同時軸で、リアヒカリアがデートの日にリアスから「スマン今日行けんくなった」って連絡が来て「構いませんがどうしたんですか?」ってヒカリノが返して「ミスタが生理ンなった」って返ってくるからヒカリノが「???」って右に左に頭を傾けて
1.リアスに熱がある
2.適当な理由付け
3.本当にミスタに生理が来る
って言う三択になって、「よし、考えても埒が明きませんね。直接話に行きましょう」って会いに行く。
「お、」
ミスタが情緒不安定メンブレになる日をリアスが生理前の女子に似てるから生理って言ってたってワケ(最悪)
ミスタは立ち上がるだけで身体ぶつけるし、ものこぼすしそれに打ちひしがれて蹲って泣くし、トイレに行って手ぇ洗えば鏡を見て反射的に「fuck you」って親の敵見つけたみたいに叫ぶし、双子だからリアスを見てもそうなるし、死ぬほど手ガタガタさせながら瞳孔かっぴらいて焦点合わないまんま呪詛を吐くし、リアスはそれを見て「情緒イカれてる人間を見るほど楽しいことはねーよな😷😷」って思ってるからポップコーン食べながらもさもさ見てる。
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主人格を守るために存在してる副人格の話から4人の恋愛からの体を共有しているせいでの弊害からの映画みたいな対比のやつに繋げればいいのでは?🤔🤔(天才)
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嫌なことがあった。怖いことがあった。あー怖い怖い怖い。どーーーしても不安なときミスタは無理矢理にでも寝てしまう。寝れば大抵の嫌なことは解決してるので。
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そうだなぁ、と思う。ま、たしかにそうだ。ミスタが寝ている間に嫌なことはたいてい終わる。
だってその間はずっと俺(リアス)が出ているので。
家での暴力の時間も、外でのイジメの時間も、苦しくて仕方がない発作の時間も。普通なら寝ようと思って寝られるものじゃないし、ねたとて暴力は苛烈になるだろうし、しかしまあ、ミスタからすればそれが事実なのだから仕方ないだろう。
なのでリアスは忠犬よろしくミスタのいう嫌なことを毎度やり過ごすためだけに出てくる。
その生活は中学の頃だったか、あんまりにも性格が悪い教師に当たったときだった。ミスタが虐められてるのに気づいて、なのにそれを利用しようとするようなやつだった。最初は親切だったからミスタも懐いていた。なのに段々と手付きが怪しくなって、ミスタが恐る恐る指摘したらソイツは豹変した。
一転してイジメを煽るようになって、家族にもあることないこと言って全面的に悪化した。ミスタは裏切られたショックやら悪化したソレらによるストレスでめちゃくちゃ深くに潜ってしまった。
そんで、俺が長く活動できるようになって、あまりの仕打ちにブチ切れて、暴れ散らかしたんだが。
それが功を奏したらしく、いじめも暴力も教師も全部解決した。ミスタが起きた後は不思議そうにしていた。なんやかんやあって家を出たあとは愛情不足なのか何なのか子供みたいに寂しくて泣く回数が増えた。そんでダメなものにも手を出すようになったから、仕方なく、酒に酔ってる時を見計らって適当な女を俺が引っ掛けてやった。ツラは良いのですぐに引っかかるし、ミスタは人肌に触れてると安心するみたいで、女と過ごした翌朝は不思議そうにしながら安定していた。あと、想定外だったが、「寄ってるときはクールなのにシラフはパピーみたいなのね、可愛いわ」っつってワンナイトするような女には大人気でデレデレしていた。
そんなのを繰り返してたら、ある奴らとルームシェアするようになって、いままでは自分のことだけでいっぱいいっぱいだったミスタが、他の奴らのことまで気を揉むようになって、おれはさらに大忙しだった。解決してるのは誰だと思ってるんだか。
今日は闇ノが帰ってこないらしくて、部屋をうろうろうろうろ、迎えに行くか、自分に何ができるか悩んだ挙げ句、迷いに迷ってベッドに身を投げた。
そこで俺に交代。
身体は同一だから嗅覚は健在。そっと家を出て、危険な予感を辿っていく。すると、
「あぁ、貴方ですか、丁度良い。闇ノを頼んでもいいですか」
足を引きずりながら歩いてくる闇ノがいた。随分と雰囲気が違うし、自分の事なのにあまりにも他人行儀に呼ぶから明らかに様子がおかしい。
「誰だよ?テメェ、」
「貴方と一緒ですよ。鈍いですね。私はとっくに知ってましたよ。毎晩毎晩うるさく深夜徘徊してる貴方のことはね。」
「ふぅん、初めて会ったわおんなじようなやつ」
ミスタが闇ノのこと心配してたからな。こっちとしても預かるのはいいが、追手をどうにかしてからだな。
しつこいんですよ。あの人たちは。
で?お前らの仕事的に呪いとかはミスタに影響あるわけ?それとも力技でいーのかよ??
呪いに関してはこちらでどうにかしますのでやり方はお好きにどうぞ。
それは上々。俺は暴力沙汰のが得意なんだよ。
リアスはあっという間にその追手を伸してしまった。
「んで?お前はなんなの。」
「光ノ祝といいます。お好きなようにどうぞ。」
「名前まであんのな。俺はそうだな、リアスとでも呼べよ。」
「わかりました。それでは改めてリアス。助かりました。ありがとうございます」
□□□
たしかに、僕は祝福を与える存在です。
しかしそれは闇ノに全部使ってるので他の人間には欠片も与えたことがないんですよ。
それで、リアス。体は大丈夫ですか?
おま、じゃなんで、おれに祝福?使ったワケ?
どうしてでしょうね。まあ、似たような存在ですし、なんとなくそうしたかったんです。
………あっそ、助かった。……………ありがとよ。
んはは、どう致しまして。
□□□□
闇ノは呪いを与える存在なので結構チートな呪いが使えるんですが、呪いっていうのは双方向なんです。与えれば帰ってくる。人を呪わば穴二つっていうでしょう。そこで僕がいるんです。帰ってきた呪いと対極的な祝福を与えることによって相殺してる。まあ、もしかしたらコレも闇ノの力で、並行して同時にコントロールが出来なくて僕が生まれたのかもしれません。
□□□
自分が多重人格を持っているいわゆる病気だってことはわかってて、それでも大事な兄弟のように思ってるから消すこと(=治療)を望んでいないし、それを勧めてくる人を「何もわかってない!」ってプンスカしてる。そんな中全く同じ境遇のミスタとシュウが出会って、光ノとリアスのことをなんの違和感もなく普通に受け入れてくれるからグングン距離も縮まる。
でも、ここで大事なのは主人格はミスタとシュウであって、副人格のリアスと光ノはミスタ達が強く強く願えば、治療すれば消えちゃうこと。副人格に変わっている間は記憶が残らないこと、変わるタイミングが自分でコントロール出来るのか。
今までは二人っきり(ミスタとリアス、シュウと光ノ)で生きてきたから争いはなくて、お互いに尊敬と尊重をもって、過ごしてきたけど、人と関わるに連れて我が出てくる。
最初はミスタとシュウが話してて、たまにお互いの副人格とも話したり、受け入れてくれる相手が心地よくて皆で仲良くが成立してた。
それが狂ったのはミスタとシュウが付き合い始めてから。二人で過ごしたい。っていうのを尊重して二人は潜るようになる。したら自我が出てきてたのに、自己主張(自分の片割れへではなく、他人へ)もできるようになっていたのに潜って、潜って、息を潜めて、影に徹して、元はと言えばこういうものなんだから当たり前のはずなのに苦しい。主人格が寝静まった深夜に抜け出して、勝手に動き回るようになる。その時にリアスと光ノも話すようになって、やっぱり副人格同士にしかわからない話もあるから、お互いに惹かれ合っていく。でも活動してる意識は別でも身体は一緒だからリアスと光ノが過ごす時間が増えれば増えるほど肉体は疲れ切って、ミスタもシュウも仕事でミスをしたり危ない目にあったりする。「俺の体で何をしてるの?深夜にわざわざ、俺にナイショでさ!」って鏡に向かって当たり散らかすミスタ。元々荒っぽい性格だから売り言葉に買い言葉で喧嘩になる。したら主人格はミスタだからリアスが出てこれなくなる。
シュウと光ノは落ち着いてるけど「どうしたの?」「ごめんなさい」みたいな理由は話さずに謝り続けるから困り果てちゃう。
したら昼のときにミスタがシュウにリアスの愚痴を言うわけ「アイツ、俺の身体で勝手に深夜徘徊してたみたいで、仕事中に大ポカやらかしたんだ!なのにむっつり黙って謝りもしないんだ!もうリアスなんか知らない!」んで主人格が否定すればするほどリアスは押し込められてく、段々と消えかけちゃうから必死に抗って出ようとする。
「やめろ!俺は今までお前のことを守ってやったと思ってる!」
したら急に主導権を奪われたミスタも混乱して(消そうなんて思ってないから)
「何すんのやめてよリアス!」
って目の前で人格がグチャグチャに入れ替わって言い合いしてるのをシュウが見ててとっさにリアスを眠らせようとするのね?でもそれを見てた光ノがまた主導権を奪って出てくるの。「止めてくださいシュウ!リアスを閉じ込めないで!僕らが何したっていうんですか!」
って。でもミスタとシュウは何も聞いてないし副人格の記憶は主人格に引き継がれないし、説明もしなかったから急に体を奪われる、反旗を翻されたように思うわけね。だから主人格2人は怖くなって必死に否定するわけ。否定すればするほど消えたくないから光ノとリアスも抵抗する。
んで人格交代には精神力も体力も使うから、グチャグチャに暴れて揉み合いになって周りが荒れ果てた頃に二人とも床に倒れ込んで眠るわけ。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
ガンガンに裸で抱き合って、セックスして、慈しむみたいに鼻を擦り寄せて、はにかんだような笑顔でくすくす笑う二人で幸せを体現したあとに、服をカッチリ着て、目すら合わさずにただ雨の音とぽつりぽつり話す声だけが響く寂しさと切なさの滲む空気の対比がしたいけど映画でやれって話なんだよ。あ、ミスタとシュウ、リアスと光ノの話ですね。
皆シーンは夜だけど、イメージ的にはミスタ達は23~2時過ぎ、リアスたちは3~4時って感じ。
ただ、手を繋ぐというより、上から重なる感じ。手のひらじゃなくて指が。ほんとに儚い感じ。雨音が窓越しの部屋に響いて、それをゆったり見たあと、お互いそっと目を合わせるんだ。指先が少し絡んで、肘、肩、ってだんだんと寄っていく。最後にひたいをあわせて、伏し目がちになって、ゆっくり話すんだ。
「アイツら、幸せそうだな」
「そう、ですね」
「俺たちはもう、必要ないんだろうな」
「ええ」
「いつ消えるんだろうな」
「………遠くはないでしょうね」
「俺さ」
「ええ、」
「お前らに会ったこと、後悔してねぇよ」
「………、私もですよ」
「だけどさ、寂しいよな」
「……はい」
「俺は、ミスタのために生まれたけど、最近は、俺も、俺のために生きてみたかったなって思う」
「リアス、」
「でもさ、もう、あんまり外にも出られなくなってっし。遅いんだよなぁって」
「………」
「なぁ、お前と話せて、俺、良かったよ」
「………」
「おまえと居るの、楽しかった」
「……っ、」
「好きだよ。どーにもならねぇけど」
「なんで、そういうことを口に出すんですか。僕達には続きがないでしょうに、無駄です、全部」
「言わずに消えるよか良いだろ。残り時間もわかりやしねぇ。また会えるかもわかんねぇのに、後回しにできねぇよ」
「、私は」
「ん」
「私は、わかりません。好きとか、そういうのは、まだハッキリとわからないんです。でも、」
「オウ、」
「でも、あなたと過ごす時間は、とても心地良くて、もっと長く、続いてほしかったと思うんです」
「それでいい、十分だ」
ポロポロと光ノの瞳から涙が溢れて、リアスはぐりぐり額を擦り付けながら空いている手で涙を拭った。
闇の中の希望を見つけたミスタとシュウ
その希望の中の闇であるリアスと光ノ
毎日話していた副人格とも、2日に一度、3日に一度1週間に一度、どんどん頻度が下がっても、目の前のことに夢中で、頭の中でいつでも会話できた彼が黙ることが増えても、気にすることはなくて、
ある日、ふと思い立って話しかけたときにそこにもう彼らが居ないことに気付くのだ。
2人は慌てて、悲しんで、困惑して、もう一度会うために駆け回るけれど、いずれ諦めて、2人で寂しさを抱えて寄り添う。やがて時が傷を癒やして、思い出さなくなる。
そして2人は末永く幸せに暮らしましたとさ。
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目の前で煽り散らかしてるこいつは知らないんだろうな、とリアスはやけに冷静に考えていた。ひたすら回り続ける舌を引き千切ってしまいたい、ちろりとハサミへと目を向ける。いかんいかん、冷静にならねば。ああ、このグラスの水をすべて引っ掛けてしまえればスッとするのに、ああ、この陶器のコースターで殴り倒して、首でも締めてやろうか、ああ、ああ、ああ。だめだ。手前のカトラリーを荒っぽく壁に投げつける。目の前の顔は変わらない。ああ、死んでしまえばいいのに。ふーーーっと、ささくれだった心を宥めるように息を吐いて、
「カネクロ、いい仕事無い?」
「あるけど、歩合制」
「それでいい」
「迎えをよこす」
「あいよ」
ホントは駄目なんだろうけど。
まあこの体はミスタのものであってリアスのものではない。だから借り物の手を汚す(・・・・)のは様々な意味で駄目だろうし、ついでに言うならばその相手がミスタの友人(の体を借りた別物ではあるが)ならなおさら。
なので消去法である。物に当たる、傷つけない方法で。コイツはそれが余計に子供の癇癪に思えてからから余裕に笑っているが本当に俺の忍耐に感謝すべきだと思う。この地球上で一番お前に甘い対応をしてやってる自信がある。