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    iori_uziyama

    @iori_uziyama

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    iori_uziyama

    MOURNING🦁🖋🦁 多分誰かの二次創作見て触発されたやつだった気がする。ほぼパクリに近くなってるかも。
    元の人見つけらんなかったので確認取れないので取れ次第消す。知ってる人いたら連絡おなしゃす。
    ルカアイクルカ

    天界パロで地獄の悪魔のアイクと地獄に落ちたルカの話。
    アイクは上層部の悪魔なので再審査も兼ねてる。
    罪人に地獄におちたことを通達、生活の説明、案内をする。んで、その中で更生の余地があったり、止む終えない事情で罪を犯していて、悔い改める期間が無かったらアイクの権限で生き返らせることができる。しかしアイクはそれを嫌っていた。

    「だって、考えても見てよ。地獄に落ちてくる時点でもう悪人なのは決定なんだよ。更生の余地とか、運が悪かったとかそんなのはみんな同じなんだよ。天国行きの人たちだってやり残したことが1つもない人は少ないし。悪行は悪行。その理由はどうであれ、犯した罪に変わりはない。それに、自分の目に見える範囲だけで判断するなんてフェアじゃない。どんなに今グレてるやつでも生き返ってもう五十年あったらなにか変わるかもしれないし変わらないかもしれない。それは誰にも予測できないのに上辺だけで判断して生き返らせるなんて不平等、僕には出来ない。」
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    iori_uziyama

    MAIKING🦁🦊。ギリギリのラインに容赦なく踏み込んで荒らすのは🦁だと思ってます。純粋だからこそイジワルで邪悪な、欲に素直なマフィアボスだといいよねって。
    ミスタの安全地帯はいつもバスルームであった。
    一度酷く心の調子を悪くしたとき、カウンセリングに通わされたことがあった。その時教えてもらったのだ。

    「バスルームでなら一人になれるし、ある程度の時間を使っても怪しまれないから、そこで泣いたり、愚痴を言ったりするといい」

    なのでミスタはどうしても辛いことがあった日はすぐにバスルームに駆け込む。

    「おかえり、ミスタ」

    「ただいまダディ!ごめんね!仕事で汗をかいたから先にシャワー浴びてくる!」

    バスルームは声が響きやすい、が、水音に紛れればそうでもない。ミスタはシャワーを頭っから浴びながらぼろぼろ泣いた。たまに喉が跳ねるもののそれも生理現象だった。

    「ちくしょう」

    ミスタが若者で、おちゃらけた態度を取るからって、舐められるなんて慣れたことの筈だが、おべっかを使うのにも神経は削れる、そしてその先に待つのは侮蔑の目と値切り交渉だ。今回のやつも無駄に嫌な調査をさせられたのに報酬は散々だった。小さいことでケチをつけられて文句を言おうものならまた差し引かれた。黙ればそれが賢い対応だと頭をポンポン叩かれて、帽子と一緒にオレの心まで擦り潰されたみたいだった。
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    iori_uziyama

    DONE走ることで希死念慮を振り払う🦁と希死念慮を持ったまま"仕方ない"に甘えて生き続ける🦊のルミ。
    ナチュラルに🦊が監禁されてます。
    希死念慮のふたりぴかぴか、きらきら。ミスタは眩く感じて、目を細める。それに拗ねたようにルカはむっとして、やわく名前を呼んだ。

    「ミスタ」

    返事をする間もなく降ってきたキスをただ受け入れる。腕を広げて、口の中口の中を暴れまわる舌に応えながら、ルカの金糸を指で梳く。

    あぁ、死にたいなぁ、と思った。
    手の届かない、手が届いたとて、その純度の高い愛情に焦がされてしまうだろうに、結局ミスタは金ピカの太陽を手に入れてしまった。
    予想通り、ルカの愛情はミスタを酷く焼き付けた。
    体温は熱く、ミスタの冷えた蝋のような体を溶かして、色づける。愛情は甘やかにミスタの心を包んで、為す術もなく、溶かされた。

    あぁ、幸せだなぁ、と心の底から思った。
    この幸せを、今抱え込んだままエンドロールを流してしまいたい。今この瞬間、ルカに幕を引いてもらえたらどんなに幸せだろうか。ミスタは綺麗な愛情を素直に受け取れずにいた。それを眺めるだけで飲み込もうとはしなかった。それだけで幸せだったから。しかしルカは身体の奥の奥までソレを注ぎ込もうとする。ミスタは溺れるような愛情と幸福で、目を潤ませる。
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    iori_uziyama

    DONE勢いで書いた。
    🦊😈🦊、🧡❤🧡
    置いていかれたヴォと置いていってしまったミの話。死ネタ。
    いっそ愛さなければよかったなんて鬼の生は長くて、今まで何度も人を愛したし、見送ったし、それでも時間が傷を癒やして、また人を愛せたし。だからミスタを愛したときも、彼の人生いっぱいいっぱいまで最大限の愛を注ごうと決めていた。そこに悲観はなかった。それは本当だったのに。彼を抱きしめて寝るのが好きだった。彼の体温が好きだった。彼の声が好きだった。彼の笑顔が好きだった。あぁ、忘れていた。そうだった。愛するものを失うのは心が引きちぎれるほど悲しくて、過ぎ去ることはわかっていてもその時間が果てしなく長く感じる。彼のことをずっと覚えて抱えていたいのに、あまりにも辛すぎて今すぐ忘れてしまいたくもなる。あと何年で忘れてしまうのだろう。あと何年で忘れられるのだろう。この傷が愛おしいのに辛くて堪らない。日本では49日で魂があの世へ行くらしいけれど、私の心にはミスタが染み付いて離れない。死んでしまいそうなくらいギュウギュウと締め付けてくるのに、決して殺しはしてくれない。ミスタに会いに行かせてくれない。鬼の身体を呪うしかない。焦がれて、力の制御もうまく行かずに引っ掻いたシーツが引き裂かれても、もがくことをやめられない。ああ、いっそ愛さなければよかったのにと思ってしまうほど、苦しくてつらい。楽しい思い出が輝くほどに、彼を思い出すほどに、憎くなる。なぜ私を置いていく。頼むから、置いていかないでくれ。泣き叫んで、縋り付いたっていい、どんなに情けない姿になってでも、ずっと側にいてくれるならそれでいい。たのむ、みすた、一人にしないでくれ。金色の瞳からポロポロと涙が溢れる。牙のある口から嗚咽が溢れて、雨の日も、雪の日も、晴れの日も風の日も、嵐の日も、昼も、夜も、朝も、ひたすら墓にすがりついていた。一ヶ月が経ってもニヶ月が経っても三ヶ月が経っても、半年が過ぎても、四季が巡ろうとも、涙は止まらなかった。両手の指を超える年を経ても未だに夢に思い、起きては絶望した。取り繕う余裕もなく、余りにも変わらず居るものだから、街中の話題になっても、国中の話題になっても世界中の話題になっても、頭の中にはミスタしか居なかった。ひとりぽっちになってしまった鬼が、いまだにわんわん泣いている。
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