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    Hotate_Whisky

    @Hotate_Whisky

    自立思考型電脳人形No.217(@No_217_ )さんに関する小説を書きます。
    『第一部 博士とニーナの話』
    『第二部 全日本人類消滅本部の話』

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    Hotate_Whisky

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    橙星あかつき(@Akasora_channel )さん。天瀬怜(@u0_amase )さん。黒鉄メタル(@kurogane_metalV)さん。自立思考型電脳人形No.217(@No_217_ )さんの二次創作です。
     ※五十音順

    第二部 プロローグ 電子の海の中で、「それ」は宛ら藻屑の様だった。
     十分な形を形成する事も出来ないまま靄の如く周辺に散らばり、集まる事さえ出来ずに漂い続けていた。
    「ュ調・a・絏O碾&a ・Wc・3夾・・ヌ・・・香ワ・e^チ・w・ Ch$碓・蟯rx・・」
     時折、意味も成さないそんな言葉を吐きながら。
     そんな「何か」に、一人の少女が目を向けていた。憐憫と、憐れみを感じさせる表情をしながらも、それでもそのまま通り過ぎようとした。
     眼前の「何か」に対して、なにも出来ない訳ではなかった。ただそれは、他者の協力を得た場合に限った話だ。この少女は、他者に迷惑をかける事を嫌う性分であり、それがまた美徳であった。
     しかし、そんな彼女の足を止めたのは––––
    「俺って、なに? 俺、は––––」
     藻屑と化していた残骸が、文字化けの中で唯一言葉にしたそんな言葉だった。
     それは、少女に対する言葉ではなかった。
     彼女自身、それはわかっていた。
     だからと言って、無視する事はどうしても出来なかった。
     あの日、口の中で転がした『ボクは、ボクなんだ』という言葉が、頭の中で重なった。
    「あぁ、もう………」
     自分でもお人好しだと思う。
    「縺ゅ↑縺溘縺繧鯉シ溘九r縺励h縺→縺励※縺上l縺ヲ繧九」
    「残骸。今から君を連れていく。もう一度、自分がわかる様にする。少し時間は掛かるけど、そこは我慢してよね」
     けれど、動かずにはいられなかった。
     動かなければ、必ず後悔すると思った。
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