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    zeng0214

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    zeng0214

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    怖い話風だけど怖くない話。催眠系です。ほとんどエロのみ。
    美形×平凡

    #創作BL
    creationOfBl
    #美形×平凡
    #ホラーBL
    horrorBl

    もしものボックスここら辺からほど近い国道沿いに、山を抜けるトンネルがあるんだけど、そのトンネルを出たすぐのところに、電話ボックスがあるんだよ。今どき電話ボックスなんて公共の場所でも少ないのに、その公衆電話はずっとそこに置いてある。なんでかって、撤去しようとすると何かが起こるらしい。「何か」がなんなのかは分からないけどな。とにかくその電話ボックス、昔から有名な「幽霊を呼び出す電話」なんだ。そのトンネル、昔から暴走族が使ってたんだけど、ほら、暴走族ってなんでか肝試し好きだろ?最初はもしかしたら、寂れた電話ボックスに曰くをつけてやろうなんてデマだったのかもしれないけど、噂になれば当然そうい奴らが寄ってくるじゃん。で、普通はまぁ、何割かがちょっと雰囲気に呑まれて、見栄もかねて広まってく、そういうもんだと思うけど、あの電話ボックスはガチなんだよ。面白がって呼び出しした奴、全員本当に幽霊と出会ったらしい。それがさ、同じ幽霊じゃないんだと。血まみれの男とか白い服来た女とか、走る老婆だとか、とにかく姿はみんな違う。呼び出してすぐに来る訳でもなくて、日を変えてとか、1週間たって忘れたような頃とかもあるらしい。でも呼び出したら絶対会えるんだってさ。共通してんのはひとつだけ。必ず「お電話いただきました」って言うんだって。

    九条がさり気ない風に語り始めたもんだから、俺はかなり面食らった。おいぃぃ、急に語り始めるな!怖いだろうが!

    この九条颯人に呼び出されたのは大学の講義が終わった後だった。たまたま次の講義が休講になったので、時間も持て余していたし、こいつの家は大学からほど近い上、綺麗なマンションの一室なので、俺の住処のボロアパートに帰るよりよっぽど有意義だと思ったのだ。
    九条は変わった奴で、こういった怪談マニアなのだ。見た目はイケメンだし、親切で性格も悪くないのに、所属がマニアックなオカルトサークルで、隙あらばどこそこで聴いた怪談を話すので女の子ウケは良くない。まぁ、もう1つ所属してる飲みサーを兼ねた旅行研究部とやらでは、飲みや宿泊の度に怖い話を披露して満足らしいが……俺はこのサークルをヤリサーではないかと疑っているが、どれだけ聞いても否定される。本当か?!男女一緒に計画しないとか嘘じゃないのか?参加資格が必要な旅行サークルって絶対ヤリサーだろ!ちくしょう、俺も入れろよ!
    俺の叫びはなんのその、九条からはいなされ続けている。
    とはいえ引け目を感じるほどのイケメンでありながら、俺みたいな人間とつるんでいるのは、こいつがそういう陰キャな所を持ってるからだろう。なんとなく被る講義が多くて友人関係なったのだ。話も合うし、だらだら喋るのが互いに嫌いじゃないので、サシ飲みもよくする。
    奴には残念なことかもしれないが、俺は怖い話に興味は薄いし、霊感もない。よって体験談などもない。九条からは逆にそれが良いと言われた。オカルト研の連中はどうしても話がディープな方向に行くし、飲みサーは芝居がかった「こわーい」の連続になって興ざめするらしい。「持ち話もないのに対抗して作り話されるのもイラつく」というのが九条の弁である。そんなものかな。
    とにかく飲んでるうちにそう言った怖い話をされることはままあるが、今回はちょっと急すぎないか?座ってすぐだぞ、すぐ。
    「先に話してたほうがいいかと思って」
    「なんでだよ。せめて酒1口入れてからにしてくれない?」
    「まぁ、そうなんだけど」
    何故か苦笑された。どうしたんだ?だらだら喋るのが目的じゃなかったってことだろうか。
    「酒買って来ちゃったけど不味かったか?これからその電話ボックス行くとか?」
    「まさか。第一、その電話ボックスに電話して幽霊が来るのって、午前2時に電話した時らしい。お前、その時間まで起きて酒無しで過ごしたいか?」
    いやいや、俺はそもそもそんな幽霊スポット興味ないから。
    「それは無理……いや、酒はまぁ良いとして、午前2時にそんな寒い所へ怖い思いしに行きたいとか全然思えん」
    「だよな」
    「もー、じゃあなんでいきなり怖い話なんだよ!」
    「まぁいいじゃん。ほら、グラス出すから」
    誤魔化されたように感じたが、高い輸入店で並んでいるつまみを並べられて、単純な俺はすっかり忘れてしまった。

    ***

    いつも通りのサワーを飲んだあと、輸入物のチーズを出されて、それ に合った酒として値段は分からないワインを出されて、結果飲みすぎてしまった。元々酒に強くないのに、失敗した。
    「うー、眠い」
    九条がオカルト研究会で仕入れた話をぶつぶつしゃべっているのを聞きながら、うつらうつらとしてくる。
    「お前酒弱いな」
    「いや普段はこうじゃないだろ知ってるだろ。ワインだよワイン・・・・・・あーなんか高そうな味だからって飲み過ぎた」
    「高い酒置いておくかよ。出したのは普通の量産ワイン。飲み慣れない酒って回るんだよな」
    「俺だってワインぐらい普段からたしなんでるし!」
    「嗜んでるって言えてないぞ」
    「言ったよ!言ったはずだ」
    バカなやりとりを続けてる間も、瞼は重く落ちてくる。
    「佐野、大丈夫か?」
    「だいじょーぶ」
    「大丈夫な言い方じゃないな」
    九条がふっと笑う気配がする。
    こいつは普段クールな姿で一匹狼な風に見えるけど、実は面倒見がいいし、ちょっとでも笑うと、途端に愛嬌がでる。こういうの、ギャップ萌えって言うんじゃないかな。世間の女子達がキャーキャー言ってないのが不思議なくらいだ。まぁ、怪談マニアっていう悪癖もあるけど……
    「なぁ、佐野」
    「うん?」
    「キスしよっか」
    んん?
    「キス?俺と?お前が?」
    「そう」
    まだ笑った気配のままだ。
    冗談なんだろうか。突拍子がなくて、現実感がない。あれ、でも?
    その時、俺の携帯が鳴った。……気がした。LINEの音でもない、ノーマルな電話の呼出音。
    その途端、気になってたことが霧散する。
    電話に出ないと、いや、違う。もう出たんだ。呼出音が鳴って、電話に出て、それで「今日来いよ」って
    そういえば、今日はレイトショーを観るつもりだったのに。
    頭がぼんやりする。
    ぼうっとしている間に、唇に何かが触れた。
    九条だ。そっか、キスしているのか。
    九条のキスは案外深くて、触れるだけじゃなくて唇を舐められる。なにがなんだかよくわからない内に舌を入れられた。
    ぐちゃぐちゃとした音がする。そうか、こういうときは絡めるんだっけ?
    動かし方なんて碌に知らないけれど、「そうするものだ」って思ったから、つたないながらに九条の舌に答える。俺の口に進入して、軟体動物みたいに動き回ってくるのが気持ちいい。気持ちいい?
    何かが変な気もしたけれど、それより今はこいつのキスに答えるのが先決だ。
    「んんっ」
    頑張って動かしているけれど、だんだん息が苦しくなってきた。鼻呼吸しててもこんなになるの?ってぐらい、ずっと舌を入れられてる。もう、しんどい。
    「んぁっ」
    ようやく離して貰えた時には、息が荒くなって、酸素が足りない気がして、もっとぼうっとしていた。
    「勃ってるな」
    九条がにやっと笑う。
    実際そうだった。恥ずかしいけど、キスして勃起したし、すごく気持ちよかった。
    「うん。俺、勃ってる」
    あれ?俺、なんでこんなこと素直に言ってるんだ?よくわからない。わからないけれど
    「じゃぁ、下脱いじゃえよ」
    「うん」
    下着ごと履いてたズボンを取り去って、下半身が丸出しになる。ちんこが勢いよく出てきて、そこからさらにズボンを下ろすのはもっと恥ずかしかったけれど、仕方ない。脚から抜く時には、九条が引っ張ってきて勢いよく脱がされた。
    バランスを崩して脚を開いたまま座ることになったけれど、九条が「そのままにしてろよ」と言ったから、俺は勃起したちんこをそのままさらけ出している。
    「きれーな色してんな」
    「あっ」
    九条は俺のズボンを放り投げて、さっきから勃ちっぱなしのちんこに手を伸ばしてきた。
    握り込まれて声が出てしまう。
    弄ぶみたいに竿を擦り上げられて、気持ちよさに体が仰け反る。慌てて後ろに手をついたけれど、つま先まで快感が走って、足が中に浮く。俺がそんな風になっているのに、九条の手は止まらない。
    「佐野はどこが好き?ここの裏側とか凄い弱そうだけど」
    「あ、そこ、いい!気持ちいい!」
    「だよな。ほら、気持ちよかったらちゃんと全部言えよ」
    言いながら亀頭の裏側のあたりを触ってくる。
    我慢汁がだらりと零れて、九条の手を汚した。
    「んぁ!穴、あな」
    だらだらとこらえ性なく汁をこぼしながら口を開いている穴をぐりぐりと触られて、痛みとも快楽とも言える感覚に首を振った。
    「穴が何?」
    「き、きもちいいからぁ」
    頭が焼き切られそう。ただでさえ亀頭の部分は敏感なのに、今まで自分で触ってこなかった所を他人に責められて、信じられないぐらい興奮している。それを伝えるように、尿道がぱくぱくと開閉を繰り返した。
    「もっと触って欲しい?」
    「ーーーっ!」
    九条が指の腹で穴を拡げるみたいに押しつけてきて、痛痒さと気持ちよさがいっぺんにくる。
    「それ、俺、弱いのぉぉ」
    大声で宣言して、首を振る。
    「佐野、どこが弱いのかちゃんと言えよ」
    九条はまだ俺のちんこの穴をいじめながら、そんな事を言ってくる。
    「あ、あ、おしっこの穴!おしっこの穴、ぱくぱくしてるとこ、ぐりぐりしないで」
    「あはは、かわいいなお前」
    九条は楽しそうに笑った。それが嘲笑を含んでいるんだったらまだ分かるような状況なのに、その笑い方はいつもの、ちょっと愛嬌のある笑い方だった。
    おかしなことに、その笑い方にほっとする。
    「でも気持ちいいんだろ?」
    念を押されるみたいに言われて、恥ずかしさに顔が赤くなる。否定したい。俺はちんこの穴責められて気持ちよくなるような奴じゃないって言いたい。
    なのに
    「うん」
    肯定して、ちょっとうつむく。おかしい。なんでこんなこと言ってるんだ、俺。でも、言ったあとに、ちゃんと出来た、という安心感がどっと湧いてきた。こうするのが正しいんだから。
    「もっと気持ちいいところ探そうな」
    「うん」
    俺はもう一度うなずいた。だからなんで?

    ***

    うつぶせで尻だけ上げた状態で、ケツの中を探られている。
    でも、おかしくないか?よくは知らないけれど、普通尻の穴に指なんて、簡単に入るものじゃ無いはずだ。九条の手はわりと大きいし、指も節くれだっている。

    「く、九条、無理じゃないか」
    「なんで?」
    なんで、って。
    「俺、指なんて入れたことないし」
    「はぁ?入れてたら怒る」
    そこだけなんで声が低くなるんだよ。怖いだろ。
    そもそも尻の穴の中なんて場所、気持ちよくなるなんて本当かどうか分からないのに。
    けれど九条は確信を持ってるみたいに、テキパキとベッドと枕で俺の体勢を整えて、尻を剥き出しにして四つん這いにしてしまった。
    脚を開いて、と言われた時は恥ずかしかったけれど、なんでかやっぱり言うことを聞かなきゃいけない気分になって、脚を開いてしまったし。
    「その体勢で動くなよ」
    「うん。あ、あのさ、九条、何すんの?」
    「あ?あー、悪い。怖いか?」
    怖いに決まってる!
    「いや、何してるか分からないから、その」
    「準備するから」
    え?準備ってなんだよ。
    俺は頭の中でハテナマークを浮かべたけれど、九条はそれを読みとってはくれなかったらしい。九条が何か動いている気配はわかるけど、俺は「動くな」と言われていたから、そのまま待ち続ける。
    背後に回られて、また少し怖じ気づいてきた。
    その体勢で後ろに回られると、無防備なちんこまで丸見えになっているはずだ。
    九条は不愉快じゃないのかな?なんて考えたけれど、九条は楽しそうに俺の尻を撫で回して、「準備」とやらを始めてる。
    尻たぶが開かれて、冷たい空気が普段隠れている場所に触れる。
    そこにぬるりと何か・・・・・・液体が塗られる。
    しばらくマッサージをするみたいに穴の周囲を触っていたけれど、いよいよと穴の中心に指が突き立てられる。
    気持ちよくなれるはずがない。
    それなのに、ぴっちりと閉じていたはずの俺の尻は、易々と九条の指を中に招きこんだ。
    最初こそ苦しさに呻き声を上げたけれど、第一関節がぐっと中に入ると、後はもう成り行きだ。
    ぐぅっと押し込まれて、節だった部分を飲み込んだ感触だけは理解した、その瞬間。
    「んあっッ!」
    え?と頭が混乱する。
    それぐらいの衝撃がはしった。
    なにか、何か変な所に九条の指がひっかかった。
    「気持ちいいところ、見つけたな」
    背後の九条の声が楽しんでいる。それは分かったけれど、こちらはそれどころじゃない。その言葉を皮切りにコリコリとその部分を集中的に触られて、体がびくびくと跳ねる。
    「、ひぃっ」
    空気を求めてうめき声をあげると、それに呼応するみたいに尻の穴も動く。粘着質な音が下半身からしていた。
    「ちゃんと慣らして入るようにしてやるから」
    入る?もう入ってるじゃん。いや、違う。そうじゃなくて
    こりっとした感覚と、ちんこに直結するみたいな快感が頭の中を駆けめぐる。もうそれ以外のことがよく分からない。
    「ひっ・・・・・・うぁっ」
    ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅ
    指を細かく動かされて、それが的確にあの変にになる場所をねらっていて、往復するたびに変な声が出てくる。
    「もう三本も入るな」
    「ひぁ?え?」
    ぐぅっと質量が増した。
    「んぎぃッ!」
    拓かれてる!俺のケツの穴、今すごい拓かれてる!
    皺がめいっぱい広げられている感覚があって、指の質量が素早く出たり入ったりを繰り返している。
    「すご。指にしゃぶりついてるぞ」
    ずろっ、と引き抜かれると、穴が未練がましく九条の指についていった。そうなったところを、今度は周りの皮膚を巻き込むみたいに突き立てられる。
    突き立てられた先には、あの変になる場所があって、それを擦り上げながら奥まで入れられてしまう。
    普段きっちりと閉じた場所が、こんなに捏ね回されるなんて。
    「、いや、こんなっ・・・おかしくなっちゃう。変!へんだよぉ」
    「いいんだよ。変になって」
    ケツってこんなに気持ちよくなっちゃうもんなの?頭の中ごと捏ねられてるみたいで、思考がまとまらない。
    ずっとぐちゅぐちゅと音がしていて、時折ぐりっと指を回される。
    「ー!!そこ!そこぉ」
    ピンポイントで押し込まれた部分が気持ちよすぎて、おまけになぜだか、そうやって気持ちいいというところを九条に教えたくてたまらない。
    「気持ちいいのか?」
    「うん、気持ち、イイっ!あ、何度もこりこりするのやだぁ」
    九条の指遣いが激しくて、俺の体もすごく反応してる。
    「こんな指でケツいじられて」
    「あうぅっ」
    ぎゅっ、って、ぎゅって押された!
    「喘ぎまくって『気持ちいい』って、普通ないぞ」
    だから変なんだよ!
    びくびくと腰が跳ねながら、俺は頭の中で反論する。俺、尻に指入れられたのなんて初めてなのに、簡単に入ってるし、凄く気持ちいい。
    それになんだろう?喘ぎすぎじゃないか?なんでこんな声が出るんだ?
    普通だったらおかしい。おかしいのに。

    電話の呼び出し音が聞こえる。そうだ、九条に呼び出されて、そのときなんて言われたんだっけ?
    『佐野、今日、家に来いよ』
    今日は映画の封切りだから、レイトショーを観に行くつもりだったのに。
    けど電話がきたら、そんな気持ちはすっかりなくなってしまったんだった。

    「本当に・・・・・・」
    ごくりと唾を飲む九条の声が聞こえる。
    「体まで変化するんだな」
    あれ?
    その後なんて言われたんだ?
    「なぁ、俺も限界だわ。入れるな」
    入れるって何を?
    俺が何かを口にするより前に、九条の指が音を立てて引き抜かれる。
    抜かれる感触まで気持ちよくて、また声が出てしまった。
    「うぁ」
    指がなくなった穴は、埋められてたものがなくなったのが寂しいみたいにぱくぱくと開閉を繰り返す。おまけにどろりとした液体が太股まで垂れた感触もした。
    九条がうしろでがちゃがちゃと音を立てているのを聞きながら、ぼんやりとした頭でさっきの続きを考える。

    『授業終わったら、家な』
    『俺の言うこと、なんでも聞けよ』
    『お前は絶対気持ちよくなるから』

    ぴとり、と穴に何かがくっつけらる感触がする。それが何かなんて考えるまでもない。
    「やッ、って!まっでぇ!」
    急に覚醒して叫んだけれど、もう遅い。
    ぐっと押しつけられて、さんざん九条の指をしゃぶってた俺のケツの穴は抵抗もしない。指より間違いなくデカい質量だったけれど、信じられないぐらい簡単に、九条のちんこの亀頭部分まで飲み込んだ。
    「ーーー!!」
    俺がでかい声を上げたのはキツかったからじゃない。易々と飲み込んで、しかもそれが、気持ちよかったからだ。
    「ん。佐野、すげぇイイ」
    入り口付近で小さく動かされて、俺は首を振る。尻の穴の縁で力がこもったり緩んだりを繰り返してるのも分かる。でも、そのすぐ奥は
    九条が背中に被さってきて、耳元に唇を寄せてくる。
    「佐野の良いところも狙ってやるな」
    低い声でそう囁かれて、宣言通り、ぐっと腰を進められた。
    「イっ!あぁ」
    そこ、気持ちよすぎる!何度も押し込まないで!あ、でも、その奥
    「ひぃぃいぃぃ」
    指では届かなかった、まだ堅く締まったところが、九条のちんこで拓かれてる!
    「佐野!佐野!」
    九条の動きが速くなって、ぐっと質量を増す。俺はどこもかしこも気持ちよくて、姿勢を崩さないだけで精一杯だ。あ、またあの変になっちゃうところ・・・・・・っ!
    揺さぶられて息も絶え絶えなのに、ぐいっと顎を掴まれて、首を無理な方向へ曲げられる。
    働かない頭で呆然としていると、九条の顔が近づく。
    キスされた。
    「一緒にイこうな」
    最低な宣言をされてる。なのに、九条の顔は笑ってて、それがいつもの、あのちょっとテレたみたいな笑顔で・・・・・・
    「あっ・・・っ」
    「んっ」
    俺は馬鹿なのかな。やっぱり九条のあの顔、可愛いなんて。
    「イく、イくぅ」
    「俺もっ、ん」
    がんがん突かれているあの尻の中の変な場所がぐぅっと動いたような感覚がして、九条の動きも速くなって、そのまま奥に押し込まれる。今まで存在を意識したこともなかったような場所にびゅーっと射精された。
    それと同時に、俺の放っておかれたちんこも射精する。
    言われた通り、一緒にイったんだ。

    ***


    ここら辺にほど近い国道沿いのトンネルを抜けた先に、さびれた電話ボックスがある。暴走族とかに有名な「幽霊が呼び出せる電話ボックス」らしい。
    俺がそれに興味を持ったのは、その噂とはちょっと違う体験をした奴と知り合いになったからだ。そいつは仲間内とふざけて幽霊を呼び出すんではなく、デリヘルに電話をかけたらしい。後から面白話として話題のネタにするために、わざわざ深夜二時の指定時間に。
    かくして電話はつながった。なーんだ、普通に使えるんじゃん、と思ったそいつはデリヘル嬢に条件をつけた。「ゆみ」って名前の嬢にしてくれ、と。そいつはそのときゆみちゃんに片想いしていて、名前を呼んでヤリたかったらしい。たぶんその時、そいつはその片想い相手のゆみちゃんのことを考えていた。簡単にプレイ内容を伝えて、その日の夜の予約として告げて電話を切った。
    そしてその日、来たのはデリヘルではなく、本当の片想い相手の「ゆみ」ちゃんだったのだ。
    約束をした訳でもないのに来た彼女にそいつは驚いたが、さらに驚くことがあった。彼女は玄関に入って開口一番こう言ったのだ。
    「お電話いただきました」
    おおよそ、若い女の子が使う言葉遣いじゃない。
    そいつは得心して、ゆみちゃんを家に招き入れた。その後たっぷり楽しんだらしい。
    つまり、あの電話ボックスは「幽霊を呼び出す」んじゃない。雰囲気が恐ろしいから、みんな幽霊を連想して使う、だから幽霊が出てくるだけなのだ。
    じゃぁ、本当に居る人間を呼び出せば?それは「ゆみちゃん」を呼び出したそいつの話が証明してる。

    俺は深夜二時に佐野へと電話をかけた。

    痛い思いはしてほしくない。けれどヤリたい。佐野はちょっと馬鹿だから、流されるみたいに俺の言うことを聞いてくれないだろうか。俺が最初の男になりたい。あいつはノンケだけど、俺とつき合って欲しい。普通だったら突っ込める訳ないけど、出来れば最後までしたい。

    佐野はその日の夕方、俺の家にやってきた。
    「お電話いただきました」
    いつもの佐野だったら、絶対に言わないような言葉遣い。

    俺は思わず笑みを浮かべて、佐野を家へと招き入れた。
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    zeng0214

    DOODLE怖い話風だけど怖くない話。催眠系です。ほとんどエロのみ。
    美形×平凡
    もしものボックスここら辺からほど近い国道沿いに、山を抜けるトンネルがあるんだけど、そのトンネルを出たすぐのところに、電話ボックスがあるんだよ。今どき電話ボックスなんて公共の場所でも少ないのに、その公衆電話はずっとそこに置いてある。なんでかって、撤去しようとすると何かが起こるらしい。「何か」がなんなのかは分からないけどな。とにかくその電話ボックス、昔から有名な「幽霊を呼び出す電話」なんだ。そのトンネル、昔から暴走族が使ってたんだけど、ほら、暴走族ってなんでか肝試し好きだろ?最初はもしかしたら、寂れた電話ボックスに曰くをつけてやろうなんてデマだったのかもしれないけど、噂になれば当然そうい奴らが寄ってくるじゃん。で、普通はまぁ、何割かがちょっと雰囲気に呑まれて、見栄もかねて広まってく、そういうもんだと思うけど、あの電話ボックスはガチなんだよ。面白がって呼び出しした奴、全員本当に幽霊と出会ったらしい。それがさ、同じ幽霊じゃないんだと。血まみれの男とか白い服来た女とか、走る老婆だとか、とにかく姿はみんな違う。呼び出してすぐに来る訳でもなくて、日を変えてとか、1週間たって忘れたような頃とかもあるらしい。でも呼び出したら絶対会えるんだってさ。共通してんのはひとつだけ。必ず「お電話いただきました」って言うんだって。
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