Recent Search
    Sign in to register your favorite tags
    Sign Up, Sign In

    tomatotmttomato

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 5

    tomatotmttomato

    ☆quiet follow

    ヒヨシが退治人レッド・バレットを続けている代わりにロナルドくんが既に退場している世界線。いろいろ捏造と妄想がいっぱい。楽しい描写はほぼない。頭が砕けたり、銃を撃ちこんだりする描写があります。

    並行幸福理論一枚の写真を手に取る。かつて近所の人に撮ってもらったものだ。仕舞い込んだ箱のさらに奥に眠らせていた写真。それを見て物思いに耽る。
    ヒヨシには可愛い妹がいる。そして可愛い弟がいた。弟だけは「いた」という過去の表現になってしまうことに気が狂いそうになる。
    とても可愛い弟だった。兄の後ろをくっ付いて回る小さい弟。退治人をしているヒヨシに憧れて、将来は同じ仕事に就くとはしゃいでいた。
    「兄ちゃんみたいになるー!」
    「一緒に事務所でも建てたいもんじゃ」
    たくさんの思い出がある。
    「ほら、手握るか」
    「うん」
    何処かに出掛ける時、ヒヨシは右腕で妹を抱いて左手で弟の手を握るのがいつものスタイルだった。両親が居ない三人兄妹。若い時からヒヨシが退治人として働くことで家計を維持していた。お金は普通の仕事より良く、そのうえ女性にもモテる良い職業。最高だ。
    「兄ちゃんは仕事すき?」
    「もちろん」
    退治人の仕事は夜がメイン。そのせいで弟妹たちには寂しい思いをたくさんさせた。けれど、それを補えるくらい愛情を注いで育てたつもりだ。自分の命より大切な弟妹。愛しい家族。
    「おや、ご家族の写真ですかな」
    「……勝手に覗くんじゃにゃあ」
    「たまには手伝いでもしようと思いましてね」
    「ヌーヌヌ!」
    ヒヨシの目の前で吸血鬼が笑う。日が沈み、活動を始めた吸血鬼は使い魔のアルマジロと一緒にヒヨシを見ている。彼の名前はドラルク。ヒヨシが紆余曲折の末にドラルクの城を爆破してしまったために事務所に住まわせることになった。何度も殺した上に住居を吹っ飛ばした責任を取ったのだ。とはいえ退治人の家に住むことにするとは何とも神経の太い吸血鬼だとヒヨシは呆れ返った。
    ドラルクは料理が上手く、綺麗好きの部分が功を奏して事務所が以前よりまともになった。これは思わぬ副産物だった。強いて困っているとしたら女性が連れ込みにくくなったことくらいだ。
    「家族の前ではレッド・バレットも形なしですかな」
    いつもなら背後に立つだけで振り返っているヒヨシが静かなのを見て、享楽チャンスだと認識したのだろう。ドラルクはニンマリと笑っている。
    「以前に会った妹さんでしょう。小さい頃からソックリなんですねえ」
    「……よく似とるんじゃ」
    ドラルクが写真の中にいる妹のヒマリを指差す。まだ小さく、ヒヨシの腕の中でやや眠そうな顔を浮かべている。ドラルクの視線が妹から動く。当然かとヒヨシは思いつつ、次に飛んでくるであろう質問に身構えた。
    「こちらは?」
    ヒヨシの手を握っている少年を指差した。ドラルクでなかったとしても当然聞くだろう。写真にはヒヨシを含めて三人写っているのだから。ソックリな三人を見て、ドラルクは一目でこれを兄妹写真と判断したはずだ。
    「よく似てますが」
    「…………弟じゃ」
    「私もいずれ会えたり?」
    「故人でな」
    「それは、悪いことを」
    スッと謝罪の言葉が出てきたことにほんの少しばかり驚愕したが、ドラルクは家族仲が良いからこそ悪いと思ったのかもしれない。
    「可愛い弟じゃったわ。俺の後ろばっかりついてきて、兄ちゃん兄ちゃんと言うもんだから俺も随分と甘やかしたもんじゃ」
    「……弟さんはご病気か何かで?」
    「いや、ある日居なくなってしまった」
    表情の抜け落ちたヒヨシの言葉が部屋に落ちる。あまり見せない顔だった。寂しさであるとか、怒りであるとか、そんな感情を混ぜ込んで虚無に至ったような表情。
    深い経緯があるのだろうとドラルクはすぐさま悟る。何せ人間は手品のように消えやしない。ヒヨシの弟が幼い頃の話であれば、なおさら何かの意思が絡まってこないとおかしい。人間の子供は弱いものだ。
    「居なくなった?」
    「そうじゃ。まるで霧に拐われたようにな。八月の、蒸し暑い夜、八月七日……」
    ぽつぽつとヒヨシの口から過去の思い出が溢れる。どうして他人であるドラルクに話す気持ちになったのかヒヨシには分からない。ただ、胸の奥深くに横たわった罪悪感に似たものを吐き出したかったのかもしれない。

    +++

    よく覚えている。嫌というほど覚えている。ヒヨシは、その日の朝から夜まで鮮明に思い出せる。何度も何度も夢に見た。その日は朝から忙しかった。レッド・バレットとして街の安全対策のイベントを手伝うことになっていたのだ。時給が良かったのもあって喜んでシフトを入れた。早く出る必要があり、眠そうな弟と妹のために作り置きの食事を作って服を出しておいた。
    「兄ちゃん、いってらっしゃい」
    「い」
    「いいか。絶対に開けるじゃにゃあよ」
    ヒマリの頭を撫で、△△△の手を握った。それから二人に見送られて家を出た。ちゃんと二人が鍵を閉めたところも確認した。ヒヨシが家を出てしまえば、残るのは子供だけだ。どんな不審者が現れるか分からない。年齢を見ればヒヨシも庇護されるべき存在だったが幼い弟妹たちの為にそんなこと気にしてはいられなかった。
    「街の平和はレッド・バレットにお任せを!」
    イベントでは大人から子供まで、多くの人を前に吸血鬼と出会った時のデモンストレーションをした。よく覚えている。昼食に弁当が支給されて、一緒に出ていた退治人たちと明日の天気は晴れるだろうか、気温はどれくらいになるだろうかと食べながら話したのだ。明日は弟の誕生日だから晴れてくれるといいとも話した。
    「いい兄ちゃんだよなぁ。弟さんも妹さんも幸せで羨ましいよ」
    「レッド・バレットが兄貴とか自慢だろ」
    「褒めても何も出んぞ」
    そんな平凡な会話をして、夕方までイベント会場で働いた。本当ならイベントが終わった時点で帰る予定だった。仕事の為に何時間も家を空けている日は多かったが、幼い弟妹と少しでも長く居てやりたいという意思は常にあった。
    「今からか……」
    しかし直帰の思惑は叶うことなく、吸血鬼が暴れているという現場への呼び出しとなった。急な呼び出しであってもレッド・バレットは華麗に吸血鬼を退けてみせた。これこそ弟が憧れる退治人の姿だ。そして現場近くにいた女の子とかなり盛り上がってしまった。
    「なんじゃ?」
    女の子と別れてから携帯を確認すると、自宅の番号から何度か着信が入っていた。妹の背丈では届かない位置に置いた電話を思えば、弟がかけてきたのだとすぐに分かった。何かあれば絶対に電話するんじゃぞ、といつも弟妹に伝えていた。家の電話を鳴らす。誰も出なかった。その時は寝てしまったのだろうかと思った。
    「帰らんとな……」
    ヒヨシは携帯で時刻を確認する。この時点で時計は夜九時を回っていた。煌びやかなシンヨコを後にして自宅へと急ぐ。ヒヨシは自宅の前に立って鍵を差し込んだ。扉を開けようとしたが開かなかった。
    「……な、んで」
    ヒヨシは鍵を開けたつもりだった。しかし実際には鍵がかかった。ならば帰ってくるまで自宅の玄関は「開きっぱなし」だったということだ。恐ろしくなって身体に震えが走った。大急ぎで鍵を開け直し、家へと飛び込んだ。
    「△△△!ヒマリ!」
    靴など玄関に散らかしたままだが、そんなの後回しでいい。二人が眠っているであろう寝室へ駆け込む。妹はそこにいた。触れてみれば体が熱い。部屋も異様に暑くなっていた。今日は熱帯夜になると予報に出ていたじゃないかとヒヨシは己の行動を恥じる。
    「大丈夫か、ヒマリ!」
    何度呼びかけても反応が返ってこない。熱中症でもかなり重たい症状。ありったけの保冷剤を引っ張り出してヒマリの近くへと置く。水道から水を取ってきて、ゆっくりと飲ませた。まだ水は飲めるがかなり危ない状態だ。
    「兄ちゃんのせいじゃ、兄ちゃんの……」
    少し前にクーラーが壊れた。金銭的に余裕が無かったヒヨシは買い替えを後回しにしたのだ。そのせいで部屋が暑くなり、ヒマリが体調を崩した。きっと電話はそのことだったのだろう。ヒヨシは混乱した頭で次にどうすべきか考える。そして弟はどこに行ったのかと恐ろしくなる。
    「△△△!」
    ヒヨシは家中を探し回ったが弟だけがいない。どうしたら、どうしたらと思考が乱れる中でダイニングテーブルに紙が一枚置かれていることに気づいた。乱れたひらがなで書かれた文字は弟のものだ。
    『こんびに、いってくる』
    「なんで一人で行ったんじゃ!」
    優しい弟はヒマリのために何か買ってこようと考えたらしい。家の近くにコンビニは数軒ある。どの店舗へ行くかはヒヨシにも想像がつかない。
    そして当然ながら体は一つしかない。二つのことを同時に解決なんて出来ない。弟が憧れる退治人レッド・バレットは人間でしかないのだから。
    「くそ!」
    ヒヨシは箪笥から給料の入った封筒を引っ張り出し、ヒマリを抱えた。とにかく今は一番近い夜間救急に診てもらうしかない。救急車を呼ぶことも考えたが、弟への対応が遅くなってしまう。知り合いに電話することも考えたが、事情を話しているうちにどんどん時間は過ぎていく。走って、走って、救急へ飛び込んで封筒と自分の身分証とヒマリを預けた。
    「すみません、必ず迎えにきます!もし何かあればこの番号に電話を!」
    看護師が呆気に取られている間にメモ帳に書き殴った番号を渡して病院を出た。まず家に戻って弟が帰ってきた時のために書き置きを書いて玄関のドアに貼った。これで行き違いになっても待っててくれるはずだ。
    「見つかってくれ」
    ヒヨシは近くのコンビニ全部を回って店員に写真を見せて、子供が来てないかと聞いていった。どの店にも弟は居なかったが、とあるコンビニの店員が似たような子がジュースとアイスを買って行ったと教えてくれた。目撃した人間がいたことにホッとした。少なくともコンビニまでは来れている。なら、この道から家まで走ればいいだけだ。
    「大丈夫か……」
    仲間たちが声をかける。結果的に、ヒヨシは弟と会えなかった。弟は家に帰って来なかった。コンビニから出たのを最後に忽然と姿を消してしまった。日付が変わって、弟の誕生日になっても帰って来ない。
    警察に通報した。退治人の仲間にも話した。たくさんの大人たちが協力してくれたが、弟は二度と見つからなかった。
    行方不明になって一週間ほど経った頃、弟の靴が公園の隅で見つかった。それからまた暫く経って靴下が見つかり、最後には当時弟が着ていたもの全てが揃った。服の襟近くには二つの穴が開いていて、吸血鬼の牙だろうと警察は断定した。
    服が見つかり、次は丸裸になった遺体でも出るのではないかと週刊誌は騒ぎ立てたが、弟の身体が見つかることはなかった。吸血鬼に監禁されているのだとか、実は兄が殺して床下に埋めているのだとか酷い噂話が一部で流れていたことも知っている。いっそのこと、どれだけバラバラになっていても身体さえ見つかれば、こんなに苦しい思いをせずに済んだと思った。
    失踪届を出して何年も経った後、弟は法律上での死人になってしまった。空っぽの墓も仏壇もいらない。弟の死を受け入れることが出来なかった。

    +++

    「俺が弟の未来を奪ったんじゃ」
    ドラルクは目の前の退治人が話し終わってから、黙り込む様子を見ていた。写真を仕舞い込む理由には十分すぎる。赤い退治人は弟の顔を直視できないのだ。死んでしまった弟への罪悪感で殺されてしまいそうなのだから。
    「すまんな、こんな話」
    「いえ」
    「良い兄ちゃんで居たかった。でも俺は弟が思っていたほど真面目でも良いやつでもなかった。金銭的に余裕は無かったし、ふとした瞬間に二人を抱いて踏切に飛び込みそうになったこともあった。いっそ三人で楽になって、でもそれは俺のエゴで……」
    ヒヨシの声が震えている。
    「何が退治人レッド・バレットじゃ。憧れてくれた弟はもう居ないのに。弟の未来を失ってまで退治人をしているのは何でなんじゃろうな」
    「何か意味があるのでは?ここは退治人をしている貴方がいる世界、何処かには弟さんが退治人をしている世界があるかも」
    「面白いことを言うにゃあ」
    写真を箱にしまった。美しい思い出は、もうヒヨシの中しか残っていない。ヒマリは幼かったのもあって弟の記憶を殆ど持っていない。遊んでくれた優しい人ぐらいだろう。
    重たい空気の中で電話が鳴る。ヒヨシは直ぐに受話器を持ち、『レッド・バレット吸血鬼退治事務所です』と応対を始めた。話を進めるうちにヒヨシの表情は固くなっていき、電話が終わった途端に事務所を駆け出していく。いつも通り、ドラルクは事務所番だ。
    「ぁああ、ああああ!!」
    現場では骨が軋むような音が響き渡っている。ヒヨシは弾丸を詰めた銃を片手に音の発生源を見た。どっぷりと血に塗れた吸血鬼が叫んでいる。身体の一部がグニャグニャと変化しては元に戻る、を繰り返していた。
    「暴走しているみたいじゃな……」
    事の発端は吸血鬼同士の諍いだったと目撃者は語った。ひとまず通報を受けた吸対が対処に当たったが片方の吸血鬼があまりに暴走する為、シンヨコでも手練れのヒヨシに協力依頼が飛んできたということだ。近くの吸対職員に事情を聴けば片方の吸血鬼が突然おかしくなり、もう一方の吸血鬼を喰い殺して暴走し始めたのだと言う。そこからは地獄絵図だ。
    「手当たり次第に下等吸血鬼を魅了で引き寄せては吸血を繰り返しています……人間にもかなり影響を及ぼす魅了です。麻酔の類は全く効きません。ニンニクも銀も効果を示すか怪しいようで……」
    「ちなみに吸対の上層部は処分をご所望か?」
    「危険すぎるため即刻処分を、とのことです。VRCからは研究の為に捕獲して欲しいと依頼がきています」
    「欲張りじゃな!」
    レッド・バレットは吸血鬼から補足されない位置から狙いを定める。振り向かれなければバレないだろう。いくら暴走しようとも動きが大きすぎれば隙が生まれる。それを撃ち抜くくらい容易だ。麻酔も銀も効かなければ弾丸という暴力で脳を吹っ飛ばすしかない。ヒヨシの持ち込んでいる銃は吸対のものより威力がある。死ななければVRC送り、死ねば吸対上層部の願い通りだ。
    「あぁ、うぁああ……」
    吸血鬼が呻いている。あそこまで頑丈では腕や脚を撃ったところで止まらないだろう。ジッと観察して好機を待つ。ぴたりと吸血鬼の動きが止まった瞬間、銃弾が撃ち出された。パァンと弾けた音が何発が響き渡り、吸血鬼の頭が吹き飛んだ。頭に二発、心臓に一発当てた。撃ち抜かれた吸血鬼は血溜まりの中へと倒れる。ピクピクと手脚が動いていることを見ても、一時的に思考力を奪っただけのようだ。
    「急げ、回復したらまた動く」
    ヒヨシの言葉に吸対職員が走り出した。取り囲まれている吸血鬼の近くへヒヨシも寄った。また動き出したら銃弾を近くで撃ち込めるようにしておく為だ。うつ伏せに倒れた吸血鬼の身体が吸対の職員によって仰向けに転がされる。見開いて濁った瞳がヒヨシを映した。
    「は……?」
    「どうされました」
    「嘘じゃ、そんなはず」
    手に持っていた銃を落とした。青い目がある。美しい青い目だ。ヒヨシと同じ色をした目。血に濡れて見えてなかった髪は銀髪だ。瞳に生気が戻ってきている。吸血鬼の口が開いた。塊のように溢れた血と共に音を吐き出す。吸血鬼が笑っている。
    「おにい、さん、だれ……?」
    記憶より低い声だった。身体だって大きい。耳は尖っているし、牙が生えている。何もかも違う。それでも、頭蓋骨が砕けていようと目の前にいるのが誰なのかヒヨシにはすぐ分かった。
    「おれ、は、だれなの……」
    ずっと昔に死んだはずの弟だった。脳天を吹き飛ばされ、心臓を破裂させても笑っている吸血鬼。思い出の中にあるものと同じ笑顔。
    『兄ちゃん!一緒に遊んで!』
    どうして今になって、と思った。人間のまま死ねなかった弟の姿に喜びよりも恐怖が襲ってくる。化け物になって帰ってくるくらいならば、やっぱり皆んなで死んでやったほうが良かったのではないかと後悔するほどに。そして弟が目の前に居るのに喜べない自分が心底から憎たらしかった。
    「こわいよぉ、にいちゃん……」
    再生によって記憶がめちゃくちゃになったのか兄を呼び続ける口から血が溢れる。
    「いたいよぉ、さむいよぉ」
    「大丈夫……大丈夫じゃ、すぐ治る」
    震えた声で答えた。赤い服に血が染み込む。
    「にいちゃん、にいちゃん、どこ」
    ふらふらと手が彷徨う。吸血鬼はヒヨシが兄であると認識できないらしい。吸血鬼化してしまった時に記憶がおかしくなってしまったのかもしれない。もう彼の頭には兄がどんな顔だったのか、どんな声だったのかも残ってないのかもしれない。あれほど優しかった弟は壊れてしまった。
    「その吸血鬼はどうしますか……処分を?」
    吸対職員たちが困ったように視線を彷徨わせている。ヒヨシは必死に吸血鬼の右手を握った。
    「VRCに運んでくれ、頼む……頼むから、殺さないでやってくれんか……」
    月が輝いている。大きくて綺麗な月が輝いている。化け物になった弟と泣き続ける人間を照らしていた。
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    😭😭👏😭💘💯💯💯💯💯💯💯🙏🙏🙏🙏🙏🙏🙏🙏🙏❤😭😭😭😭👏👏👏😭😭😭🙏🙏🙏👏👏👏👏👏😭👏👏👏🙏🙏🙏👏🙏👏😭😭👏👏👏😭😭🙏😭
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    recommended works