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    ao_aibou

    @ao_aibouのらくがき垢。
    もっとお絵描きする余裕をつくりたい。

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    ao_aibou

    DONEとある監督生の日常(♣️(♥️♠️))
    時系列としては初期のイメージ。前のと同じ監督生。ただの日常なので何もオチはありません。
    朝の図書館は生徒が少なく静かなので、俺はしばしば調べものをしていた。学園長は正直あてにならなそうだし、――っていうか、絶対探してないよな…――元の世界に戻る方法は自分で見つけるしかない、と意気込んで調べ始めたものの、手掛かりすら見つからない。

    今日で調べ始めて一週間か……と、思わずため息をついたその時。ぽん、と肩を叩かれた。

    「そんな顔してると、幸せが逃げるぞ」
    「トレイ先輩……」

    俺の驚いた顔を見て、先輩はふっ、と笑顔になる。

    「悪い。驚かせるつもりはなかった。何か調べものか?」
    「あ、まあ、はい、」
    「何を調べてるんだ?」
    「えっと、元の世界に帰る手掛かりを……」

    学園長が信用できないから自力で方法を見つけようとしていることまでは、流石に言わなかった。

    「そうか。……その様子だと、あまり良い経過じゃあないみたいだな」
    「はい……手掛かりすら見当たらなくて」
    「まあ、これでも食べて、一息ついたらどうだ?」

    そう言って先輩は、焼きたてのタルトを差し出した。オレンジ色の生地に、この匂い…

    「かぼちゃですか?」
    「ああ。かぼちゃが好きだってエースとデュースに聞いてな」
    「あ 739

    ao_aibou

    DONEとある監督生の日常(♥️♠️😸)
    ※オチがありません。たぶん続きません。気分と勢いで書きました。
    「なあ、ユウはどういう子がタイプ?」

    昼下がりの食堂。各々昼食を食べ終えた俺たち三人は、いつものように雑談で残りの休み時間を潰していた。

    「俺?俺は………んー…誠実な人かな」
    「うわ出た真面目クン。もっとこう、背が小さいーとか、胸が大きいーとかないわけ?」
    「容姿はそんなに…かな。大事なのは中身だろ」
    「わかるぞ、ユウ!!!」
    「さすがデュース」

    がしっと手を握りあう俺とデュースを前にため息をつくエース。

    「あーお前らに聞いた俺がバカだったわ」
    「悪かったな真面目で」
    「そういうエースはどうなんだ?」
    「俺はもちろん、かわいくて、俺より背が小さくて、できれば胸が大きくて――あと、からかい甲斐がある子」
    「エースらしい」
    「だな」
    「でもま、今は別にいいかな」
    「へえ、意外」
    「彼女ほしかったら全寮制の男子校になんか入るわけないだろ」
    「それもそうか」

    そういえば皆、魔法士になりにこの高校へ入学してるんだったな。

    「彼女か……。考えたこともなかったな」
    「デュースに彼女はまだ早いでしょ」
    「どういう意味だ」
    「そのまんまの意味ですけど?」
    「なんだと?」
    「はーーーーいそこま 1070