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    おやかた

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    おやかた

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    供養今日も今日とて蛮神退治。明日は1日休みだからと仕事を押し付けて来そうな知り合いに念を押し、明日の事を考えながら家に帰ったら既にゼルが居た。
    私が買って隠して置いた玩具を手に。


    「...ただいまゼル」

    「ん、おかえりルイ。これ、なんだかわかるか?」


    ぷらん、とゼルの手で揺られてるそれはプロステートチップと呼ばれるもので、幸か不幸か安心安全なシャーレアン製だ。
    前から前立腺を刺激できる画期的なアイテム...らしい。
    実際のところ、オールドシャーレアンで背後から襲って来た男に無理矢理押し付けられたものだからよくわかっていない。ただ、他の男から貰ったものをゼルに使うのも気に入らないし、何より安全だと言われても経緯が経緯なだけに信用できるはずもなかった。

    が、ゼルの目はもう気になる、知りたいと語っている。こうなったら何を言ったって自分の足で調べに行ってしまうだろう。
    それで明日の休みが潰れるのは嫌だ。もっと言えば、何も無かったとはいえ私が襲われた事は隠しておきたかった。


    とりあえず簡単に着替えて横に座ると、いつも通り尻尾が私の腕に絡んできた。ゼルの視線は以前プロステートチップに釘付けだから、無意識だ。
    ....本当、そういうところに弱いな、私は。

    一息ついた所で、襲われた事だけを伏せて説明するとゼルは耳をぴんと立てて尻尾で更にきゅう、と私の腕を抱きしめてくる。
    想像していたのとは違った反応に、思わず眉を顰める。


    「...なに、使いたい?」


    そう問えば、真っ赤な顔が返事をしてくれた。視線に入るゼルの股間は緩く膨らみ始めていて、一瞬隠そうとした両手はそっと彼の顔を覆った。何もかもが可愛いのに、要因があの玩具だってのが癪だ。
    ...そうか、なら。


    「今日は、おあずけ」

    「ぇっ.....?」

    「イくのも我慢、できる?」

    「ぁ、どう.......だろうな.......」


    ゼル、と何度も名前を呼びながら髪や頬にキスを落とす度に、口にしてもらえない寂しさが吐息で漏れていく。
    やっと視線が絡み合った瞬間、物欲しそうに開かれたゼルの唇へ優しく、でも深いキスをする。少しザラザラの舌先が私の舌を追いかけて撫でるのを楽しみつつ、顔や手、腰、脚と触る場所を移動させていく。


    「んん....ふ、ぁ.......あ、ル、んっ......」

    「っは、なに?ゼル、言ってみて」

    「もっとした、したを、」


    下、と言われて膝の辺りを撫でると、さっきまでくたっと力なく垂れていた尻尾が力無く膝を撫でた手に載せられる。なけなしの力で腕を引っ張ろうとしているから、その尻尾を撫でてみる。ふわふわの毛先からゆっくり付け根まで撫でていくと時折腰がゆるゆると揺れ、まだ続くキスの間から甘い声が漏れ出す。


    「ひぁ、っもう........ルイぃ....」

    「まだ尻尾しか触ってないのに、こんな声出して...」

    「ぁ、むり、だ....こんなの、ずっとじゃ.......」

    「...本当に?」








    この後散々寸止めされたまま疲れて寝ちゃうゼルくんとゼルくんサイズのプロステートチップを作るルイが翌日ウルダハのマーケットでプロステートチップ仕込んだままお買い物デートする話を書きたかった
    書かないまま時間だけ過ぎちゃうからここまでで供養 🙏アーメン
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