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    チャイコ

    リンリバ

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    チャイコ

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    前にアップしたブレワイリンク✕転生リーバル(8歳)の続き、ちょっとだけ
    スマホで文章書くの大変すぎなのでなかなか続かないっす

    #リンリバ
    limba

    ブレワイリンク✕転生バル何度かリンクの腹を蹴ったらリーバルはようやく満足したらしい。小さな嘴をツンと上へ向け、ぷいと顔を逸らしてしまった。
    「ごめんって、許して、な?」
    リンクが顔を覗き込むとリーバルはその碧水晶のような眼をちらりと開き「フン」と言った。
    いかにもリト族の雛らしい甲高い愛らしい声だ。
    「そこの屋台のビードロ」
    「え?」
    「ママにねだったら、今日はもうおもちゃ買ってあげたからだめ!って言われたの」
    「おもちゃ?」
    「この狐のお面!だから、君がかってよ、ビードロ、それでゆるしてあげるから」
    「ああいいよ、ビードロぐらいいくらでも」
    「ウン」
    リーバルはニコッと笑った。吊り目の彼が笑うと目尻が釣り上がるのに――キツさが増すどころか更に愛らしくなる――その笑いが、百年前の彼そっくりで、リンクはもう少しで声を上げて、泣くところ、だった。
    「4歳ぐらいで、ボクは英傑リーバルじゃない、べつのリトのひななんだ、って気がついて」
    「それで?」
    「もうガノンはいなくなってて、ゆうしゃとひめぎみが倒したって聞いて、ボクは役目をはたせたんだって、安心した」
    「みんなのおかげだよ」
    「ウン」
    リンクの膝の上に乗りながらリーバルはリンクのもみあげをいじっている。これも、百年前の彼の癖だった。
    「名前もリーバルなのかい?」
    「ボクだけじゃない、他にもリーバルって名前の雛いるよ、英傑の名前をもらうのってそんな珍しくないから」
    「へえ」
    「ボクのパパ、リーバルのファンなの。まあパパはリーバルが大男だと思ってるけど」
    「今日、パパとママと一緒に来たのかい?」
    「ウン」
    「いまどこにいるんだ?ご挨拶しないと」
    「わかんない、ボク迷子だから」
    「ええっ!」
    リンクがリーバルをだっこし急に立ち上がると、驚いたのかリーバルが「ピィッ!?」と叫んでリンクの体にしがみついた。
    「急に立ち上がらないでよ!ピッ!」
    「ごめん、でも迷子なら心配してる、早く探さないと」
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    チャイコ

    MAIKING長い🗡🐦の息抜きで書いてたリンリバ。風邪で何週間も文章が書けなかったのでリハビリ。
    続きもあるけど一旦ここまで!現パロショタなんで注意
    どうも「リーバルを可愛がりたい!愛したい!」という欲望を創作の中でリンクに託している気がする……まあリンク以上にリーバルに相応しい男もいないし、当然だな!(※個人の意見です)
    無題リンクとリーバルは近所に住む幼馴染同士の5歳の男の子だ。リンクの方が半年ほど年上のお兄ちゃんで、来年には同じ小学校に通うことが決まっている。
    「俺、大きくなったらリーバルをお嫁さんに貰うから!」
     リンクは定期的にそう宣言しており、お父さんもお母さんもその度「じゃあ頑張りなさい」と言っている。別に子供の言うことだから適当に流してるとかそういうわけではなく、2人ともリンクが本気なのを承知しているので反対しても無駄だとわかりきっているだけだった。3歳ぐらいの時にはじめてリンクが「りばると結婚する!」と言いだした時は「まあ子供の言うことだしね、すぐ変わるだろ」と2人とも思っていたのだが半年経っても1年経ってもリンクの決意は変わらず、七夕の短冊にも保育園で聞かれる将来の夢の欄にも必ず「りばるとけっこん」と書くのでそのうち本気だと分かったのだった。
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