僕が知る前まで愛を伝える僕らが恋人になってから数カ月が過ぎようとする頃、何気ない会話から彼の元恋人の話になった。
⚰️「それで?貴方はここへ来る少し前まで、その方と一緒に居られたのですか?」
🏈「いや、来る前って言ったって、一、二年前の話だぜ?」
⚰️「だからなんだって言うんですか?貴方に触れていいのは今までだって僕だけでありたいのです。
それで、ウィリアムさんは以前の恋人にどこを触られましたか?」
コーヒーを片手に持ちながらソファーに腰をかけているウィリアムさんは少し驚いたような表情を見せた。
そんなウィリアムさんが視線を反らせないよう頬に手を添え、できるだけ優しく問いかけた。
⚰️「貴方はその恋人に何をされていましたか?それは心地よかったですか?嬉しかったですか?僕ならウィリアムさんが満足するようなことを目一杯してあげられるのに、貴方は僕よりもその人が好きなんですか?僕の方が貴方のことを愛せるのに…」
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