第五人格 ⚰️×🏈 消防士オフェは性の知識を全く知らなかったら可愛いなと思った書き散らし。🏈「ちょっと待ってくれ!」
⚰️「ウィリアムさん、何故僕を拒むのですか?」
やっとの思いで、お付き合いしてから3ヶ月が立つ頃、僕らはまだキスもしたことがなかった。
🏈「だって…キス、したら子どもができるかもしれないんだぞ?」
⚰️「???」
🏈「お前だって困るだろ?そんなことになったら…由緒正しい家系で、ただでさえ俺みたいなやつ、毛嫌いされてるのに…子どもができちまったら、イソップと会えなくなる。それが、嫌だ。」
⚰️「…ウィリアムさん、貴方って人は、可愛いですね」
🏈「はぁ?!」
怒る彼の口を自身の口で塞ぐ。
🏈「んっ!んぅ!!」
⚰️「可愛い、本当に可愛い。ほら、子どもができてしまうんでしょ?嫌なら逃げてみてくださいよ。」
逃げる彼の舌を絡めて、口内を掻き乱す。
🏈「ん!やっ、赤ちゃんできるぅ…」
僕よりも力の強いはずなのに、僕の胸をとんとんと押すだけのウィリアムさん。
⚰️「それで抵抗してる気ですか?」
🏈「っ、嫌だ…イソップと会えなくなるっ、イソップやめてくれ、本当に…やめてっ」
瞳に涙を浮かべ嫌がる彼を見て、急いで唇を離す。
⚰️「すいません、貴方を泣かせるつもりはないのです。」
🏈「ぐずっ…いっぱいキスしちゃった。赤ちゃんできちゃったらどうしよう」
本気で泣いていて、無邪気で可愛いウィリアムさん。溢れる涙を指でそっとすくった。
⚰️「ウィリアムさん、僕は貴方以外には何もいらないんです。家のことも、当主の責任も、伝統を繋いでいく役目だって、本当にどうでもいい。僕の隣に貴方がいない人生なんて、意味がないんです。」
🏈「そんなっ、だめだ!お前は立派になって、それで俺は、たまにイソップに会えるだけで幸せで、俺みたいなのを愛してくれてっ、その思い出だけで俺は充分すぎるくらいで」
⚰️「僕はっ!貴方がいないとだめなんです!貴方と共に時を刻みたい。それがもし叶わないなら僕と一緒に駆け落ちしてください。」
🏈「っ、本当に俺なんかでいいのか…?」
⚰️「貴方だからいいんです。」
そう言って彼の唇を奪う。
⚰️「ウィリアムさん、キスお好きですか?かっこいいお顔がトロトロですよ。」
🏈「んっ、キス、気持ちいぃ」
⚰️「ちゃんと気持ちいいって言えて良い子ですね。可愛いです。」
🏈「んん…」
⚰️「ねぇ、ウィリアムさん。僕の赤ちゃん産んでくれますか?」
🏈「うんっ、産む、イソップの赤ひゃんうむ…」
⚰️「嬉しいです。」
翌日、昨日のことを時々思い出すのか、ぼーとしているウィリアムさんに本当のことを話した。
⚰️「ウィリアムさん、キスで赤ちゃんはできないんですよ。」
🏈「は?!!えっ!だって昨日お前も赤ちゃん産んでくれって」
⚰️「ウィリアムさんが可愛すぎて意地悪をしてしまったんです。」
🏈「っ、ひどい!俺、イソップの赤ちゃん。嬉しかったのに」
⚰️「……ちゃんと、赤ちゃんできる別の方法を探しましょうね。」