ネタメモ冰妹の師尊のように、自分を撫でてくれる師尊の手がほしいといろんな時間軸に師尊を探しに行く冰哥
裁判前の水牢に行ったとき、沈九が小公子の鞭打ちの反動で酸の泉にすべり落ちたのを見た
救助し治療するが、見ることもしゃべることも動くこともできないケロイドの肉の塊と化した姿のまま、数か月後癒えることなく死亡した
次の世界では柳清歌が押す車イスに乗る沈九の姿があった
洞窟での柳清歌救助の際に破壊された体はほぼ動かず、柳清歌が生涯介護を務める
残念ながらそれは長くなかった
次の世界は弟子選抜の日だった
椅子に座っている沈九の姿に不安になるが、冰河にむかって手を向け指さすさまに鼓動が早くなる
その直後にその腕が地面に落ち、一瞬で血の気が引いた
そばにいた岳清源が悲痛な声を上げて黒ずんだ腕を拾い上げるが当の沈九は「壊死していた腕だ、とうに痛みはない」と飄々と口にする
椅子から抱き上げられた沈九の残りの手足は木でできた義肢だった
七哥は小九を迎えに行くことができたが、秋邸での長年の虐待で損傷した身体は結丹まで持つことなく朽ちた
冰哥は清静に迎えられたわずか2年後、白い喪服で師尊を見送ることになる
更に時間を遡るが、目にしたのは孤児が馬車に轢かれるところだった
手足がちぎれかけた小さな体に他の孤児がしがみつくが、うつろな目が弱弱しく震え、それが最後の動きだった
ようやく思い知る
これが一人の魂を徹底的に破壊した罰であることを
どんなに望んでも彼があの手を得る日はこない