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    himo_hodoku

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    himo_hodoku

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    OL審神者さんの部隊と英国本丸の部隊が演練場にて戦います。ちょもさにになりそうでならないのは呪いでしょうか。

    #創作審神者
    creationOfInquisitor
    #山鳥毛
    mountainBirdsCrest
    #ちょもさに

    OL審神者さんのとこの山鳥毛さんがはしゃぐ話 なんで、なんでこんなことになってるんだろう。今日の予定では演練数回、最後の強い本丸に負けながらも戦術を勉強させてもらい、本丸に帰っておやつ食べて燭台切さんの美味しい晩御飯食べて枝豆をおつまみにビールを飲む。そんな予定のはずだった。

    「おい!あの英国の本丸相手に一騎打ちだぞ!」
    「どうなってる!?相手はどこの本丸だ!?」

    なのに、最後の演練が終わらない。私の本丸と相手の本丸の演練に様子を見に、どんどんギャラリーが増えていく。審神者席に近侍の青江と座る私を見て「誰だ?」と首を傾げるギャラリーたち。横の席には一文字則宗膝の上に乗せられた小さな外国の可愛い女の子。ふわふわとした柔い金髪に薔薇を溶かしたような唇、マシュマロのように白く柔らかそうな肌。目元は黒い目隠しで隠されている。2人で何か話しをしているようだけれど、英語のため聞き取れない。完全に場違いだなぁと思って肩をすくめながら演練の様子を見る。こちらの6振り編成のうち、5振りは戦闘不可能の表示が出ており、残機はただ一振りのみ。

    「練度が最大だとは聞いていたけれど、彼、あんなに強いとは知らなかったな」

    と横の青江がと言う。私も知らなかった。彼を演練の編成に組んだのは今回が初めてだったし、出陣では毎回誰かに誉を譲っていたため彼の本当の実力を見たことがなかった。相手は姫鶴一文字が率いる残機3の部隊、対するこちら側は白い戦闘衣装を赤く染めて、ほとんど傷もなく立っている‥山鳥毛さんのみ。いつもの編成では考えれない状況に頭が追いつかない。思わず彼をじっと見てしまう。視線に気づいたのか彼はこちらを振り返り、いつもと同じ淡麗な顔でニコと笑って手を振った。

    ーーーーーーーーーーー

    「っは〜〜〜最悪。最近あの人のとこにいないと思ったら‥なにしてんの?」

    演練サイドでは、「戦闘不可能」の青文字が複数の刀剣男士の前に点滅し、自動治療機能が働いてその場で回復していく。ヒュンヒュンと刀を片手で器用に回して、姫鶴一文字が気怠そうに血を落とす。

    「なに、一つ楽しみが出来てね。時折仕事を手伝うという条件付きで裏配属をしてもらったという訳さ。あちらには御前も居て十分事足りているだろう。‥さて‥お前は人気者だな、姫鶴。いつもこうか?」

    少し乱れた髪をかき揚げ、頬についた返り血を拭いながらクスリと笑う山鳥毛。その仕草が色っぽい。多くの他本丸審神者と刀剣男士が両名の部隊をぐるりと囲むように観戦していた。

    「見せもんじゃないんだけど。そっちがはしゃぐからでしょ、いつもはここまでじゃない」

    「お前の雛の演練はいつも人気だと聞いている。はは、小鳥に良いところ見せようと思っな、つい、」

    『っ!待て!!』

    「はしゃいでしまう」

    ガキン!!と金属がぶつかる音が演練場に響いた。山姥切長義が「上から」攻撃を仕掛けたのだ。山鳥毛はその攻撃を片手で受け止め、長義が左手に忍ばせていた鞘を柄で叩いて落とし、左手で長義の腕を掴み引き入れて鳩尾を膝で蹴った。

    「ガッ‥!!」

    『弾丸のような戦い方をするな、君は』

    『英、語、』

    そのまま刀を立てて長義の急所を突き、青の「戦闘不可能」の文字が長義の上で点滅して自動治癒が開始される。

    『も〜ちょぎ〜。待て出来なかったから後でお仕置きね』

    『え〜!俺がせっかく繋いだ命〜!!!』

    同じく「戦闘不可能」の青文字が浮かび、自動治療機能で殆ど傷が癒えた鯰尾藤四郎がヤジ飛ばす。『うるさい』と言って胡座の状態で頬杖を突き、そっぽを向いて長義は膨れて拗ねてしまった。

    『はは、随分と可愛い個体だ。姫鶴が可愛がるのも分かる』

    しゃらん‥と鎖の音がした。地面を蹴る音、防具の音など何も聞こえなかったにも関わらず、鎖の音だけを残して下から刃が現れる。

    『よそ見かい?一文字の色男』

    『鶴丸国永か。先程から良い動きをする。ならこれはどうだ?』

    山鳥毛はぐるりと刀を回して鶴丸の刃を逸らして弾いた。刀を宙に投げて距離を詰め、落ちてきた自身の刀を「左手に持ち替えて」相手の鶴丸国永に斜め下から切りかかった。鶴丸は地面を蹴り、後ろに下がろうとしたが一足遅く、山鳥毛の切っ先が滑るように肋骨の間を掠った。体を捻って防いだが、切っ先の延長線上に右腕があったためそのまま切れ味の良い刃に持っていかれ、腕が宙を舞う。刀を握ったままの鶴丸の右手を姫鶴が掴み、その刃で山鳥毛の首を狙う。山鳥毛は体を反らして交わしたが腹部に鈍い痛みが走る。見ると血が滲んでいた。姫鶴の刀が体に傷を作っていたのだ。

    『ほう、私の死角で刀を交換したか。いい判断だ。君の師に敬愛を贈ろう』

    『おい師匠、愛を送られてるぜ。後でハムとか贈り返した方がいいんじゃないか?』

    左手で姫鶴の刀を肩に担ぎ、トントンと上底の下駄を合わせる鶴丸。目は姫鶴と同じ薄空の色をしている。

    『いやウザ‥ダルすぎ‥』

    眉間に皺を寄せ、鶴丸の金の色に変化した目で本当に嫌そうな顔をする姫鶴。鶴丸はビッと着物の裾を左手を口を器用に使って破き、右腕に巻き付けて止血処理をした。

    『そら返すぜ。山姥切がヤキモチを焼くからな』

    『ん。ちょぎそんな顔してもやんないからね。まだ早い』

    2振は互いの刀を宙に投げて交換する。瞳の色がじわじわと元に戻っていく。

    『隊長。あの山鳥毛‥』

    『わかってんでしょ。‥おれと同じ本丸の出身。主の父親の刀。最悪。主は嬉しそうだけど』

    ----------

    「お嬢さん。お嬢さん。大丈夫か?」

    ハッと我に帰る。声の主の方に振り返ると、青江を挟んで相手本丸の一文字則宗とその主である小さな女の子が覗き込んでいた。

    「だ、大丈夫です。あ‥日本語‥」

    「ああ、僕は話せるぞ。この可愛い主は話せんが‥It’s OK darling‥この子がお前さんを心配してな。山鳥毛の動きを見るのは初めてか」

    一文字則宗は小さな女の子に上からキスを落とし、頭を撫でると、納得したのかその子は再び演練の様子を見ようと正面に向き直った。

    「ご心配をお掛けしました‥はい、最近配属されたというのもありますがいつもこんな戦い方では無いので驚いています。誉も他の刀剣男士に譲ることが多くて‥」

    「奴がか?ほう‥随分と丸くなったな」

    「おや。もしや面識が?」

    挟まれていた青江がひょっこりと顔を出して問う。

    「いや、少しな。マァお前さんも面倒なのに好かれたなぁ‥」

    そう言って一文字の御前は扇子を開き、長いまつ毛をした目を少し細めて憐れんだ目をする。

    「それは僕も少し同感かな‥でも意外と相性は悪くない」

    「!?」

    「うははは!!うん、なんだか少し分かる気がするぞ。お嬢さん。面倒な刀ではあるが、あれは必ずお前さんの力になるだろう。僕が保証しよう」

    パチンと茶目っ気たっぷりにウィンクされ、「はぁ‥」しか言えなくなってしまった。するとギャラリーがザワッと騒がしくなった。

    「おや‥鶴丸国永が敗退したようだね」

    「鶴鶴コンビ、僕好きだったんだがなぁ。しかし面白いことになったな。‥お嬢さん。うちの姫鶴一文字の喉元には蝶の形をしたタトゥーシールが貼られている。あれは主と姫鶴の遊びの一環でな、負けると喉を焼くんだ。姫鶴が負けなしだから出来る事ではあるがな。さて、賭けをしないか?姫鶴が勝って、喉が焼かれずに済むか、山鳥毛が勝って姫鶴の喉が焼かれるか。お嬢さんの逆に僕は賭けよう」

    この小さな女の子が?そんな苛烈な遊びを?本当に?小さな少女は戦況を見つめ続けていたが、不意に黒い目隠しを取って目を擦った。長いまつ毛と、少し明るい薄空色の大きな瞳が見える。

    「び、美少女‥」

    「うはははは!可愛いだろう、僕の自慢の主さ。本来目隠しをする必要もあまりないんだがな‥。まあなに、負けたからと言って怖いことはせんよ。美味しい紅茶を送ってくれ。僕からもそうしよう」

    「面白そうだね。主、やってごらん。僕も君がどちらを選ぶか興味があるな」

    「青江まで‥」

    困った、困った。両手でを合わせてきゅっと握り、下を向く。本人の知らないところで賭け事だなんて失礼にならないだろうか。「考えてからしなさい」と怒られたり嫌われたりしないだろうか。

    「どうした?怖いか?お前さんがどちらを選ぶにせよ、あれはお前さんを責めたりはせんよ。さあ負け無しの姫鶴か、お前さんの山鳥毛か」

     山鳥毛さんは少し怖いけれど、基本的には優しい刀だ。この一文字則宗が言う通り、私を責め立てたりはしないだろう。逆にそこが気にかかる点になる。

    「‥では、私は‥‥‥‥さんに掛けます」

    「ほう?変更はできんぞ?」

    「はい。‥美味しい紅茶、お待ちしております」

    --------

    「小鳥が困っている」

    「へえ、こんだけしといてよそ見すんの?」

    「小鳥は困った時に両手を握って少し目線を下げる。一生懸命考えているんだ。ふふ、その姿が可愛らしくてだな」

    「おれ今なんの話聞かされてる?‥早く終わらせないとアフターヌーンティーに間に合わないんだけど」

    演練では殆ど返り血しか浴びない姫鶴であるが、今回はかなり傷を負っていた。山鳥毛も自身の血が滲み白のコートを赤く染めていく。

    「雛とは相変わらず仲がいいようで何より。喉の蝶は雛のものだろう。『小鳥』が作っていたものによく似ている」

    「あんな自爆弾みたいなのと一緒にしないで。‥もう次で、終わり」

    姫鶴がそう言って刀を構えた。同じく山鳥毛も構える。両名とも刀を握る手は左。刀を持ち替えるのは、「両利き」に直される本丸出身の特徴である。
     最初に飛び出したのは姫鶴。横から大きく刀を振りかぶり、山鳥毛がそれを受ける。ギリギリ‥と刃が混じり擦れる音がする。バチッと弾き、山鳥毛が後ろへ跳ぶと同時に足に力を込めて地面を蹴る。上から刀を振りかぶり、姫鶴の刀にズシリと重力がかかる。

    「はぁ、おっも‥!」

    少し苛立った様子で受ける姫鶴。山鳥毛は流して分散されないようにさらに力を加えていく。

    「流されると困るからな」

    そのまま山鳥毛が押し切り、姫鶴の肩に刀を沈めた。一瞬緩んだ左手を蹴り、刀を飛ばす。

    「〜〜〜ッ!!!」

    姫鶴は引こうとしたが、離れないように沈めた肉の中で刀の角度を変えられたため引けなくなってしまう。

    「あの子の前で膝を付かせないようには考慮しよう」

    山鳥毛はそう言うと、肩から一気に刀を引き抜き、片手で姫鶴を支えながら腹の急所を貫いた。じわりじわりと蝶の形に喉が焼けていく。ゴボと姫鶴の口から血が溢れ山鳥毛に寄りかかった。

    演練が終了した。

    ーーーーーーーーー

     ビーーーーッッッと本日の演練が終了したブザーが鳴り響いた。どよめきを残しながらも、ギャラリーはバラけていく。一文字則宗の上に乗っていた少女は膝から飛び降り、姫鶴一文字の元へ駆けて行った。

    「健気だろう。あの子は半分姫鶴に育てられたようなものだからな。泣かないといいんだが」

    と一文字則宗が言ったので、あんな小さな子になんてものを見せてしまったんだ、トラウマになったらどうしようと焦っていると、

    「冗談だ。蝶のタトゥーシールは呪具の一種でな、政府に見つかるとちと不味い。それを解除しに行ったのさ。解除の仕方も可愛いぞう、喉元にキスするんだ」

    と楽しそうに言って自身も少女の元へと向かって行った。全然可愛くないと思うのは私だけだろうか。パッと顔を上げるとまだ治療中の山鳥毛さんがこちらに向かって歩いて来ている。どうして、まだ治癒が終わっていないのに。目の前まで来て、まだ血がついたままの手で顎を掴まれ上に上げさせられた。

    「私は君のなんだ、小鳥。言ってみてくれないか」

    カヒュッと喉が鳴る。怖い。やっぱり怖い。ゆらゆら燃えるような赤く、何処までも見透かしているような目が私を逃さないように捕らえる。何か言わないと。何か答えないと離してもらえないことは分かった。

    「私の‥」

    「うん」

    「私の、か、刀で‥す‥」

    この人の主とは思えないほどか細く震えた声になってしまった。だけど彼は

    「そうだ。『君の刀』が今勝利を収めた。誇りなさい」

    と言って満足そうにニコリと笑い、私の頬に血を残したまま浄化室へと向かって行った。私の刀が、勝利を。私の刀?山鳥毛さんが?自分が言った言葉であるのに、何か初めての感情がブワワっとせり上がり顔が熱くなるのを感じた。


     本丸へ帰ると山鳥毛さんの話で持ちきりだった。夜縁側で涼んでいると、山鳥毛さんが「参った。匿ってくれないか」と言ってやって来た。「どうしてあんなに強いのを隠していたのか」「めちゃくちゃカッコよかった」「強すぎて引いた」「野菜生活」「今度手合わせを」「戦法を教えてほしい」と皆がずずいと質問攻めをし、一気に注目の的となった山鳥毛さんは恥ずかしくなって縁側へと逃げてきたらしい。

    「本当に、お強くて驚きました。今までどうして隠していたのですか?」

    「少々恥ずかしくてだな‥それに、ここは君の本丸だ。私が指導してしまうと、「君」の刀剣らしさが出なくなってしまう。またしばらく演練を控えさせていただこう」

    「わ、かりました。私もあんなに注目を浴びるのは初めてで‥コツコツまた頑張りますので、よろしくお願いします」

    改めて正座をし、深く頭を下げた。山鳥毛さんは「こちらこそ」と頭を下げようとしたので全力で止めた。一家の長に頭を下げさせるなんてそんな恐ろしい事できない。

    「して‥小鳥は何か賭け事をしていたと聞いたが?」

    「え」

    「姫鶴が勝つか、私が勝つか、だったかな」

    「ど、どうしてそれを」

    声が裏返ってしまった。どうしようどうしよう困った。自分の手をきゅっと握る。

    「青江が教えてくれてね。あちらの御前と賭け事をしたと。報酬は紅茶だったかな」

    「ぅ、」

    裏切りの青江。でも隠していた私の方が悪い。裏切りとか言ってごめん、青江。

    「あの‥‥‥‥」

    「主〜〜〜〜〜〜!!!!」

    白状しようとしたその時、包丁が何か両手に抱えて走って来た。よかった、話題が逸らせそう。

    「どうしたの」

    「ねぇ!これ食べていい!?お菓子!!!主宛ての!!!いいでしょ!!いいよね!!!俺世界一いい子にしてたし!!!!サンタさん来まくりレベル!!!!!」

    手に抱えられていたのは大きなクッキー缶だった。足を肩幅に開き、蓋をパカっと開けて中身を見せてくれる。中にはさまざまな種類か形のクッキーが沢山入っていた。

    「他の誰かの物じゃなかったらいいけど‥私宛て?誰から?」

    「やりー!!!他にも紅茶の缶がいっぱいあったよ。差出人『♡一文字則宗♡』って書いてあったけど何処の御前?」

    ヒュッと息を飲んだ。一文字則宗、紅茶、つまりそういうことだ。速い、速すぎる。まさか当日に届くとは思っていなかった、しかもよりによってこの人の‥山鳥毛さんの前で。ボンッと顔が熱くなる。「じゃー貰うからねこれ!ちゃんと主の分も残すから〜!!!」と包丁が叫びながら無慈悲にも去っていってしまった。

    「小鳥」

    「ひっあ、えっと」

    「紅茶が送られて来たということは小鳥が勝ったんだな」

    「あ、え、その」

    「小鳥が賭けたのは‥私ということでいいのだろうか」

    そんな、そんな風に聞かないで欲しい。再確認しないで欲しい。顔が熱くて堪らない。

    「そうです‥‥‥‥‥」

    恥ずかしい。自分の持ち刀に100ベットしたなんてそんな自惚れにも程がある。きゅっきゅっと両手を握って俯いた。

    「そうか、そうか‥私に賭けてくれたのか‥」

    ひらりと膝の上に何かが落ちた。花びら‥?顔を上げて山鳥毛さんを見ると、周りにポポンと桜が咲いて数枚花弁が散っていた。

    「いや‥すまない、嬉しくてだな。しかしなぜ負け無しと言われていた姫鶴に賭けなかったのか聞いても?」

    「それは‥‥‥えっと‥‥」

    さっきよりも答えにくい。きゅうと手を握る。

    「貴方が私の‥‥刀だからです‥」

    ああ、さっきよりも顔が熱い。だけれど私を信用して戦ってくれた彼に伝えなければと思い、真っ直ぐ目を見て答えた。すると彼の頬と首元の刺青がじわじわと赤みがかっていった。

    「そう、見つめられながらもう一度言われるとだな‥‥‥」

    そう言って彼は片手で口元を覆い、初めて私から「目を逸らした」。桜の花は相変わらず咲いては散り、咲いては散りを繰り返している。

    熱い。本当に熱い。明るい光の下でなくて本当によかった。私も視線を自分の手に移して俯く。膝にはまた桜の花弁がひらりと落ちた。

     先程のクッキー缶を持った包丁が「おーいお裾分け!あれごめんいい雰囲気だった?俺空気になるね」と言って去ろうとしたのを2人で全力で止め、もそもそクッキーを食べ、別日にあの英国本丸の御前が「来ちゃった♡」と小さな審神者の女の子を抱えて訪問に来るのはまた別のお話。


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    himo_hodoku

    DOODLEOL審神者さんの部隊と英国本丸の部隊が演練場にて戦います。ちょもさにになりそうでならないのは呪いでしょうか。
    OL審神者さんのとこの山鳥毛さんがはしゃぐ話 なんで、なんでこんなことになってるんだろう。今日の予定では演練数回、最後の強い本丸に負けながらも戦術を勉強させてもらい、本丸に帰っておやつ食べて燭台切さんの美味しい晩御飯食べて枝豆をおつまみにビールを飲む。そんな予定のはずだった。

    「おい!あの英国の本丸相手に一騎打ちだぞ!」
    「どうなってる!?相手はどこの本丸だ!?」

    なのに、最後の演練が終わらない。私の本丸と相手の本丸の演練に様子を見に、どんどんギャラリーが増えていく。審神者席に近侍の青江と座る私を見て「誰だ?」と首を傾げるギャラリーたち。横の席には一文字則宗膝の上に乗せられた小さな外国の可愛い女の子。ふわふわとした柔い金髪に薔薇を溶かしたような唇、マシュマロのように白く柔らかそうな肌。目元は黒い目隠しで隠されている。2人で何か話しをしているようだけれど、英語のため聞き取れない。完全に場違いだなぁと思って肩をすくめながら演練の様子を見る。こちらの6振り編成のうち、5振りは戦闘不可能の表示が出ており、残機はただ一振りのみ。
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