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    もろごりら

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    もろごりら

    MAIKING何も考えずに書いて気がついたら飽きてた。いっつもそう。私っていっつもそう。一郎がアホになった。
    弟たちのために仕事はきちんとこなすし、コミュニケーション能力も高いので一見しっかりしているように見えたが、生活力がアホになったのである。お察しの通り違法マイクの影響で。
    生活力がアホとは、例えば、人間は食事を取らないと栄養失調で倒れてしまうのはご存知だろう。知らなくても、腹が減れば何でもいいから食べたいとなるのが生物の本能だ。しかし一郎は夢中になると普通に食事を忘れ、そして倒れることを何度か繰り返していた。
    どこぞのリーマンみたいに強制的に社畜をやらされているわけでもなく、本当にただただ食事を忘れる時があるのだ。
    ちなみに、弟のどちらかが一緒の時はそんなことは起きない。三郎はそれこそしっかりしているので仕事のスケジュールを把握し、ちょうど良い隙間時間に「お昼にしましょう」と声をかけるし、二郎は本能が素直なのでお昼時には腹の虫が大合唱して一郎に空腹を訴えかけるからだ。
    だが学校のある平日は、弟たちは長男の仕事を手伝えない。二人は過去に「ちゃんとお昼ご飯食べてね」だとか、泊まりの仕事の時は「昼食と夕食を食べたかどうか、連絡してください」などの声かけをしたのだが、何度も 3188

    もろごりら

    MAIKINGサマイチ。おセックス描写練習中。少し肌寒いが、爽やかな風が吹き込む4月の朝。
    昨夜の営みから先に目が覚めた左馬刻は、一郎の寝顔を眺めていた。何をするでもなく、ただ、目に焼き付けるようにじぃっと見つめている。
    人の視線を感じてうっすらと意識を浮上させた一郎は、瞼を開けると左馬刻と目が合った。しばらく見つめ合っていたが、左馬刻がいつになく熱視線を向けてくることにむず痒くなり目を逸らしてしまった。
    なんか、今日の左馬刻甘いな、と思って布団に潜ろうとすると、それを阻止するように名前が呼ばれる。

    「一郎」

    とても、甘い声だった。セックスの時ですら聞いた事のない声。どうせなら昨夜の行為中にその声で呼んでほしかったな、なんて声と同じく甘ったれたことを考えた。
    左馬刻は、一郎の名前を呼んだあと何も言葉を続けなかった。呼んだだけかと思ったが、顔を上げると何かを考えるような、逡巡しているような顔と目が合った。

    「どうした?」

    何か悩んでいるのだろうか。相談に乗れそうなら力になってやろうと、言葉の先を促すと先程の甘い声とは反対に苦い言葉が発せられた。

    「別れてくれ」
    「……は?」

    一郎は一気に身体から温度が抜けていく感覚がした 1921

    もろごりら

    CAN’T MAKE独歩が母校の中学校の入学式の挨拶に呼ばれる話。
    やまなし
    おちなし
    いみなし

    続きは書けない。何をしようとしたのか覚えていない。
    桜の木

    温かい陽射しが降り注いでいる。道は新学期に胸を躍らせる新中学生の声で溢れていた。
    「眩しい…」
    観音坂独歩は、若いチルドレンのエネルギッシュさにすでに参っていた。
    「なんで俺がこんなことを…」
    独歩は母校の中学から入学式の祝辞を頼まれた。当時の俺を覚えてるやつなんて居ないくせに。シンジュク代表になってディビジョンバトルで優勝した途端これである。馬鹿馬鹿しい。校長からは「これから明るく楽しい学生生活が待っている学生たちに先輩としてエールを贈ってやってください」なんて言われたが、俺が『明るく楽しい学生生活』を送ったように見えるか?もっと適任者がいるだろ。一二三とか一二三とか一二三とか…。いや、あいつも真に『明るく楽しい学生生活』は送れてなかったな。女性恐怖症が発症したのってこのぐらいの時期だったか。今はなんとかコントロールが出来ているが、ここに来てフラッシュバックしてしまったら…ジャケットが効かなくなったらあいつの努力が水の泡だ。やはり俺がやるしかないのか…。
    独歩はたいしてこの学校が好きではなかった。学区として定められているから通っていたのであって、スクールモットーには 1080

    もろごりら

    PROGRESS全然書けてないです。チマチマ進めます。
    左馬刻が両目右腕右脚を失った状態からスタートしますので身体欠損注意。
    何でも許せる人向け。
    左馬刻が目を覚ますとそこは真っ暗だった。真夜中に目覚めちまったかとも思ったが、何かがいつもと違っている。ここが自分の部屋ならば例え真夜中であっても窓は南向きにある為カーテンの隙間から月明かりがうっすら差し込んでいるはずだ。しかし今は何も見えない。本当の暗闇だった。

    なら、ここはどこだ?

    耳を澄ましてみる。ポツポツと雨の音が聞こえる。あぁ、だから月の光が届いていないのか。
    他の音も探る。部屋から遠い場所で、誰かの足音が聞こえた気がした。
    周りの匂いを嗅いでみた。薬品と血が混ざったような匂い。これは嗅ぎ慣れた匂いだ。それにこの部屋の空気…。もしやと思い枕に鼻を埋める。
    やっぱり。
    枕からは自分の匂いがした。良かった。てことはここは俺の家の俺の部屋か。ならばベッドサイドランプが右側にあるはず。それをつければこの気色悪ぃ暗闇もなくなるは、ずっ…
    押せない。スイッチを押すために伸ばした右腕は何にも触れないまま空を切った。おかしい。動かした感覚がいつもと違う。右腕の存在は感じるが、実態を感じない。失っ…?
    いやいやまさか。落ち着け。枕と部屋の匂いで自室だと勘違いしたが、ここが全く知らない場 6126