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    犬と暮らしたことがない

    @maccheroniverde

    忘バの絵を描いたら置いておくところです。
    ほぼ二遊間(ちーとど推し/逆も好き)最近花木(金渡/渡金)もおいしい
    リアクションとても嬉しいです!
    応援絵文字もありがとうございます🫶

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    キリシマサンとマキタが昼間から寮部屋で致すだけの話🔞

    ←←←本文を横方向にスクロールで読み進められます 縦書き文です


    ちょっと雰囲気っぽくなってしまったけど癖を詰め込みたかっただけのただのすけべ文です
    他の寮生が出払うシチュエーションの設定に思いっきり無理がありますがぬるい目で読み流していただければ……🙏

    ⚠️R-18
    ⚠️せりふに♡使っている箇所がふたつあります

    #桐巻
    kirigami
    #腐向け
    Rot
    #R-18
    #環境などで縦書き表示が外れる時があります
    #春i季i大会の時期ですが普通に忘れていました
    ##目野三文小説

     陽光のどけき春にして、さりとて吹く風のいまだ冷たい三月の、氷河高校野球部寮も春季休暇を迎えていた。
     春のセンバツ出場を惜しくも逃した同校野球部は、第三学期を修了すると新学期までの僅かな余暇を家族とともに過ごすべく殆どの部員が三々五々に帰省してゆき、寮舎内は閑散と静まり返っていた。
    「巻田クンは帰らへんの?」
     氷河高校野球部の二年生エース投手・桐島きりしま秋斗しゅうとは、およそ高校球児には似つかわしくない、さらさらと長い前髪を指先で弄びながら、同じく投手の一年生・巻田まきた広伸ひろのぶが仰向けに体を預けるベッドの縁に腰掛けていた。
    「春休み短すぎンだろ。いいよ別に」
     二段ベッドの下段で天井を眺めていた巻田はぶっきらぼうに答えた。
    「桐島さんこそ帰ンねェの」
     巻田は桐島をチラと一瞥して、すぐまた視線をベッドの天井に戻した。
    「別にええよ。春休み短すぎるやろ」
     遠いし、と付け加える桐島の表情を窺おうと巻田はもう一度桐島のほうを見たが、形の美しく整った横顔は窓の外からの光を柔らかく透かす前髪に隠れて、よく分からなかった。
     暫く沈黙が続いた。
     窓の外では時折吹く冷たい風が、寮の敷地に植わっているクスノキの葉をさらさらと撫でている。つい先刻近所の定食屋で食べた生姜焼き定食が、胃の中で少しずつ消化されていくのにつれて、巻田はゆっくりとしたまばたきを二度三度繰り返した。
    「巻田クン」
     桐島がぽつりと呟いた。
     名前を呼ばれて、巻田は殆ど閉じかかっていた目を開いて、視線はそのまま天井をとらえ続けた。
    「エッチしよか」
     開いていただけの巻田の目は、まるで冷たい突風に真正面から吹きつけられた時のように一瞬にして冴えた。
    「は……え⁉︎ 何だよ急に!」
     巻田は慌ただしく半を起こして、桐島から逃れるように背中を背後の壁にぴったりと張り付けた。桐島がこちらを振り返らないので、巻田からは完全に桐島の表情を読み取ることはできなくなった。
    「どうしたんだよ桐島、えっ、え、『エッチ』⁉︎ とか言わねェじゃん!」
    「……そっちかいな」
     フッと気の抜けたように桐島は噴き出した。肩が下がり、くっくっ、と喉が鳴るのに合わせて小刻みに揺れる。
    「言い方なんかどっちでもええわ。ほなセックスか。しよや。今」
     桐島は初めて巻田の方へ向き直ると、悪戯っぽく笑ってみせた。
     照明の灯っていない部屋に、窓枠の外側から中天の陽の光が差して、桐島の髪や体の輪郭を後ろから縁取るように淡く照らす。柳眉りゅうびの下で上品に吊り上がった目を弓の形に細めて、薄い唇の隙間に赤い舌を覗かせた桐島の表情に、巻田は圧倒されて生唾を飲み込んだ。
     巻田が桐島に抱かれるのは、この日が初めてではない。
     桐島の身体の退屈を、彼の大きな身体や口を使って慰める時といえば、大抵いつも半ば無理矢理に従わされて事に及んでいた。それというのも快活で、勝ち気で、しかし人一倍素直な性格の巻田は、緊箍児きんこじに縛られた孫悟空の如く、「先輩やぞ」の一言をさえ聞けば渋々ながらも従うのが常であった。行為から得られる快感に対しては満更でもなかったが、相手が桐島であるということが彼にはなんとなく癪に感じられて、いつもは気乗りがしなかった。
    「いっ……」
     巻田が口を開きかけたところで、寮のすぐ傍の道をトラックが荷台を揺らしながら通り抜けた。
     また風が吹いて、外のクスノキの葉がさらさら鳴いた。
     二人以外、この世のどこにもヒトは存在していないのではないかと思われるほど、窓の外にも、廊下にも、隣の部屋にも、誰の気配もしなかった。
    「いいけど……」
    「ええの?」
    「いい、けど……、準備、してねェし……」
    「ええやんか」
     桐島は膝をベッドに乗り上げると、巻田の懐へにじり寄った。
     咫尺しせきの間に迫った桐島の、清涼な息遣いがよく聞こえた。涼しい顔をしながら内には滾る熱と湿りを封じたような、ぎりぎりの平静さで息をしているのが、巻田にもなんとなく感じられた。何を口にしても映えるような唇がほんの少し乾いているのを見つけて、巻田はそこを瑞々しく濡らしてみたいと思った。
    「どこ見てるん?」
     巻田の視線に桐島が気付いた時にはもう、桐島の両肩には巻田の手が伸びかかっていた。



     陽の光は傾き始めてなお天高く、窓枠の外側からカーテンの隙間を縫って床を細く白く照らしている。床には黒のハーフパンツが下着と一緒に脱ぎ捨てられており、その上を通る光の糸をいびつにしていた。傍らには小さなプラスティックの包みが、破られたまま捨てられていた。
     寮舎の外側の道で、自転車がチェーンをからから鳴らしながら通り過ぎてゆく。時折吹いていた風はもう木の葉を撫でるのに飽いてしまったらしかった。
     二人きりの部屋で、二人分の湿った吐息と、熱を持って濡れそぼった肉の擦れる音が、乾いた部屋の壁にやけに反響する。
    「……ゥ」
     殺そうとした声が堪えきれずに巻田の喉から漏れた。
     耳まで赤く色づいた顔の巻田は、着ているTシャツを胸上までたくしあげて、その裾を口に固くしがんでいる。露わになった胸と腹が、大きく開いた巻田の太腿の間に収まるようにして正面に座る桐島から、よく見下ろせた。よく鍛えられて引き締まった腹には、今し方自身が吐き出したばかりの精がこぼれて、薄紅く血の巡った皮膚に白く映えていた。
     素裸の下半身には桐島の根が深く差し込まれ、内側を擦られる度に、声とも呻きともつかぬが喉の奥から漏れた。
    「ああ……ホンマにええ眺めやなぁ、昼間の明るいうちにするんもええなぁ……」
     肩で息をしながら、桐島は巻田の身体を執念しゅうねく責めた。左肩のほうへ斜めに俯いて、Tシャツの袖で顳顬こめかみから輪郭へ伝った汗を拭うと、大きくひとつ息をいた。
    「巻田クンの……感じとる顔も、イク時にちんこのぴくぴくしよるのも、先っぽまでよう見えるわ」
    「う、うるせ……バカ桐島ぁ……っ! あッ、」
     咥えていたTシャツの裾を離した拍子に、胸の奥から声帯を震わして巻田が鳴いた。
     誰がやねんアホ、と普段の桐島なら重い一撃を巻田の腹にくれてやるところだが、桐島の言葉に呼応してか、巻田の締め付ける力が局所的に働いたのでその拳が振り上げられることはなかった。
     体の内側から硬い物で捏ねるように何度も何度も押され、抉られて、目の周りで閃光が明滅するような感覚が訪れたかと思うと、巻田はまたも自らの腹の上に精を浴びせた。体の強張こわばった部分から力が抜けてゆき、やがて全身が脱力すると、浮遊感の中で静かに目を閉じた。
     胸と肩とで息をしながら右の腕で瞼を擦り、腕の下から覗くように桐島の顔を見た。
     桐島はいつの間にか、スマートフォンを巻田に向けて構えていた。この状況で、手にしたスマートフォンで桐島が何をしているのかは、今この瞬間の巻田にさえ明らかであった。
    「おい、桐島ッ……!」
     巻田は頭の天辺てっぺんから冷や水をかけられたように急に冷静になって、身を起こしかけた。
    「ええから。自分のちんこでもいろとき」
     桐島が右手の先で巻田の胸を軽く小突くと、巻田の体はその質量とは裏腹に簡単に押し返されて、ベッドの柔らかいマットレスに沈んだ。
    「俺が巻田クンのハメ撮り外に洩らしたり、ネタにして脅したりするとか、思っとるん? ……そんなしょうもないことせぇへんよ」
     桐島の右手が仰向けの巻田の身体を滑り、脇腹から張りのある胸までを掬うように撫で上げた。柔らかく弛緩していた胸の筋肉が、桐島の手に触れられて硬く緊張した。
     巻田の中をゆっくりと掻き回しながら、桐島は手元のスマートフォンに視線を落としたまま、画面越しに巻田の痴態を眺める。
    「残しときたなっただけや」
     相変わらずスマートフォンを巻田に向けたまま、桐島はとんとんと軽快に、緩やかに、そして深々と、巻田の体の底に自身の腰を打ちつけ始めた。
     巻田は桐島に促されたまま、自分の持ち物に手を掛けた。
     触れた掌や指の、少し硬い、しっとりと湿気しけたレザーのような皮膚の感触が、今果てたばかりの陽物の表面を敏感に伝う。握った手には、動かしてやる度に、熱を持ったままのそれがまた次第に硬さを増してゆく手応えを返した。
    「う、あぁ……!」
     おのが身に押しては寄せる快感を深く味わうように、少しの取りこぼしも無く拾い集めるように、巻田は目を瞑った。閉ざした瞼を巡る毛細血管を透かして視界は仄々ほのぼのと朱く、真昼の情交の最中さなかであることがハッキリと意識されて、巻田の性感は益々ますますと増幅された。ぽっかりと大きく開けた口からは、最早もはや抑えの利かなくなった情欲が声になって発せられた。
    「はぁ……ええよぉ、ええよぉ巻田クン……よぉ締まってキツキツやわ……もぉイッてまいそうや……♡」
     桐島は眉を顰めて、切ない吐息とともに一語一句を搾り出しながら、愛おしむように巻田の身体に密着させた下腹部を何度も何度も擦り付けた。隙間無く埋まった結合部が、桐島の動くのに合わせて体液のねばつく音を淫靡いんびに響かせた。
    「あッ、あ、待っ、桐島さっ、んんっ……!」
     身体の奥まで硬い物で執拗に擦られて、巻田は身体の内側で桐島に絡み付くように、縋るように、恋うように、受けれた物を一層固く締め付ける。与えられているものを欲して、欲して、深く求めてしまっていることの、自覚が無いほど彼は欲した。自覚のないまま、肉体はただ素直に求めていた。
    「は……ええなぁ……けつにちんこ突っ込まれながら、自分のちんこ扱いとる巻田クン、めっちゃスケベやわ……♡」
    「うっ……言うなぁっ……」
     桐島が腰をやや引くと、巻田の体内に差し込んでいたものが露わになるのにつれて、しとどに濡れた肉と肉とが互いに離れるのを惜しむかのように引き攣れ合った。方向を反転して一気に奥へと進めると、そのまま巻田の中をまた何度も突き始めた。
    「ぅあッ⁉︎ ひっ……」
     何度も何度も叩き込むように、桐島は巻田の身体の底に熱気を纏って汗ばんだ下半身を、存分に打ち付けた。巻田の身体を穿うがつ桐島の強張りが、巻田を中から突き上げて、内側の壁を擦り、その壁越しに硬い秘部を抉った。
    「あッ、あァッ、は、きり、桐島さんっ、桐島さんっ! 俺っもうイッ、イク、イッ……うゥッ……!」
     軋むベッドの上で巻田の身体が痙攣して、体内に差し込まれた桐島を絞るようにきつく締め付けた。右手の中に放った精が、指の隙間から蕩け落ちて陰毛に絡んだ。
    「はぁ……、も、アカン……!」
     根元まで包み込んだまま固く締め付けられて、桐島も後を追うかのように巻田の中で果ててしまった。臀部の筋肉を何度か痙攣させた後、一通り出し切ったと見えて、そのまま巻田の裸身の上に折り重なるようにくずおれた。



     窓の外で、風がクスノキの葉をすり抜けた。外塀の傍の道を、子供のはしゃぎ声と、三つ四つ、ばらばらに駆けて行く足音が通り過ぎる。僅かずつ傾いていた太陽が、気付いた時にはもう窓枠の隅で安物のカーテン越しにまるい光を薄らと浮かび上がらせていた。
    「あー……やってもたなぁ……」
     やや経って呼吸の整ってきた巻田は、もう随分久しぶりに桐島の声を聞いたような気がした。ベッドのシーツが背中の汗を吸ってじっとりと湿っているのが、触れている肌に感じられた。
     桐島は巻田の身体にもたせていた上体をゆっくり起こすと、終始身につけていたTシャツを脱ぎ、剥き出しのままの巻田の胸元に丸めて放り投げた。
    「さっきので巻田クンの精子ついてべちょべちょになってもたわ。巻田クンあろといて」
    「なっ……桐島テメェ……!」
     投げられたTシャツを投げ返そうと咄嗟に掴むと、右手に受けた精液でまた更に汚した。
    「今また自分で汚してもうてるやん」
     けらけらと笑って、桐島は巻田が箪笥代わりにしている衣装ケースから適当に目に付いたTシャツを引ったくると、下着も何もかもを元通りにさっさと身に付けてしまった。
    「あ。せや、これ返すわ」
     桐島は何か急に思い出して両手を打つと、巻田の傍にスマートフォンを放り投げた。
    「え、返すって、これ? 今録ってたヤツじゃ……は?」
    「うん、そう、それ。巻田クンのスマホやで。ゴリラのエロ動画に俺のスマホの容量割くワケあらへんやんかぁ」
     巻田は思わず深く長いため息をいた。動画を撮られているとわかった時の杞憂が晴れると、また体から一気に力が脱けてしまった。一年近くの付き合いになろうというのに、何を考えているかさっぱりわからない、自分より半年だけ年上の、この男のことがやはりわからないので巻田は頭を抱えた。
    「せやから、その動画は最初はなから巻田クンのモンやねん。消すんも残しとくんも巻田クンの自由や。……まあ、消す前にいっぺん観とくんも悪ないんちゃう?」
     巻田が呆気に取られている間に、桐島はタオルも引ったくると、部屋のドアまで行きかかったところで足を止めた。
    「巻田クン」
    「何だよ、……まだ何かあンのかよ」
    「明日から自主トレするやろ? 付きうたるわ」
     桐島は振り返り、何を考えているのか読めない、人を化かす狐のようないつもの笑顔の横で肩越しに手を振ると、向き直って部屋を出ていった。
     部屋に残された巻田は、脱ぎ散らした下着も汚れたTシャツも汗を含んだシーツも何もかもを置いて、殆ど剥き出しの裸身のまま、暫く放心したかのようにベッドの天井を眺めながら、浴場へ向かう廊下の足音が段々と小さくなっていくのを聞いていた。



     翌早朝、巻田は桐島の強烈な張り手で目を覚ますことになる。自主トレーニングの最中にも、欠伸をする度に下段の蹴りを食らうので、巻田にしてみれば散々であった。
     その前の晩、すなわち桐島と交わったその日の晩、巻田は就寝前にふと枕元に置いてあったスマートフォンを手に取り、昼間に桐島が撮ったという動画を半分は好奇心から、もう半分は桐島が「観ておけ」と言っていたのを思い出したので再生してみた。結論のみを端的にいえば、この動画のおかげで巻田はその晩あまりよく眠れなかったということである。
     巻田は、この悪い先輩と今少し志を共に明け暮れ付き合ってゆかねばならない、夏までの自分の前途をうれいた。



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     陽光のどけき春にして、さりとて吹く風のいまだ冷たい三月の、氷河高校野球部寮も春季休暇を迎えていた。
     春のセンバツ出場を惜しくも逃した同校野球部は、第三学期を修了すると新学期までの僅かな余暇を家族とともに過ごすべく殆どの部員が三々五々に帰省してゆき、寮舎内は閑散と静まり返っていた。
    「巻田クンは帰らへんの?」
     氷河高校野球部の二年生エース投手・桐島きりしま秋斗しゅうとは、およそ高校球児には似つかわしくない、さらさらと長い前髪を指先で弄びながら、同じく投手の一年生・巻田まきた広伸ひろのぶが仰向けに体を預けるベッドの縁に腰掛けていた。
    「春休み短すぎンだろ。いいよ別に」
     二段ベッドの下段で天井を眺めていた巻田はぶっきらぼうに答えた。
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