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    XMASOG

    @XMASOG

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    XMASOG

    DOODLEお題ガチャ「大事故に遭ったものの奇跡的に軽傷で済んだわしが、セックスのやり方についての記憶“だけ”喪失していると発覚した」「……んぅ…」
    どこやここ。薬品の匂いがする。調合の途中で寝てしもたんやろか?
    「こはくっち! よかったァ、目が覚めて」
    「こはくちゃん心配したぜ…猫助けるためにあんなでかい木登ってよぉ…」
    「……。」
    「どうしたんだよこはくちゃん。まさか俺っちのことがわかんねーとか言い出すんじゃねぇだろうな? 俺はともかく、藍ちゃんのことは――」
    「こはくっち、おれたちのことわかる?」
    「……燐音はんと、ラブはん」

    どうやらわしは、事故にあったらしい。小さい猫はんが中庭の高い木に登って降りることができなくなっていたのを助けに行ったんやけど、天辺近くで猛烈な風が吹いてそのまま落ちてしまった。
    幸い、猫はんにもわしにも大きな怪我はないという。
    燐音はんはわしの具合をCrazy:Bのみんなに報告するために先に星奏館に帰ってしまった。病室はわしとラブはんの二人きりになった。
    「無事で本当によかったよォ〜…」
    「心配かけてえろうすんまへん。木登りには自信あったんやけどなぁ」
    「あんな風、いくら鍛えてても無理だよォ! もうすっっごい突風だったんだから」
    と言うラブはんの目元は赤い。
    「目ぇ赤くなっとる」
    「… 1998