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    わたぐも

    @watagumomo

    わたぐもです。乙棘の文字書きです。
    原稿の進捗やエチなもの置いとく場所。

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    わたぐも

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    以前乙棘ワンドロワンライで書いた「甘い首筋」の続きです。
    リクエスト頂いてたので書きました。
    ※付き合ってない乙棘。
    お外で色々してます。
    (お題は「誘惑」)

    #乙棘
    OtToge

    甘い首筋 続き 林立する木々が仄暗い陰を作っている。時折吹く風が木立の葉を揺らして、憂太の髪や肩にちらちらと光の粒を降らせた。
     頭の上では蝉の声がさっきよりも大きく響いている。歩いていた時は濃い緑の匂いが鼻に抜けていたのに、今は目の前の憂太の匂いしか感じない。男くさい汗の匂いを嗅いでいるだけで、頭の奥がじんじんと痺れる。
    「はぁ、狗巻くん…」
     大きな木の幹に寄りかかっていた。正確には、憂太に体を囲うように押し付けられていた。膨らんだ股間を俺に擦り付けながら、その手が俺のTシャツの下に入り込んでくる。
     脇腹を辿り、腹筋を撫で、その手のひらは背中にも回って肩甲骨の形を確かめている。
     唇と舌は相変わらず俺の首筋や耳殻をしゃぶっていた。
     憂太の指先が、胸の小さな粒に引っかかった。ひくり、と勝手に体が反応した。それに気付いた憂太に、爪の先でカリ、とまたそこを引掻かれた。
    「あっ、」
     思わず出た声に、自分でもびっくりした。
    「ここ、気持ちいいの?」
     憂太が指先でそこをくるくると撫でる。ぴくりと小さな粒が立ったのが分かった。それを分からせるように憂太の爪の先がまたそこをカリ、と引掻いた。
     そんなの、知るわけがない。そんなところ、自分でも触ったことがない。
     背中をぞくりとさせながら、首を横に振った。
    「本当に? 気持ちよくない?」
     憂太は、両手を使って小さな粒を爪の先でかりかりと引掻いた。そうかと思えば、指の腹で押しつぶされて、今度はキュッとつまんで引っ張られた。その度に、電流が流れるみたいにピリピリと刺激が走る。
    「や、っ、んん」
    「気持ちよさそう…、狗巻くん」
     知らない、気持ち良くない。また頭を横に振る。俺は女じゃない。そんなところ感じるはずない。憂太が触ってるせいで、おかしくなったんだ。
    「狗巻君、ここ噛んでて」
     憂太が俺のTシャツをめくって、裾を口元に持ってきた。それを噛まされる。拒否したいのに、体は勝手に憂太の言う通りにしてしまう。言われるまま裾を噛めば、まるで自分から憂太に胸を差し出しているみたいになった。それにかっと顔が赤くなる。
     憂太の頭がゆっくり下に降りていく。俺の顔をじっと見つめながら、わざとらしく舌を出した。いやらしい赤い舌。それを見ただけで、息が乱れた。憂太の舌が舐めようとしている。
     目の前の小さな粒を包むように、ぬるりとした熱い舌が触れた。その瞬間、ぞくぞくと背筋が甘く痺れた。
    「んうっ、ふっ、」
     ぎゅっとTシャツを噛む。喉の奥で声が引きつった。憂太は、ちゅるちゅると音を立てながら乳首に吸い付いている。
    「ん、狗巻君のここ、すごく美味しい…」
     口と指を使って両方の粒を交互にコロコロと飴玉のように舐めて遊んでいる。時折俺の顔を見ては、嬉しそうに微笑んでまた舐めしゃぶった。憂太の口からちらちらと覗く赤い舌がいやらしくて、視覚だけで刺激的だった。
    「ふう、んン、う、んっ」
     裾を噛んでいるので、変な声が出ないのが救いだ。噛んでいなかったら、みっともなく喘いでしまいそうだった。それぐらい、気持ち良かった。
     なんで俺、こんなに感じてるんだ。乳首なんて、自慰の時だって一度も触った事がないのに。きっと憂太のせいだ。憂太の舌がいやらしいから。だから体が勝手に感じてしまうんだ。
     しばらく乳首を味わった後、舌先はゆっくり下に降りていった。そのままへその穴を舐められる。
    「ふっ、んん」
     その舌先は、てろてろと唾液の跡を残しながら、まただんだんと下に向かった。
     それ以上、下はだめだ。
    「ね、ここも、舐めてあげる」
     上目遣いで見つめられたまま、ハーフパンツの口に手をかけられた。
     肩で大きく息をしながら、首を横に振った。
     だめ、そこはだめだ。
     俺の顔を見ているはずなのに、憂太の手は遠慮なくぐいっと下着ごとハーフパンツを一気に下げた。
    「おかっ」
     その途端、勃起したペニスがぶるんと上に跳ねる。
    「ふふ、元気だね」
     膝立ちになっている憂太の目の前に、興奮したペニスを晒した。それに急に羞恥心が増す。風呂にだって一緒に入っている。でもこんなに間近で、勃起した状態のものを見せたことはない。そんなもの、見せるはずもない。
     憂太の頭を腕でのけようとしているのに、びくりともしなかった。
    「はあ、おいしそ…」
     うっとりした目で見つめられる。
     バカ。だめ、やめろ。そんなの、友達がすることじゃない。
    「お、かか! おかか!」
     必死に頭を振っているのに、無視された。
     憂太は大きく口を開けて、俺の顔を見た。その中に赤い舌が見える。それにまたぞくりと背筋が震えた。さっきまで俺の乳首を挟んでいた唇は、唾液のせいか赤く艶めいている。
     はあ、と先端に熱い息がかかった。舌先がぺろりとそこを舐めた。
    「あっ」
     びくりと体が跳ねる。戸惑っているうちに、俺のペニスは憂太の口にゆっくりと飲み込まれた。初めて感じる柔らかい粘膜の熱さに、電気が走ったように全身が痺れた。
    「やああっ」
    「しー、狗巻君。皆に声聞こえちゃうよ?」
     憂太が口を離して、上目遣いで話しかける。
     やだ。こわい。気持ち良すぎてこわい。
     はっはっと浅く息を吐く。うまく息が出来ない。いやいやと子供のように首を振る。
    「…いい子だから、これ噛んでてね」
     上に伸びてきた憂太の手で、涎だらけの服の裾をまた口元に当てられた。無理やり押し込まれてるわけじゃない。それなのに、従順にそれに従ってしまう。
    「ふ、う」
    「いい子…」
     慰めるように憂太の手のひらに腹を撫でられる。
    大人しくなったのを見計らったように、俺のペニスはまた熱い口内に迎えられた。
     その間も不埒な手が、尻や腿の感触を楽しむように撫で続けていた。それにもいちいち体が反応してしまう。
    「ふ、んん、んう」
     もうやだ。熱くて柔らかくて、気持ちいい。なんで憂太にこんな事されてるのか全然分かんない。ペニスを翻弄してくる舌はそこだけ別の生き物みたいに動いている。気持ち良くて、わけが分からない。じゅっと吸われる度に腰が勝手に動いてしまう。
     いきたい。だしたい。
     それ以上されたらホントに我慢できない。
     口から外そうと、憂太の頭に伸ばした手を握られた。両方の手で指を絡められる。咥えられたまま、ぎゅっと両手を繋がれた。それがまるで恋人みたいで、それだけのことに胸が高鳴った。
     蝉の声に混じって、下からじゅぽじゅぼと卑猥な音が耳に響く。
     こんなの、友達にすることじゃない。何、考えてるんだ。
     もしかして、俺の気持ちに気付いていて、からかってるのか?
     例えそうでも、こんな事をされて喜んでいる自分がいた。憂太に触られてる。気の迷いだとしても。今だけだとしても。違う、本当は今だけなんて嫌だ。俺は憂太と。
     熱に浮かされて、頭がこんがらがってる。
     憂太に咥えられて、熱くて気持ちよくて、死にそう。
    「ふ、んう、ぐ、」
     内腿が痙攣する。
     だめ、出る。離して。
     頭を振って、何とか憂太に訴える。
    「ん、」
     憂太が、俺を咥えたまま微笑んだ。憂太はペニスを離すどころか、もっと深く咥えこんで、頭の動きを速めた。
     なんで。離して。きもちい。
    「う、ふ、んン」
     自分でも抑えきれない衝動で、憂太の喉に腰をゴツゴツ押し付けていた。憂太はそれさえも嬉しそうに受け止めてくれる。
     あ、だめ。いく。ゆうた、ゆうた。
    「ああっ、ゆ、たあ」
     ドクン。
     熱いものが先端から勢いよく飛び出したのが分かった。憂太が舌先で鈴口をくじったタイミングで射精していた。気持ち良くて喉の奥に向かって何度も腰を振った。
     いつの間にか、咥えていたはずの服は口元になかった。
    「あ、はあ、はあ、はあ、」
     心臓がばくばくと音を立てている。
     あつい、きもち、いい、なにこれ。一瞬頭がくらりとした。
     ごくり。
     俺のペニスを咥えたままの憂太の喉仏が、大きく上下するのが見えた。そのまま、じゅるじゅると精液が出なくなるまで吸われ続けた。
    「ん、ふふ、いぬまきくんの美味しいね…」
     うっとりした顔で見つめられる。
     美味しいわけない。バカバカ。憂太の変態。意味が分からない。憂太に飲まれた。恥ずかしくて涙目になる。
     立ち上がった憂太に抱きしめられて、耳元で囁かれた。
    「気持ちよかった?」
     それに少し迷って、でも頷いた。こんなに気持ち良いのは初めてだった。
    「ね、僕のも触って?」
     憂太がハーフパンツから自分の勃起したペニスをボロンと取り出した。むわりと熱を感じる、そのサイズにびっくりした。
     ごくり。
     思わず唾を飲み込む。この状態の憂太は、もちろん初めて見た。それは狂暴なくらい大きかった。
     憂太を見上げると、ハアハアと熱い息を吐きながら期待した目で俺を見つめていた。両腕は幹にかけられ、俺を閉じ込めていた。
     戸惑いながら、震える両手で包み込んだ。硬いペニスの生々しい熱さにまたごくりと喉を鳴らした。
     俺の咥えて飲んで、こんなに興奮してたのか? 嬉しくて心臓がドクドク早くなる。
     血管が浮き出た竿に、溢れてくる先走りをまとわせる。両手でゆっくり上下に擦れば、手の中でビクビクとまた頭をもたげる。竿を支えながら、片方の手で張り出した亀頭を手のひらで包んで撫でる。カリ首の周りに指を添わせて、指先で鈴口をくじれば、プクリとまた先走りが溢れた。裏筋を下から指先で撫で上げれば気持ちよさそうにひくりと震えた。
     憂太が耳元で気持ちよさそうな息を漏らす。憂太の興奮が手のひらと耳から伝わる。その熱い息に、俺の息もまた上がっていく。
    「はあ、狗巻君の手、ん、気持ちいい…」
     興奮した憂太の口でまた首をでろりと舐められる。それにまた背中がぞくぞくした。
     両手を使って夢中で扱いていると、憂太がまた耳元で囁いた。
    「はあ、ねえ、狗巻君後ろ向いて?」
    「?」
    「ここで、挟んで」
     ここ、と腕を差し込まれたのは俺の足の間だった。大きめなTシャツを着ていたから、下着ごと脱がされても俺の下半身は隠れていた。Tシャツの下から憂太の手のひらが、際どい内腿の間をいやらしく撫でる。意味ありげに間で擦られて、想像して腰がひくんと震えた。
    「ね、お願い」
     また耳元で低く囁かれた。その声に、俺の首は勝手にコクリと頷いていた。
     後ろを向いて木の幹に手を置く。
     振り返ると、憂太が興奮した目で俺の臀部を見つめていた。それにかあっと顔が熱くなる。
    「足閉じて、少しお尻突き出せる?」
     またコクリと頷き、言われた通りに足を閉じて後ろに尻を突きだす。
     何だこれ、すごい恥ずかしい。外でこんな格好するなんて自分が信じられない。しかも憂太に自分から尻を突き出してる。
    「上手、狗巻くん」
     労るように背中を撫でられた。羞恥心でいっぱいだったのに、それだけできゅんと胸が鳴った。
     憂太は、両腕で俺の腰を掴むと硬く勃起したぺニスで尻たぶを撫でた。興奮した憂太の熱い性器を直接肌に押し付けられている。
     左右の尻の肉の間に挟んで何度も擦り付けられた。時折いたずらにペニスの先端を孔に引っ掛けては力を込められる。先走りでぬるついてつるりと滑って、そこに入ることはもちろんない。それでも何度かそこを意図的に擦られれば意識してしまった。触ったこともない孔がじんじんと勝手に疼いた。
     しばらくすると、股の間の少しだけ空いている隙間を目指して、ずちゅりと音を立ててペニスが差し込まれた。
    「ん、はあ、すごい、狗巻君の足、スベスベで気持ちいい」
     中に入れられているわけじゃない。それなのに、ホントに憂太が俺の中に入ってきたみたいに錯覚した。ゾクゾクとした甘い刺激が体を駆け抜けた。
     そのまま何度も前後に腰を往復されて揺さぶられる。じゅぷじゅぷと擦られる度に卑猥な音が耳に響いた。
     わざとなのか、偶然なのか、憂太の硬く勃起したペニスが俺の袋や裏筋を一緒に擦っていく。さっき出したばかりなのに、俺のペニスもその刺激で、また反応しかかっていた。
     憂太は腰を振りながら、俺の頭に鼻を埋めて匂いを嗅いだ。髪を伝ってうなじを流れる汗は舌で舐めとられた。憂太の激しい息遣いがすぐ耳元で聞こえる。熱い息が首筋にかかって、唇で何度も肌を食まれた。
     憂太に犯されている。頭の中でそんな想像をすれば体が歓喜で震えた。
    「気持ちいい。狗巻君の中に入ってるみたい。ここに、入れたいな」
     そう言うと、憂太の指先がふいに尻の孔をくすぐった。憂太に擦り付けられた先走りでぬるついていたそこは、憂太の指を簡単に潜り込ませようとする。その刺激で電流が背筋を這う。思わずぎゅっと尻に力をいれた。
     振り返って憂太を睨む。
    「大丈夫、今日は何の準備もしてないから、しないよ」
    「…こんぶ?」
     今日は?
    「ふふ、うん今日は」
     憂太の言った言葉の意味を考えようとした途端に、急にぐんと、腰の動きが速められた。
     腰を両手で掴まれて高く上げさせられる。その拍子にほとんどつま先立ちになった。それでも、何とか足を閉じる。
     体を安定させるために目の前の幹にしがみついた。
    「あ、は、や、ゆ、たあ」
    「は、はあ、ん、いぬまきくん」
     腰の動きがいっそう速くなって、憂太に限界が近づいていることを知る。熱くて太い杭が何度も股の間を往復した。
     俺の頭もその熱さで沸騰したみたいに何も考えられなくなった。
    「あ、出る、いぬまきくんっ」
     Tシャツをがばりと捲り上げられる。股の間から憂太のペニスが抜かれた瞬間、背中に熱い飛沫がかかった。
     憂太が、俺の背中に射精した。
     背中が熱い。
     憂太が俺の体で気持ちよくなってくれた。
     青臭い雄の匂いがする。もっと、体中に憂太の匂いをつけられたい。体の奥にも。頭の片隅でまたおかしなことを考えた。
    「はあ、はあ、はあ、」
     激しい息遣いが、後ろから聞こえた。
    「すごい、はあ、背中、エロ…」
     憂太が出したばかりの精液を、指で俺の背中に塗り込むように擦りつけたのが分かった。
     そのままの体勢で首だけ振り向くと、憂太が自分の着ていたTシャツを脱いでいた。
     それで俺の背中の精液をぐいっと拭い取った。驚いて目をパチクリしていたら、憂太が微笑んだ。
    「後で洗えば大丈夫だよ」
     憂太が俺のTシャツを下げて、体を反転させた。また向かい合う形になる。抜いだTシャツは無造作に右肩にかけられていた。
    「体痛くない?」
     それに頷く。
     下を向いたその視線の先に目が釘付けになった。鍛え上げられた腹筋。溝に沿って汗が伝っていく。チラリと見える下生えがその汗を吸い込んだ。
     憂太の汗を舐めたい。
     ごくりと唾を飲み込む。
     さっき達したばかりの俺のものは、憂太に後ろから擦られたせいでまた兆し始めてTシャツの裾を持ち上げていた
    「狗巻君の元気だね」
     それをマジマジと見ながら憂太が言った。
     誰のせいだ。キッと目の前の男の顔を睨む。憂太がふふっと笑った。
    「ごめんね。僕のせいだね。…だから責任とってあげるね」
     腰をぐいっと引き寄せられる。
     腹筋のその下、同じく兆し始めていた憂太のものが俺のものに当たる。憂太の、大きな手のひらが二つの性器を一緒に包み込んだ。
    「はっ、あ」
    「はあ、狗巻くん…」
     もっと近づきたくて、背中に腕を回して引き寄せた。見上げれば首筋に汗の粒が流れている。それを舌で舐め上げると、憂太が笑った。
     やっぱり汗はどこか甘い気がした。
     蟬の声が頭にガンガン響いていた。
    「狗巻くん…」
     憂太の顔が近づいてきた。懇願するように唇を近づけて、でも触れなかった。俺の許可を待っている。
     なんだ、今更そんな情けない顔。散々好き勝手したくせに。背中に回していた腕を今度は首に回して顔を引き寄せる。
     色々順番が逆だ。バカ憂太。
     木陰は暗くて眩しくなかったけど、唇を迎えるために、ゆっくりまぶたを閉じた。
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