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    calmdestorm2

    @calmdestorm2

    二次創作ファンアート置き場 ↑20
    イラスト、マンガ、小説ごっちゃごちゃ
    基本アナログシャーペンで落描き、たまにペン入れしたりデジタルだったり

    メインジャンル:フーファン・ダメプリ・94・ロマサガ
    他にも気になったものはなんでもモグモグします

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    【腐】ロマサガ2R
    久々のダンボクネタ

    #ダンボク

    ある時、「今夜食事でもどうだ?」と面倒な人物に絡まれたボクオーン。
    適当にあしらうには立場ある相手、「先約があるので」とそれらしい嘘で煙に巻こうとするも、まぁしつこい事しつこい事。
    終いには腕を掴もうと手を伸ばしてきて、とっさに避けようと身構えるボクオーン。
    だが、途中で相手がビクッとなり動きが止まる。
    その視線が自身の背後に向いている事に気づき、眉をひそめながら振り返ると、そこにはダンターグが立っていた。

    「時間になっても来ねぇから、こっちから来てやった」

    そう言って相手を軽く見た後(別に睨んではいないが、普段の顔つきでなので彼を知らない人は充分怖い)、「おら、行くぞ」とボクオーンの腰に手を回しその場から連れていこうとする。
    相手はなんとか制止の声を上げ様とするが、ダンターグの風貌にビビってしまい声が出ない。

    「……そういう事ですので」

    では、と腰に添えられた手に自分の手を宛がいながら、ボクオーンは微笑みダンターグと立ち去った。






    「余計なお世話だったか?」
    「いえ、助かりました」

    場所は変わり、離れた二人。

    「テメーとは無理だってハッキリ断りゃ良いだろう」
    「そうもいかないのです。
    こちらにも、立場というものがありますからね」
    「へいへい、面倒くせーこって」

    頭をかき、じゃあなと立ち去ろうとするダンターグ。

    「どちらへ行こうというのです?」

    引き留めるボクオーン。

    「あ?」
    「迎えに来てくれたのでしょう?」

    そう言いながら再びダンターグの隣へ立ち、訝し気な目で見てくる相手を、何処か楽しげな表情で見つめ返すボクオーン。

    「……奢れよ」
    「店によりますね。
    あまり質より量の物は好みません」
    「好き嫌いしてんじゃねぇよ、だからちっせぇんだろ」
    「はっ倒しますよ」

    そんなやり取りをしながら、街中へ消えていく二人であった。
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