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    ST_gacky31

    @ST_gacky31

    月鯉の沼は深かった…

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    ST_gacky31

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    6月JB新刊予定のパーソナルトレーナー月島×鯉登♀の進捗です。
    まだ全然書けていませんが、やぶこい開催期間中にも少しずつ更新します!

    #月鯉♀

    メランコリック(仮)「それでは本日のゲストに登場していただきましょう。今をときめくモデルの鯉登音乃さんです――どうぞ!」
    「よろしくお願いします!」
     ヒールを響かせてスタジオの階段を降りれば、観覧席からは黄色い声が上がる。
     その様子が映し出された複数のモニターが並ぶ副調整室で、鶴見は「う〜む……やはり……」と首をひねっていた。
     
     セブンスプロダクションの所属モデル、鯉登音乃。今年デビューしたばかりだが、日本人離れした美貌を持ち、抜群のプロポーションで世間を騒がせている。
     最近はモデル業だけでなく、バラエティ番組にも出演するようになった。鯉登が美食家だと知ったディレクターが声をかけ、とあるグルメ番組に出演したのがきっかけだ。
     当初、体重管理が必須であるモデル業において、グルメ番組は向いていないのではないかという疑問の声も多かった。しかしその華奢な見た目に反して食べっぷりがよく、お酒も強いのでその手の出演オファーが増えていった。
     ストイックな鯉登のことだから、問題ないと思っていたが……。

     ***

     収録を終え、すれ違うスタッフに挨拶しながら楽屋へ戻る。履き慣れないハイヒールで傷んだ足を投げ出し、空気が抜けたように椅子の背もたれへ全体重をかけた。
    「今日も疲れた……」
     誰もいないのをいいことに、大きく伸びをして机に突っ伏す。今日のスケジュールもなかなかハードで、朝から雑誌の表紙撮影でカメラマンやスタイリストとみっちり打ち合わせ、その後インタビューに応じ、車で移動してバラエティ番組2本の収録だった。
     明日は化粧品メーカーとのコラボ企画打ち合わせと、あと何があっただろうか……と予定を確認するべく鞄に手を伸ばせば、視界の外から人影が現れた。
    「遅くまでお疲れ様。よくやってるじゃないか」
    「キェェエエッ! 鶴見どん!!」
     封印していた猿叫が飛び出て、椅子からずり落ちそうになる。すると「おっと危ない」とすかさず鶴見さんが支えてくれて、そのトキメキでまた出そうになる猿叫を必死で抑えた。
    「な、ないごてこちらに……ご出張んはずでは」
    「いや何、少し時間ができたからな。たまには所属モデルたちの頑張りでも見ようじゃないかと」
     鶴見さんは音乃が所属する事務所の社長だ。父である鯉登平ニと旧知の仲で、音乃が小さい頃からお世話になっていた。鶴見さんは紳士的で格好良くてずっと憧れで――だからどうしても鶴見さんが経営するモデル事務所に入りたくて、何でも頑張ってやってきた。
    「お前はすっかり人気モデルだな」
    「そげんこっは……! まだまだ未熟者でッ」
     謙遜しながらも頬は緩みきってしまい、にやけが止められてない代わりに顔を伏せていると「鯉登、こっちに来なさい」と手を取られた。
     もしかして“ご褒美”がもらえるのか……!?
     事務所内では頑張りが認められると、鶴見社長からご褒美がもらえるという噂がまことしやかに囁かれていた。ご褒美と言っても金品ではなく、よしよししてもらえるとか、そういった類のものだ。
     鶴見さんに心酔している同期でライバルの宇佐美と、どちらが先にご褒美をもらえるか張り合っていた。
     うふふ、宇佐美……一足先に失礼するぞ……!
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    ST_gacky31

    PROGRESSWebオンリー「いつもきかない私の少尉殿!」開催おめでとうございます!
    学パロ×同級生×サッカー部の月鯉🌙🎏
    6月新刊予定の途中までを展示します!
    ⚠同級生ですが月島は基本敬語です
    ⚠名前ありモブが出てきます
    本編は全年齢で完成次第サンプルとしてpixivにアップする予定で、
    紙媒体では本編にモブから見た月鯉と卒業後の2人「アディショナルタイム(R-18)」を追加する予定です。
    アプローチをかけないで ――抜いた!
     相手チームのDFをドリブルでかわし、一気に視界が開けた。ここからであれば確実にゴールを狙える。そう思って鯉登が蹴り上げようとした瞬間、目の前に現れた選手が足を差し込んできた。
     誰だ、コイツは。咄嗟に身を翻して避けたものの、バランスが崩れて放たれたボールはクロスバーに直撃した。
     チッと舌打ちをして振り返ると、目に入ったのは背番号4番のビブス。鯉登よりも背が低かったが、傍から見ても分かる筋肉量でガッチリとした体型の選手だった。
     
     夏の全国大会、決勝戦。結果は2対1でこちらが勝利した。この2得点はいずれも自分が決めたものだったが、鯉登は腑に落ちなかった。ユースチームでも部活でも、中学生になってからシュートを阻止されたことは一度もない。単純に悔しかった。
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