作者の思考のガラクタ詰め OC風味深く被った頭巾、どこか虚ろな目、こちらを見ている様には見えないから安心できる
ずっと見た同じ光景、いつからか君も含めた全部がただの景色に見えてきた
怪我をすればありったけの心配をもらえるかもしれない
いつも笑ってる、泣いちゃいけないって自分が決めたから、縛ったから
寒いところは得意なのにこの狭い通路だけは冷たい
死にたい訳じゃない、生きたいし、無駄になんてしたらどうなるか分からないのが怖いの
ずっと経ってなんとなくわかっていた、なんだかずっと心が暖かいから
一人になるのも寒いのも怖い、逃げ出したいくらいに
その日はエアーシップの真下で一瞬、何かが光ったそうだ
迎えが来た、燃えた君達を、私はどう見ればいい
ただの埋め合わせでしかなかった
善意を踏みにじられた気分だ
恐ろしいと、言わないで、そんな目で、見ないで
ここで君を落としたらどうなるんだろう、純粋な好奇心が心をくすぐった
ただ何かでありたかった、だけなのに
集団がいともたやすく自分についていく事を知った、自分の愚かさを知った
気丈に振る舞う、何事も無かったように
このケースをVuljacと呼ぶ事にした
愛には変わらないが、限界だってある
あぁ、そうだ、壊してしまえば、自由になれる
閉じこめてしまおう、気付くまで、協力も煽ったからきっと上手くいく
このままじゃ生殺しで生きることになる
誰もおかしいとは言わなかった、心の自分だけがおかしいと言っていたんだ
あぁ、確かに誰も居ないよ
寝ていてもずっとこだまするのは脈打つ心音とあの時の控えめな笑い声だけ
蝕まれる、包まれる感覚を感じながら、自分の存在が溶けていく
最後の最期に限ってやりたいことは浮かぶ、浮かんだ瞬間、自分ごと散り散りになり、ドロけて消えていった
自分は冷たいはずなのに、なぜか温かくて、暑くてしょうがなかった
怖かった、でも、危ないって言われることは楽しいって知った
全部知っているけど、見守ろうじゃないか
出られないから、いや、出たくないから外の話を持ってきてくれるのを待っている
今日は何が見つかるかな、ビリビリしながら走っている
賢く明るいコーラルのあの人、少し近くの席に座る度に僕の興味を引いていた
あれは化け物だ、何故同僚を殺した可能性もある化け物を保護しているの
この力はきっと君を守る為の物だよ
見えない、見えない、でも、やらなくてはいけない事があると、死に瀕した脳が、心が、まだ指図している
もう考える余地は無い、ここまで苦しんだなら、きっと許される、許される筈なのに、まだ誰かが許してくれないんだ
包帯を取る、滲んだ視界、そこにポッカリと黒が映っている
床を引きずる片方の義足、前より酷い見た目になったそれの前では敵意すら沸かなくなっていた。
心からずっと愛している、自分の身を、命をも投げてでもずっと守っていくから
全て思い出した、きっとあの子は同じ生まれ変わりだ、次こそずっと一緒だから
あぁ、思い出したのは私だけじゃなかったんだ、これで、もうこれ以上神様に望むものはないよ
何を喋っても答えは沈黙と笑顔、そんな君に僕は心を許すしかない。
君が周りを恐れ怒っている事はわかっているよ、だから寄り添うんだ。
強くもないのに無駄に暴れる、手は焼いたが大きく育って私は嬉しいよ。
今ではもう諦めがついたと言えるけど、どうして心が満たされないんだろう。
出来ることは全てやり、かつて夢見た場所に居るというのに心が満たされないのは何故だろうか。
なんとなく、ここでならいつもより自分の存在が許されている気がした。
見ての通り僕は1人じゃ何も出来ないから連れてってよ、かまってよ。
偉いって褒めて、それ以上は望まないから。