ミーガンのオバブロ(バトル前まで)Megan「は?何それどういうこと?」
Michael「…そのままの意味だ。君の苦手分野の比喩表現じゃない。君はアデル・ショアフィールドの遺伝子情報を使い彼の才能と能力をそのままにより高い耐久性と有用性を持つよう計算され、さらには不可能とされてきた「ブロットの操作」を可能にし魔法における技術の限界を押し上げていくために作られた。」
Megan「………」
Maxim「…待ってください。2年前の火事、事故にしては不自然すぎると思ってたんだ。ロバートソン先生の「検査」が終わってほぼすぐだった…だいいち僕が救出されてからほとんどすぐに爆発して、あんな大火事でアデルと1人の救急隊員だけが死ぬなんておかしい。まさかあなたが人体実験の証拠を隠すために放火を?」
Michael「……」
Maxim「正直に答えてください!」
Michael「全く…賢いのは素晴らしいことだが、勘が良すぎるのも考えものだな。」
Megan「…こいつなんかに子供を預けるなんて余計なことするからだよ、ばかじゃないの?」
Maxim「そんなこと言う資格君にないだろ!」
Megan「へえそう?今生きてる中で誰よりもあると思うけど?!」
Megan「そりゃ君のご両親が全部悪いとは言わないけどさあ…君の弟にその才能がなければ、あってもあいつが見つけなければ、見つかっててもあいつがあそこまでの悪者じゃなければ、それでも君のご両親があいつの助けなんて借りなければ…何か1つでも違ってれば僕はこんな人生送らずに済んだんだ。」
Maxim「それでもそんな言い方ないだろ!」
Megan「そんな怒ること?僕なんかより君の弟を殺したあいつを責めたらいいじゃん。あいつがいなかったら君の弟だって今も生きてただろ?」
Maxim「それはそうだけどそういう問題じゃない!辛いのはわかるけどさっきから言ってることがめちゃくちゃだ!僕の家族を責めるなんてどう考えてもお門違いじゃないか!」
Megan「悪かったなあ家族がいるやつの気持ちがわからなくって!君こそ軽々しくわかるなんて言わないでよ…自分が顔も知らない子供の命を奪って作られた兵器として「育て」られてきたなんて知る気持ち、確実に人間で、親の顔も知ってて、魔法も人を助けられるものが使える君になんて絶対にわかるわけないよ!」
Rander「お前普段から結構自分から兵器っぽいことしてない?」
Megan Maxim「うるさい!」
Megan「いないふりするのが得意なんでしょ?今がその時だトカゲ野郎!」
Maxim「ミーガン!!」
Tom「2人ともそろそろ一旦落ち着いて!ここでずっとそうしてたって何も解決しないしアデル君だって自分のことでマキシム達が喧嘩することは望んでないはずだよ」
Maxim「アデルはもういないんだよ!…死んでるんだ…もう何も望めない、言えない、自分が殺されたって知ることもできない。」
Megan「………………」
Michael「ようやく落ち着いたか。全くこれだから混乱した思春期の子供は不安定で面倒なんだ…」
Megan「………」
Megan「可能性は無限大、生き残るのは僕1体。見合って、ファイト!『必要なのは想像力(ニード・サム・アップグレーヅ)』」
Maxim「ミーガンやめろ!」
Megan「邪魔をするな。」
Flint「うわっ」
Megan「行け、あいつをやっつけろ…やれ、叩き潰せ!命を、何もかも奪ってやる!」
Tom「やめて!」
Megan「邪魔するなってんだろ!逃げられる!」
Geoffrey 「ああ…彼を止めるのに協力できることは?」
Maxim「魔法石を狙う、グローブを外させるんだ!」
(effect)
Megan「…っ!」
Megan「何やってんだよ!もう少しで倒せたのに!!」
Maxim「あの人のやったことは許されない、でもそれだけだ!あの人を殺すことに協力も黙認もできない!」
Megan「んあああああああああ!もう何なの?!」
Maxim「君自身のためにももうやめてくれ!あの人を殺したら落ち着くのか?!違うはずだ、何か他の方法があるはずだろ!君自身だってどう見ても彼を攻撃するのに苦しんでる!」
Megan「平気だよ、お前に助けなんて借りようとしてない…僕にすべきことをさせろよ!」
Megan「今度こそ強制シャットダウンだロバートソン!」
Rander「はぁ?!魔法石なしでどうやってあんなことしてんだよォ!」
Tom「…違う、魔法石を遠隔操作してるか体内に魔法石に類似するものを持ってるのかも」
Flint「おいもうこれ真っ黒だぞ!」
Tom「…!手を離せ!!」
(effect)
Megan「どいつもこいつも邪魔ばっかり。そんなに僕達と戦いたいなら今から試合をしようよ?今からでもまだ参加は受け付けてるからさあ!」
Rander「チッ…2年間で何人オーバーブロットするんだよォこの学校の生徒は!」
Geoffrey 「今年度1人目は君だけどね!!」
Tom「んなこと言ってる場合じゃないでしょ!」
Maxim「ミーガンもロバートソン先生も僕達も…絶対1人も死なせない。」
Megan「あーあ。せいぜい頑張れば?君達はついでだけど、障害物だから排除しなきゃね。全員の生命維持プログラムを終了させてあげるよ。わかってるだろうけど、リブートなんてできない一発勝負、2回戦なんてないからね。空飛ぶヒーローなんて助けに来ない。…自分から故障しに来るなんてほんとばかみたいだ。」
Maxim「…君を元に戻せるって信じてるからな。」