今まで出した本とかウェブ掲載してるやつの四方山話/ジャンおみ編今まで出した本とかウェブ掲載してるやつの四方山話
あとがきに書ききれなかったことや、思い出したこと、自分への振り返りもかねて、つらつらと書き綴る。
最初の本はともかくとして、ほかの本にはセッに関して、毎回テーマをもうけているので、そんな話。
ついでに特撮ネタがほぼ毎回出てくるので、そんな話も。
なにか思い出したり、新刊出たら追加する予定。
これらは全て私個人の考えであって、強要するものではありません。
私ならこう書く、こうする、こうしてきたという話。
読む分には間男もメアリー・スーも多分あまり気にならない(程度による)。
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【日常andシリーズとそのほかウェブ掲載】
ネトフリを見て、再熱して書き始めた。
一話見て「あ、面白いな」って思って、二話見てスッコーンとwww 落ちるしかないよねwww
最初は久しぶりの創作活動におっかなびっくり。
ポツポツと作品アップしてたら、仲間ができた。ありがたい。
ちょいちょいほかでも書いているけど、普段殺伐とした生き方をしている二人に、甘い楽しい幸せな日常ってのを捏造したくて、書き始めた。
世界観はネトフリの世界観だけど、原作ネタも入れ込んでいるので、読んでない人はネタバレ注意。今更遅いけど。
実は裏テーマみたいなのがあって。
《美女と野獣》《Beauty and the Beast》が少しモチーフに入ってる。
なので《and》。
フランス語だと《La Belle et la Bête》なんだけどね。
今はまだ《and》しかないけど、ほかのシリーズも書きたくて、区別のためにつけてます。
ちなみにどっちも美女であり、野獣であり。
毎回タイトルが《◯◯と✕✕》になっている、はず。
いずれまとめて、書き下ろしも入れてウェブ再録本を出したいのだけど、先にウェブで公開したい話がまだ数本残っているので、それがアップ終わり次第。
いつになることやら。
といっても、もうストックはほとんどなくて片手分もないかもしれない。
すでに練っている話の一部は、書き下ろしとしてまとめたいと思ってる。
というのも、私の中でメインストーリーとサブストーリーというものがあって、メインストーリーは書き終わってしまったから。
前々から言っている、それぞれ子ども化、女体化はメインストーリーではないので、書き下ろし向きだなと。
あとハネムーンは書きたい。
本当は暁とか朧とかも書いてみたいけど、自分ではなかなか書けないな、と。
このシリーズ、ひとつ失敗したなと思っているのは、ジャンをスパダリいい男にしすぎたところ。
ジャンは御神苗の日常を守るためなら、なんでもしてしまう人にしすぎた。金は惜しまないし、多分殺しもいとわない。
優ちゃんが快適な生活を送るために、望まないものは全て排除していくタイプ。
対して優ちゃんは、幼くてワガママで甘えたちゃん。あと頑固には書いてると思う。
あとこのシリーズの目玉(?)として、料理シーンは見て欲しい。
私の中でのジャンは、弟がいる長男だし、母が働いているしで、家事全般ができる設定。
なのでせっせと料理を作っては、御神苗の胃袋を掴んでいる。
御神苗は最低限の料理はできる程度。一応一人暮らしだから、最低限。
もうひとつの目玉は一応、フランス語。
なけなしの知恵をしぼって、フランス語を入れてる。
一応過去にフランス語を習った記憶はあるが、習った記憶があるだけで、身についてない。
なので毎回必死で調べて書いている。
多分合っていると信じたい。
最初はほとんどないし、解説は入れないつもりでいたら、校正友はにぃ氏から「わからん」と言われて解説を入れた。
ちなみにスプというか、ジャンおみに関してはわりと処女厨で、本にしたものも含め御神苗の初めては全てジャン。
多分、自分が書く上でこれは譲れない。
ウリ苗とか、ビッチ苗も読む分には問題ないけど、書けと言われたら無理。
ただ今別ネタでビッチ苗だけは練ってる。ただし処女ビッチ。
あとこれも前々から言っているけど、遊郭パロ書きたい。
ただしこれも処女じゃないとイヤだし、ジャン以外に抱かれる御神苗もナシなので、そこをどうアクロバティックに処理するかで悩んでる。
オイラの腕の見せどころ!
このシリーズのモブはだいたい特撮から取られている。
ボウケンジャーとゴーグルファイル、メガレンジャーあたり。ガオレンジャーも居たかな。
足りなくなったら、ゴーゴーファイブ、チェンジマンあたりを使う予定。予定は未定。
なんにも考えずに、そのへんのから名前を取っているわけではなく、一応話に関連づいた特撮メンバーを選定はしてる。
ゴーグルファイブを使ったのは、話の中でダンスシーンがあるからで、ゴーグルファイブは新体操モチーフが入ってるから、みたいな。
ついでに《if》の話も。
何人かには話しているし、そんなに隠してもいないので……ご存知の通り、もろもろあっていわくつきの話になってしまった。
その節は、ご協力くださった方や、話を聞いてくださった方には感謝しきれない。
そもそもスプリガン及びオーパーツという題材を扱っているんだから、自分だけでなく他の人でもネタがかぶるのは仕方がないと思ってる。
ただ便利オーパーツで、体が変化するために必要なアイテムまでかぶってしまったら(似てしまったら)、ちょっと表に出すのはどうしょうかなとはなる。
私もそこまで厚顔無恥ではない。
そのせいで公開するまで半年くらいかかってしまった。
その間に、本を出していたのもある(三冊出た)。
結果、公開して、公開できて良かったと思ってる。
《if》の方は、離れている間の二人をいつか書ければと思ってるけど、ジャンの方は悲しみヘタレ傷心ストーリーにしかならない予感。
優ちゃんの方は、仕事に子育てに充実してて、実はメンタルギリギリなんだけど、みんなのおかげ(主に娘のおかげ)で生きていられるみたいな。
授業参観とかウキウキで行っちゃうタイプ。
仕事のときは、秋葉ねえちゃんが娘を見てます。あとアーカムは福利厚生バッチリだと思うので、お泊り可能な託児所あるでしょ?
多分、ジャンは女からのお誘いが耐えないんだけど、優ちゃん以外は抱く気にならなくて、好き好んでずっとボッチ。
優ちゃんも女からも誘われるし、男からも誘われるけど、やっぱりジャン以外はイヤだし、娘居るしで、好き好んでずっとボッチ。
よくある《崖に二人がぶら下がっていて、どちらかしか助けられない》ってやつで、ジャンは迷わず娘ではなく御神苗を助けてしまう。でも御神苗は、娘を助ける。みたいな二人。優ちゃんの一番は娘。
続きに関しては……自分ではこれで完結したと思ってるので、書く確率は少ない。
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【少年は獣人の夢を見るか?】
すでにウェブで何本か公開しているなかで、オメガバース書いてみたいなとなっていたら、貴様ちゃんでヘリテージが開催されることとなり、書き始めた。
人のものを読むと影響されちゃうので、オメガバースの設定的なものだけをあらためて読み漁った記憶が。
読めば読むほど、スプたちはアルファじゃねーかってなった。
そこでバース変化する設定記事を読んだ。
なら、ふたつのバースを持っててもいいんじゃね? となり、御神苗はキメラという、第四のバース設定を捏造。
ほかでも書いたけど、バース変化の話は多々あるようだけど、ダブルバースは私の記憶にはない。むしろご存じの方が居たら教えて欲しい。
エロシーンのテーマは《ふたなり》とそのまま《オメガバース》。
ついでにオメガバースなのに、いかにセックスをしないでストーリーを進めていくか。
一応は優ちゃんが18歳になるまで待とう的な。
あとはandシリーズとの差別化も図りたくて、ジャンを少し鈍感にした。いや、だいぶ鈍感にした。
モブリガン&パートナーはボウケンジャーからとった。
プレシャスとオーパーツって似てるしね。
モブを出すにあたって気をつけたのは、メアリー・スーにならないようにすること。
メアリー・スーが全て解決してしまっては、二人の物語として成立しなくなる。
なのでアドバイザー的な、二人の(主にジャンの)アニキにした。
最初はティアでやる予定だったけど、シモの話は女性からはしにくいし、山本さんでも朧でもなんか違う。
暁では濃すぎるのとアーカムの人じゃない。
で、二人のモブを作った。といってもパートナーの方は本編には出てないけども(オマケに登場)。
あとモブに間男感は出さないようにしたかった。
暁にしちゃうと、なんか間男感が出てしまう気がしてwww
読む分には間男好きだけど、自分では書けないので。
実はこの本を出すまで、絵を描くことはあまり公言していなかったし、描く気もなかった。
なので、スプ仲間の何人かには、ひどく驚かれた記憶も。
今思えば描かなきゃ良かったかなと思ってみたりもしてる。
ソフトもその時はフリーのもの(MediBangPaintとibisPaint)しか用意してなかったのもあり、かなり苦労して仕上げた記憶。
いずれ続きは書きたいと思っていて、メモだけは書き続けてる。
あと劇中の土地感覚は一応現実通りというか、アーカムが西新宿にあると仮定して、ホテルも西新宿にある某ホテルをモデルに、遊園地も実際にある都内の某所をモデルにしてます。
遊園地は観覧車が有名なので、わかる人にはわかるかなと。僕と握手のところです。
ホットドックスタンドも、新宿駅の某有名店をモデルにしてます。
一番部数を刷ったはずなのに、再販リクエストが多々あり、一応再販を考えてなくはない。
これもいろんなところで言っているけど、誤字がとにかく多くて、再販するならは当時のオマケと一冊にして、再編集版として出したい。
表紙もレイアウトし直したい。
印刷所も初版とは変えたい。
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【コード・ブルー キミはボクのクヴェルテュール】
andの世界線の話をスピンオフした話。
もともとはウェブで公開しようかと思っていたけど、思った以上に長くなったとか、日常というテーマとかけ離れている話のため、急遽とまではいかないけど、本にしようと決めた。
いろんなところで書いたけど、元ネタはゲゲゲの鬼太郎の《大海獣》。といっても、島の名前と化け物くらいしか繋がりがない。
御神苗が目玉おやじで、ジャンが鬼太郎。船長が一反もめんかなぁ(運搬係)。
なんか2023年の年末になって、ゲゲゲが大ヒットしてて困惑中www
エロシーンのテーマは《獣姦》《結腸》《脳イキ》。
あらためて文字にすると酷いwww
お話のテーマとしては《ライナスの毛布》なので、テーマがメチャクチャというwww
そのわりにはちゃんとまとまっていると、自分を誉めていくstyle。
実は本編の書き出しで少し苦労をした。
でもフォスターを出すことで、急に自分の中で話が回りだした。
すごいぞ、船長! カッコいいぞ、船長!
あとはandの世界線なので、初っ端から料理シーンを入れた。あとからの書き足し。
それとAMスーツを書きたかった。
しかしエロシーンが直球にエロなため、優ちゃんの年齢を少しあげることにした。
そうすると、もう原作では脱いじゃってる。どうやって着せようか? よし一人で未知の島に旅立てばいいんだ! で、着せることに成功。
ただし本編の半分以上で着てないんだけど、バトルシーンで着てるので良しとする。
まともなバトルシーンも、これが初めて書いたのかな。ウェブ版で少し書いてるくらい。
バトルシーンは難しいです。
表紙イラストは最初から御神苗と獣の予定でガシガシ描いてたら、またもやはにぃちゃんに「裸なの?」とドン引きされた。
「せめてシーツを」って言われて描き足したけど、やっぱりはにぃちゃんの反応は良くなくて、んじゃそんなら裸のままで行くべ、となった。
けど結局、裸の表紙は買いにくいと言われ、試行錯誤の結果、アップめにして表紙に。それはそれでいい感じになったので良しとしてる。
でもせっかくフルヌードを描いたし、肌も獣もいい感じに塗れたので、引きの状態で口絵にした。
ロングで見ると獣がハート型になっているのは、お分かり頂けただろうか。
この本から表紙制作にベクターイメージソフト《Inkscape》を導入し、イラストはメディバンで描いて、それをインクスケープに取り込んでデザインするという手法に切り替える。
あまりの作業のしやすさに、涙出そうになった。
フリーソフト、すごい!!
ちなみに某KさんのUNIピアスたちのポップ&パケデザインもインクスケープがメインソフト。
ずっとパケもイベントポップも作らせてもらってて、ありがたい。
オレの人生で培ってきた全スキルを使って作ってる!!多分!
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【デラシネの恋】
だいたいなにかをインプットしたところでアイデアが浮かぶんだけど、これは某仮面ライダーを見ていて思いついたネタ。
最初はジャンが何度も転生するネタだったけど、ジャンだけ転生してもジャンおみにならないじゃん? となり、ジャンはそのまま生きていることにした。
死にネタ、転生ネタ、ついでにショタ(メンタル)なのでクセはある。
だが《誰かの性癖に刺さるだろ》理論で、主に一人をぶっ刺しにいった。
その節はご協力ありがとうございました。
一人をぶっ刺しにいったわりには、意外と好評をいただけて嬉しい。
エロシーンのテーマは《ケーキバース》。といっても、カニバは書けないのでケーキバース風というだけ。
あとは《ショタ》《転生》。
転生といっても、私自身はそのたぐいは信じているわけでもなく、フィクションとして見る分には可もなく不可もなし。
ただ転生を書くのであれば、多少スピリチュアルなことにも触れたほうがいいのかな、とバースマークの話を入れてみたりした。
エロシーンそのものは、実は一番お気に入り。
幼い相手に色々仕込んでいく変態を書けたのが気に入っている。
実は私の中にショタ属性がなく、それに苦労した。
苦労した結果、あんなに幼い優ちゃんが仕上がった。
幼すぎたwww
時々口調が変わるのは《御神苗優》と《御神苗ミニョン優》を行ったり来たりするから。
伝わったでしょうか?
ミニョンが幼いのは、ジャンに可愛がられたいから、かなと。
ジャンの時が止まったように、優ちゃんの心の時間が止まった、みたいな感じで受け取ってもらえるといいかと。
https://poipiku.com/5727175/8850466.html
《デラシネの恋》あとがきに書けばよかった話
これに書いたとおり、追加エピソードは最初は本文に組み込まれていたりもした。
あとは《少年は獣人の夢を見るか?》が優ちゃんの恋物語であり、優ちゃんが追いかける話だったので、今度は優ちゃんが逃げて、ジャンが追いかける話にしたかった。
結果ジャンはそれほど追いかけてないけども。
優ちゃんは逃げたので良しとする。
これはあとがきに書いた通り、タイガーマスク&プロレス関連がモブとして登場。
これもメアリー・スーにはならないように気をつけた。
やはり話を大きく動かすのは、メインであるジャンおみでないといけないと思ってる。
ついでに健太の話。
健太はジャンをジジイと呼ぶけど、実は健太もなかなかのジジイ。
多分もう普通の会社なら定年超えてる年齢。
ジャンとは三十歳程度しか離れてないので、計算上だと七十歳オーバーのクソ元気ジジイ(ミニョン優より強い)。
でもジャンの前だと、結局子どもなので口調が変わる。
表紙はジャンをチョイス。
そう言えば、まだ描いてないな程度で描いたけど、なんとなく一冊目と対っぽい仕上がりに。
背景の水っぽいエフェクトも、ガシガシ描きながら加工しながら。
人と背景を別に描いて、その後、インクスケープで文字を含めてレイアウトしてる。
出来はともかく、自分にはこのやり方が今のところは合ってる気がする。
これもいずれ続きは書きたいと思っていて、メモだけは書き続けてる。
※
【ハッピーサマーバースデー】
わりと唐突に「おみ誕本つくるぞ!」ってなって、最初からandの世界線で書くつもりで、5月のイベ後少ししてからにガシガシ書き始めた。
誕生日とは《その人個人にだけ与えられた記念日》だと思っているので、ただひたすらに楽しくて幸せな話にしようと。
実は本文が三部構成なのは隠して、《おみ誕本》としか公表しないまま発行した。
でもさ、九月上旬ってまだ夏じゃん?
なのでジャンも祝ってやろう! とああなった。いわゆる隠し要素的な。
驚いてもらえていると嬉しい。
秋葉ねえちゃんが出張ってるのは、わたしがジャンあきが好きだから。
エロシーンのテーマは《潮吹き》《ところてん》《青姦》。
これも文字にすると酷いwww
なるべく情緒のある《潮吹き》と《ところてん》を書きたかった。
まあまあ書けたかなとは思ってる。
エロシーンそのものも、一番長いというか多い気がする。
この話に出てくるモブは、洋ドラのCSIからもじってる。
このモブたち、読んでおわかりの通り障がいを持っている。果たして二次創作で障がい者を書いて良いものか悩んだ。
ただそのことに誰からも指摘されないので、書いてよかったんだと安心してる。
これも表紙はインクスケープでレイアウトしてる。
イラストを描いて、背景は素材写真をお借り&合成加工した。
イラストも二人を同時に入れ込むのは初めてで、そして久々のため試行錯誤。自分の画力の足りなさを痛感した。
タイトルのフォントとか、緩めのフワフワしたラノベっぽいようなフォントが良くて、あんな感じに。
今後もこういうフォントを使いたいなと思って、新規でフォントも購入した。
歴代表紙の中では、イラストもデザインもお気に入り。
※
【ぼくのせんせい】
Sさんと盛り上がった学校ネタ。
私も最初は高校のつもりだったけど、ガッツリエロを入れるために大学に。
エロシーンのテーマは《先生》と《生徒》。
そのままwwww
あと《よしよしセックス》。
学生たちは、メガレンジャーとターボレンジャーから拝借。学生だから。
伊達と並樹はすでにウェブ版に登場してる(ベントーとガトー)。
教授はファイブマンから。
漢字を変えた人も居るけど、まあだいたいはそのあたりから拝借。
さあ、いざ書き始めとなったところで、ちょこちょこ呟いているけど、私は大学に通ったことがない。
大学の仕組みがわからない。
専門(短大)卒なのだが、私の通っていた学校は隣接する高校と教員がかぶっていることもあり、基本的に同じプログラムで進むため、ひとコマ60分(50分&10分休憩)。夏季休暇など基本的には高校と同じという変わった学校。
ちなみに文化祭も同時にやる。
名物は男子にだけ伝わる秘伝レシピの伝統のモツ煮。
いったいなんの学校だよwww
で、夏期休暇ってどうなってるのとか、ポロッと呟くと仲間たちがみんな教えてくれる。
感謝。
それ以外にもカリキュラムとかしくみとか、学校の作りとか、とりあえずなんか疑問に思ったら、海里さんとSさんに聞きまくった。
本当にありがてえ(スライディング全裸感謝)。
そのあたりがどのくらい反映されているのかは、自分でもよくわかってないんだけども。
でも《らくたん》だけは使いたくて使った。
今回の表紙は、二人を別々に描いて合成してる。
背景デザインも含めて、人物以外は全てインクスケープ。
フォントも前回購入したものが、さっそく役立つ。
あとがきにも書いた通り、二人のポーズは本編にはなんにも関係ない。
とりあえず気になった人は《マッハバロン》でググってください。
ついでに、少し前に昭和と平成(令和)のスーツの話があったので。
この間の新刊表紙(ぼくのせんせい)は、一応ちゃんと平成(令和)風で描いた。
多分きっと。
平成令和で意識したわけではなくて、時代時代で服飾は流行りのラインがあるので、それは一応意識した。
多分きっと。
なので細身のスーツを描いたはず。
多分きっと。
あとストレッチ素材のスーツで描いたので、柔らかスーツ。
高級スーツじゃなくて間に合わせ感の吊るしのスーツのイメージで描いた。
でもネクタイは私好みで太めに描いた、ような気がする。
親がスーツを着る仕事ではなく、自分もそういう仕事ではないので、そもそもスーツを見た経験が少なくて、構造がわからなくて、とにかく苦労した。
縫い目がわからないので、縫い目は誤魔化した。
優ちゃんの服は、対してラフなゆるい感じで。
今どきの大学生の服がわからないので、わからないままに描いたら、あんな感じに。
胸に狼マーク(素材加工)を入れた。
ジャンもよく見ると、アーカムのピンバッジをつけてる。
※
【少年は獣人の夢を見るか?deuxième】
とうとう六冊目。
そして、《少年は獣人の夢を見るか?》の続き。
私待望のウルフムーンネタ。
ついでに再編集版の《révision》も一緒にしていく。
《deuxième》は《第二の》とか《二番目》《二度目》みたいな意味。
発音的には、døzjεm(ドゥズィエム)。多分。
《révision》は《改定》とか《復習》。発音はリビジョン。
どちらもフランス語から取ってる。
まあ、お家芸(?)ってことで。
ちなみに《deuxième》はやらかしてまして、あとがきと奥付でタイトルスペルを間違えています。
《少年は獣人の夢を見るか?》は部数を刷ったわりには、ありがたいことにわりと早々に完売していて、スプ地上波のときには、すでに在庫がほとんどなかったか、完売してた。
地上波からハマった人の何人かが、その後欲しいと言ってくださり、続きも書くことにしたし、やっと再編集版として出すことにした。
時間軸としては
révision本編→révisionオマケ冊子→deuxième本編→révisionエンディング
が正しい時間軸。
あとがきにも書いてるけど、ウルフムーンを書くにあたって、少しrévisionとdeuxièmeで齟齬、食い違いが出てる。
自分でバラすと、révisionエンディングでジャンが「発情期はきてない」と言っているから。
なので、なるべく食い違わないように、deuxièmeでは発情期ではなく繁殖期であると書いている。
あくまでも発情期でもなく、ラットでもなく、繁殖期であると。
なぜ繁殖期が起きたのかの理由を考えた。
テーマは《繁殖期》《ウルフムーン》、そして《ツガイ》。
あとまた《よしよしセックス》も。
今回は《二人がどれだけツガイとしてお互いを求めているのか》を一番書きたかった。
読んでくださった方はわかったと思うけど、原作に沿っている部分があるので、それも大変だった。
ざっくり書き出したところで改めて原作を読み、「うおっボーここで死んでるじゃん」とかなって書き直したり、ラリーよりガーナムのほうが小物感あるな、とか。
ジャンと暁が居る所、どこよ? とか。
ボーを入れる隙がなかったのが残念で残念で。ちなみにボーは設定上はアルファです。
本当はボーから見た、ツガイ二人の印象を語るシーンがあったのだけど、そこはやむなくカット。復活もないです(データがない)。
ツガイいいな~みたいな、その程度なので。
金谷に関しては書くのがしんどかったので、そもそも書いてないです。設定も考えてないけど、多分うちではベータなんじゃないかな。
吉乃は入れちゃうと話がとっ散らかりそうで、それもなし。吉乃は能力的に多分アルファ。
毎回毎回そうだけど、書いている途中は「これ面白いのか?」と「よし、いいぞ」が交互に来て、校正とか編集してる間に、どんどん落ちていく。
「いや、これ全然面白くないぞ」って。
どの作品も感想いただいたところで、「良かった、面白かったんだ」ってなってる。
そんな感想が欲しいタイプでもないんだけど、反応がまったくないと、それはそれで不安になって面倒な人になってる。
今回、先に書いた通り、原作と絡めたせいで、最初は出だしからラリー登場あたりまでが少し事務的で、それをエンタメに持っていくためにちょっと苦労したのもある。
校正とかもろもろ手伝ってくれているはにぃ氏に、わりとダメ出しくらったのもある。
ラリーを書きたくて入れたのはいいけど、最初はちょっと出しただけだったので、はにぃ氏に「その人いらなくない?」って言われた。
いや、入れたいんだって話をして、だったらもう少し膨らませろみたいなやり取りをした。
おかげでいいキャラに仕上げられたと思ってる。
私の中のラリーって、「悪」とか「悪人」ではなく「ワル」。the東映イズム。
「愛すべきワル」にしたかった。
悪いことも良いことも、全部楽しんじゃう人みたいな。
原作で生きているということは、そういうことなんだろうなと思ってます。
なぜか人気があるモブカップル明石&高丘。
二人を目立たせ過ぎないように、でも助ける役でもあるので、最低限の存在感を出しつつの加減調整は気にした。
前回は明石メインだったので、今回は高丘メイン。
優ちゃんと高丘の食事シーンは、優ちゃんが自分を見つめ直すというか、少し成長するための大事なシーンのひとつ。
二人は西新宿の奥の住宅街に住んでる設定。
アーカムや西新宿の繁華街部分に、ギリギリ歩いて来られる距離なイメージ。
1冊目から2冊目を出す間に、小田急デパートがなくなっちゃいましたが、この本の中ではまだ存在してます。
このシリーズに出てくるレストランや店舗は、一応全て実在にあるものをモデルにしてますが、フルーツパーラーの方は、実は書き出す前に無くなってしまいました。
ホットドッグスタンド(とても美味しい)も何年も前から立ち退き問題があったりとかして、いつまでもあって欲しいですが。
続編を書くにあたって、一番困ったというか、悩んだのは表紙イラスト。
当時とツールが違うので、そもそも線が違う。まあ絵も違う。
というより描くたびに変わっているので安定してない。
なるべく雰囲気を揃えるために四苦八苦した。
révisionのイラストを描き変えるなり修正することも考えたけど、あの絵はあの絵で気に入ってるので、イラストはそのままにデザインだけ少し変えることにした。
ついでに再編集版であることもわかるようにしないといけないので、雰囲気はそのままに色味を変えたりもした。
そのうえでdeuxièmeの方の表紙も、同じようなイメージのままに、違う印象になるように作った。
けど、わりと似ちゃったので混乱をさせていたら申し訳ない。
もっと色変えても良かったかなと、少し後悔。
今回のツールもメディバンとインクスケープ。
ただし今までスマホとPCで描いていたものが、iPad(借り物)にレベルアップ。
ペン感覚だいぶ違うなあと思いつつも、どうにかなるだろ精神で、多分どうにかした。相性は悪い。
ついでにキメラに関して。
先日流れてきた広告で、混合バースの商業BLが流れてきて《キメラ》と称していたのを見た。
キメラという言葉はすでにある言葉だし、バース変化の話もよくあるネタなので、まあ良いんだけど。
混合バースでキメラって名称も、まあ我ながら安易ではあると思うし。
でも商業誌でそのままやられると、なんか少しもにょるなあなんて愚痴もなくはない。
あ〜〜〜まるっと被っちゃってるなあって、気持ちになる。
この先今のところ続きを書く予定はないんだけど、御神苗の巣作りネタと、フェロモン増えちゃって大変ネタ、ジャンがほかのオメガに惚れられて的なネタは書いてみたいなとも。
ただほかのオメガとなると、メアリー・スーにもなっちゃう気がするので、ちょっと悩ましくもある。
ほかに書きたいものと、書きかけのものがあるので、それ次第ってことで。