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    yubetuee

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    慈雨はもう止まない/2639ローコラ(転生現パロ/R18)
    ローコラ版マンスリーお題様の10月度のお題「はんぶんこ」で一本。事後なだけでそんなにすけべでもないです

    #ローコラ版マンスリーお題
    #ローコラ
    LawCora

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    related works

    nostalgee_op

    DONEバレンタイン現パローコラ! #ローコラ版マンスリーお題 2月「バレンタイン」をお借りしました。
    バレンタイン雪辱戦大好きなコラさんが願うなら、なんだって叶えてやりたかった。それが星を掴むようなものであっても。ずっと前からそうだった。
    出会った時からずっとずっと会いたくて離したくなくてそばにいたかったひとだとわかっていたから、小さいころからローはコラさんを……、ロシナンテを見失わないようにすることで精一杯だった。いつだってローに特別を与え、大きな愛で包んでくれるひと。かれはローよりずいぶん先に大人になってしまっていたし、折に触れて訳知り顔でローの手を離そうとするものだから、大声で叫んで泣いて暴れる他に彼を引き止める手段のなかったローはもどかしくも悔しい思いをたくさんしてきた。いまでもロシナンテがローを置いて数か月もの間極寒の海の向こうに消えてしまったときのことを時折悪夢に見る。あっさりとローの手を振り払ってごめんなあと眉を下げて笑って列車に乗り込んで遠くに行ってしまうロシナンテに、ローが泣き叫ぶ声は届かないのだ。あのときにあの雪の降る港でかれを迎えにいけていなかったら、きっと悪夢は夜毎ローを苛んでいたに違いない。
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    aoitori5d

    DONEローコラ生存If小話。前作『愛を読む』の続きです。
    いのちの名前 そのとき、世界は一瞬だけ時間を止めたのだと思う。
    「ロー……?」
     くすんだ、癖のある金髪に、命を思わせる赤い瞳。記憶にあるよりもすこし痩せて見える身体。太陽を知らない、不健康そうな蒼白い肌。すべてが懐かしく、すべてが真新しい。この人の声はこんなにも力なく頼りなく聞こえただろうか? あいつは自由だと、ほうっておいてやれと兄に向って啖呵をきったあの声は、こんなにもか細く、稚いものだっただろうか。
    「……そうだよ、ローだ、ローだよコラさん……!」
     柔らかなクッションに埋もれるように支えられて寝台から身を起こしていた、その背に腕をまわす。痩せたように見えたのは事実だろうが、それでも腕が回りきることはない。幼い頃はこの背に負ぶわれて短い旅をした。もう遠い過去の記憶のなかの父より倍ほど広い、逞しく温かい背中。以前より筋肉の衰えはあるものの、広さは変わらない。柔らかな綿のシャツの襟ぐりに顔を埋める。すん、と鼻を蠢かせても、香るのは石鹸の優しい甘さだけだ。かつてこのひとに染み込み、一部となっていたニコチンとタールの面影はどこにもない。
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