8月支部編 0月「歪み」ある昼下がり、ゆずの木支部の職員達は今日も死屍累々の中で働く…
「───ん?なんでしょう、あれ…」
ゴンザレスは何か不思議な物を見つけた。
それは黒い歪みで、見ているだけでも吸い込まれそうだ。
「ゴンさん、それ触らないでください」
後ろにいたレンが、怪訝な顔をして言った。
「触りませんよ。見るからに危険ですし…。
それにしてもなんですか?あれ」
「あれは…僕もよく分からない。
でもあれが僕らをどこか別の場所に飛ばすことだけは確実です」
「なるほど…?」
「しかし、あれ危ないですね。カラーコーンとか置いて誰も入れないようにしたいですけど…」
ブーーッブーーッブーーッ
何かが収容違反を起こしたようだ
「っ!こんな時に!?」
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