Recent Search
    Create an account to secretly follow the author.
    Sign Up, Sign In

    nantonac64

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 20

    nantonac64

    ☆quiet follow

    #オリジナル
    original
    #キャラ設定
    characterSetting

    【キャラクターメモ】ラタ=ユートュ○性別…男
    ○年齢…十五歳前後
    ○身長…百五十センチ前後

    ○戦闘スタイル…銃器・拳銃
    ○思想…保守派

     ササラギ隊の最年少隊員。
     祖父母・父母・六人兄弟の大家族で暮らしており、六人兄弟の末っ子。
     物怖じしない物言いをするのが特徴的。
     彼以外の兄弟はすでに成人しており社会人であり、末っ子であることや未成年であることから父母に「子供であるから」と兄弟と比べられ気味であり、兄弟たちに対して強いコンプレックスを抱いていた。
     ある時思い立ち、兄弟の一人に銃マニアがおり、モデル銃を見せてもらった上で射撃の真似事を始め、また、勉強ができる姉に頭を下げて猛勉強し、最終的に両親に「軍」の士官試験をしたいと頼み込んだ。
     最初は猛反対した両親だったが、彼が陰ながら努力していたのを見ていた両親は「一回で合格すること」「もし落ちたら次に受けていいのは成人してから」ということを条件に了承。
     その後、士官試験にて射撃の正確性が九八%であったことから未成年・最年少でありながら半特例気味に試験に合格した。
     しかし、いざ各隊への配属の時期になったが未成年であったことから各隊から引取を拒否されていた。
     そこにたまたま本部に足を運んでいたササラギが彼を見て「なんで子供がいるんですか?」と発言したことに「戦うことに子供も大人もあるか!」と食って掛かったことからササラギが彼を気に入り、勝手に入隊承諾書を書かれたことによりササラギ隊に入隊することとなった。
     
     ササラギ隊入隊後は最初に各隊から引き取りを拒否された挙げ句、わけのわからないやばい奴(ササラギ)に捕まった(※引き取られた)ということもあり不貞腐れていたが、その時にササラギから紹介されてすでに入隊していた面々から実力を認められていた上、隊と言うにはアットホーム過ぎる空気に馴染んでしまってからは特に気にせず過ごしていた。

     が、そういう環境だったからか逆にホームシック気味になり、気分が落ち込んでいたところに比較的年齢の近いトスクが入隊。
     かつ、それなりにトスクが一人っ子ながら面倒見のいい性格であったことから反発心を煽られ再起。
     弟のような扱いをしてくるトスクの優しさに甘えつつ、トスクに対し憎まれ口を叩くという構図が出来上がったところにこれまた比較的落ち着いた性格の青年・スクルトが入隊し、トスクや彼に絡むようなったことにより現在はホームシックは落ち着いたが、本人は一時的にホームシックに陥ったことを黒歴史扱いしており、また結局他人に甘えてしまっているという事実があるため(特にトスクに対しては)未だ憎まれ口を叩く。

     口は悪いが小隊内での射撃の腕はずば抜けているため、他の隊員に教えることも多く、スナイパーとして狙撃支援を行える副隊長のマッキンリーと銃について語り合うこともあり、本人は「スナイパーなんてまどろっこしいものよく使えるな。ぼくも使えなくはないけど」とマッキンリーに対して話している。
     彼自身はどちらかといえば拳銃による中距離戦闘を得意としており、体のサイズが小さいため小回りの利いた戦闘を行える。
     走りながらの射撃でも命中させられるほど射撃精度が高く、ジーニアスには「敵に回したら厄介かもしれん」と評されたことがあるらしい。
     変わりにパワーの伴う攻撃は難しく、それに対する防御も低い。
     動き回る戦法を取っているため体力や脚力、銃の反動に耐えうる体作りは重要と考えており、隠れて筋力トレーニングを行ったり、走り込みなどを積極的に行っていたりする為、同世代の男児よりは筋力・体力は高め。

     名前の由来は「ラタトゥイユ」。
     

    【作者の思惑】
     「子供というキャラクターに萌えない」「共感性が薄くなりがち」等の偏見じみた何かを払拭したいのと、「それを言うなら大人なんてものは描いてもつまらなくなる」というのを表現するために作ったキャラクター。
     子供というのは「大人が必ず通ってきた道」であるので、「成長して当たり前だ」という風潮がある。正直気に入らないので、達観しつつ経験なく未熟、というバランスのキャラクターが作りたかった。
     一番思い悩む時期ではあり、いつかはその悩みに何かしらの形で決着がつくわけですが、彼はその悩みについてはとっくに決着をつけているが「それでいいのか」を悩んでいます。
     そこが子供だ、経験不足だと嫌な気持ちになったり、それが終わった大人を見るから楽なのだ、とかもあるのかもしれませんが、それは「結局そういう大人はこの頃の悩みを引きずっているから、しかも解決した体にしたいから子供が吹っ切れて大人になる瞬間が辛くて見てられない、だから同じ程度に愚かな大人を見ている方が楽だ」なんだろうなと思うことが多くなりました。
     しかたない、そういうものだ、と納得しきれなかったあの頃が何かしらの形で不快だったんだろう、というのを引きずり続けてキャラに表してしまう、それに準じたキャラを下ろしてしまうっていうのはそういうことかなぁと思う。
     不快なものを排除したがるのが大人だ、というのは理解できますが、だからキャラクターとして微妙という判断をするのは出来ないなと言う気持ちがあったので、かくいう僕も子供は嫌いなんですが、あの頃にあった「なんで?」「どうして?」と永久に向き合っていられた頃が懐かしく、何だかんだで楽しかったと思っているのと、「なんで?」「どうして?」という気持ちを煩わしく思う大人ってのは賢いようで、見ていて実は気持ちいいもんでもないから画面として見てると実はつまんなくなるんじゃないかなってことで、じゃあもう子供でも大人でもなんでもなく「自分というもののために戦う子供」を描こうと思ったのでこんなキャラにしてみたという。
     やってることはただの反抗期の子供なんじゃないかな〜とは思うんですが、彼の理念には「大人を見返す」というものは片隅にはありますが基本的には「自分がやりたいと思っていることを押さえつけられる謂れは無い!」くらいの気持ちがあるっていう体で書こうかな……そうできたらいいな、という気持ちで作っております。
     何度も言うけど、子供ってのは生を受けた以上みんなが通る道で、誰もがその中で成長をしますが、基本的には子供ってのは心理学上でも七歳までに性格が決定されて、それ以上はただ「学習」の過程でその性格に多様性が現れたというだけであって「根本」は何も変わりません。
     僕なんか、五歳から考えてることが変わってません。毎日毎日十時間以上は創作のことを考えて過ごし、知識はとにかくいっぱい色んなところから吸収する。すべての知識は世界に繋がっている……というよくわからん考えが捻じ曲がったことはありませんし、十時間創作やってるのはもはや幼い頃からの習慣です。
     では大人とは何でしょうか?
     自分の中に生まれた多様性にため息をついて「はいはい」となっているのが大人なんでしょうか?
     たぶんそんなことはないです。単にそういう人は「ほんの小さな子供の頃からそういう人」だっただけです。
     だから僕はラタ=ユートュがこの物語を経て将来立派な大人になるのかともし聞かれたら僕は「絶対ならんやろ」と答えます。
     何故なら彼は「幼い頃から持っているコンプレックス故に他人に生意気な口を叩き続けるし、大人になったことにかまけて、今度は同じような子供を見て『はいはい、ぼくにもこんな頃がありましたよ』というふうに喋る大人になる」ことが目に見えてるからですね。
     もちろん、子供を諭せるような精神の落ち着きを持たないことはないでしょうが、彼には僕はそうならないんじゃないかな、という気持ちでいるし、「彼は大人でも子供でも変わりませんよ」、「彼よりも先を行く年齢の人たちが彼の下に行くことは絶対無いんですから」と答えざるを得ないです。
     「先を行く者たち」がいる限り、自分たちは永久に大人になることはたぶんないな、と思うし、あとに続く者たちがいる限り大人になってしまう、だから大人でも子供でもない、「後輩や先輩」といったものをはっきり意識し始めた頃が一番難しく、自分の経験を否定されたくないがために「反抗」するんだろうなと。
     たまに大人にはその「反抗」を自分のためには正当だと主張するような人もいますし、「受け入れる」ことを重要視する人もいますが、それは「向き合う」事とは言わないなぁとは思っています。
     個人的にではあるけども、あくまで向き合う為の手段であり、それをやるかやらないかは否定も肯定もしなくていいことだと考えています。
     ただし、自分がスッキリしたからという理由で続けるのだけはやめたほうがいい。それは本当に自分にとって大事なことができたときには邪魔になるからです。
     ラタという人物は心の中で、または何処かでそれを感じているキャラというふうに描きたいなぁと思っています。
     また、彼は描き出した設定画だと目が前髪で隠れており、その瞳が見えないようになっていますが、その分その隙間から見えたときや、表情の作り方は非常に難しくなりそうだなぁ、とか思ってますし、ある種全キャラクターよりも一番表情がないけど感情を豊かに描かなければ意味の無いキャラクターになってしまうだろうな………と。
     擬音や身振りではなく、表情という素直な形をどう表現するかでこの手のキャラはものすごく性質を変えてしまうので、ある種美人やイケメン系統を描くより難しいだろうなぁ、そもそも画力ないけどできるのか? という気持ちがデカい。
     イケメンとか美人とか、可愛いとか、基本〇〇系の大体パーツの位置とか形って、大きさとかは違えども、ある程度は決まってるよなぁ……って見てると思ってしまうのもあって、なんでか絵で描くと逆に特徴あるモブに顔負けするときがあるんですよね。
     ある種モブにちゃんと顔をつけて喋らせるなら顔がモブより簡単なんじゃねぇか? と思うくらい。
     すこぶる失礼な話ですけども……。
     
     そんな感じで考えているのがラタ=ユートュというキャラクターです。 
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    related works

    recommended works