おはようシチュボ 1ヘド
(遠くから聞こえる)
ああ……また机で寝てしまわれたのか……
(ため息音)
(近づく足音)
ヘド博士。朝です。起きてください。……昨夜まとめられたデータ、飛んでしまってますよ。
(バッと起き、ガシャガシャとした物音を立てる)
驚かせてしまいすみません。嘘ですので。おはようございます。……あの、博士?どうしてお顔を見せてくださらないのですか?
“1号が嘘をつくなんて思わなかった”ですか。お言葉ですが、私も必要な嘘はついて良いと学んでおりますので。
ええ。2号に“おカタイ”と言われるのにいい加減嫌気が差したので。冗談を言う、努力を……って、笑わないでください!私は真面目に……と、こんな言い合っている場合ではありません。早朝ミーティングが始まってしまいます。さあ、博士。着替えはこちらに。
おはようシチュボ 2ヘド
(ごそごそ布が擦れる音)
(寝返り音)
博士、おはようございまーす。起きてくださーい。(体を揺らされる音)
は〜か〜せ〜……起きないなぁ。どうしよう。
(寝息音)
ん〜……えい。へへっやらかーい。博士のほっぺた最高だなー。!そうだ。
こしょこしょ〜(耳元、首筋を撫でさする音。ASMR)
(ベッドが軋み、起き上がる音)
わっ!おはようございます!
(抱きつかれる音)
へへへ。え、”変な起こし方するな“って、そんな変でしたかね?痛いのより優しい方がいいじゃないですか。それとも……キスで起こしてほしかったですか?でもボク、すやすや寝てる博士に朝からそんなことしちゃったら、止まれないかもしれないです。
えっ”もう今後起こしに来なくていい“?そんなー!絶対嫌ですー!
◇◇◇
おやすみシチュボ 1ヘド
それでは、おやすみなさいませ。
(服を引っ張る音)
”一緒に寝てくれ“?よろしいのですか?
……嬉しいです。ご一緒させて下さい。
(布団に入る音)
博士、狭くはないでしょうか。いえ、私は大丈夫です。……もし、差し支えなければ、こちらに。
(横向きになりスペースを空けた1号。その胸元に潜り込む博士の音。優しく抱きしめ、ゆっくり深呼吸する1)
こうして、誰にも邪魔されず博士の近くにいられる時間が、とても愛おしいです。何ものにも代え難い……あの、お顔を拝見しても……?
(博士がイヤイヤと顔を横に振る音)
嫌、でしたか……とても残念です。眠られる前に面と向かって、おやすみを交わしたかったのですが……では、こちらで。
(1号がずいっと博士の耳元に口を寄せる)
ふふ。ここでもお顔が赤いのがわかりますね……おやすみなさいませ。良い夢を(ダミヘの本領発揮。リップ音も)
おやすみシチュボ 2ヘド
(扉が開く音)
博士ー呼びました?……“寝つきが良くないから話し相手になって欲しい”?承知しました!大歓迎です。
(2号が博士のいるベッドに腰掛ける音)
それでは、何を話しましょうか?……なんでもいいからボクのこと……んーそしたら、
(博士の手を握る2号)
博士への気持ち、お伝えしてもよろしいでしょうか。あ、そんな身構えないでください。ただ、いつもボクたちの為に手を尽くしてくださってありがとうございます……とか、頑張ってる博士のこと大好きで応援してますけど、ちゃんと休んで頂きたい……とか、そういうのです!
(5秒程沈黙)
あれ、もしかして変なこと言っちゃいました?……それとも、
(博士に顔を近づける2号)
ボクからの愛の言葉がよかったですか?……なんて。〜〜もう、そんな可愛い顔しないでください。
(リップ音。博士の額へ)
……これは、おやすみなさいのキスなので。どうかお許しを。さ、そろそろちゃんとお布団被って寝ましょう。
(布団をかける音。掛け布団をポンポン2回叩く)
また明日、よろしくお願いいたします。おやすみなさい♡(全力のダミヘ)