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    えまこ練習中

    @mobr10014
    練習中ですモブ霊が好きです
    リアクション下さった方、わざわざありがとうございます🙇‍♀️精進できるよう頑張ります🙇‍♀️

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    えまこ練習中

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    二人の性格微妙に違う!ってなるかもすみません

    ※副題:社蓄は身を滅ぼす

    お題、温かいスープ、暖かい寝床より

    あんまり気に入ってないです…暗いお話になってしまった

    病めるときも、健やかなるときも人生において【仕事】とはなんであるか。

    僕は最近本当に考える。生活のため、生きるため。まぁそんな感じだ。でも働いても働いても結局税金で持っていかれて手元に残るのは微々たるもの。
    こんなに仕事に全てを費やしていいのだろうか。
    もちろん普通に生活はできているし、仕事を辞める気はない。でも時々考えてしまう。

    僕は何より愛する霊幻新隆さんと一緒に人生を送れることが一番の幸せなんだけど、仕事のせいで師匠とここ半年くらいまともに顔を見て話せていない気がする。

    僕は帰りが遅いため、帰ると愛おしい人はベッドで夢の中だ。まぁその寝顔を見て癒されているのは言うまでもないが、本当だったら、起きているときに目を見て話したいし、手を握りたいし、キスだって、セックスだってしたい。
    あぁ性欲だって溜まってる。でも疲れきってしまった身体はもはや性欲なんてないです。と言った具合に、睡眠を促し、体力回復に努めようとする。
    僕は28歳、気がつけば、出会ったときの師匠の年齢を越えていた。学生時代を終えて必死に働いた。
    師匠に追いつきたかった。追いかけても追いかけても追いつけないのは分かっている。でも少しでもこの人に追いつきたくて僕は頑張りたかった。

    仕事は毎日夜間まで、家には寝に戻ってきてる感じだ。ただこの家は僕と師匠の愛の巣、それだけで頑張れるもんだ。休日は死んだように眠る。でも休日も関係なく電話は鳴る、そしてそれに当たり前に応えている日々だった。

    「モブ、大丈夫か?」
    たまに師匠が心配して聞いてくれる。確かにしんどかったけど、僕の身体に不調はなかった。
    「大丈夫です。ありがとうございます」
    って笑って答えた。愛する人に愛されていることを感じて、僕を気にかけてくれて、むしろ嬉しかった。

    ボロボロの僕はそうやって、頑張り続けていた。限界って急に訪れるものなんだって、まだ知らなかったんだ。

    終電に乗り遅れないように、走って飛び乗って、ほとんど人が乗ってない車内でボーッとする。
    (もう今日だけど)明日のことを考えなきゃいけないのに……と思いながらも僕の思考回路は営業終了していた。
    やっと帰宅して、玄関を開けて、靴を脱いで、スーツを脱ぎつつ、いつものように寝室に入り愛おしい人の寝顔を見る。

    あぁ、僕は何をやってるんだろう……。

    師匠を見た瞬間僕は泣いていた。そんなつもりはなかった。あれ? なんで? 訳が分からないまま、ボロボロ泣いてしまって止まらなかった。
    そんな日があった後も、帰宅後涙が止まらなくなることが度々あり、そのうち、朝もアラームの前に起きてしまうのに、なかなか身体を起こすことができなくて、電車の時間ギリギリという日々が続くようになった。

    深夜帰宅後、いつものように涙が出てきた。押し寄せる不安とそれでも止まってくれない時間が怖かった。あと数時間後にはまたはじまる。はじまってしまうんだ……。いつ終わる? 分からない。それでも頑張らないと……。僕は自分を奮い立たせようとした。

    「モブ」

    突然愛おしい声が僕を呼んだ。そして、そっと抱きしめられた。

    「もう休んでいい。頑張ってるの知ってたから言わなかったけど、このままだとお前壊れちゃうよ。俺、見てられない」

    師匠は、僕を抱きしめながら泣いていた。
    僕は師匠に心配をさせていたことを悔やんだ。僕がこんなんだから優しいこの人を心配させたんだ。僕は師匠に謝ろうと口を開いたがそれを遮るように、師匠は僕をより強く抱きしめて言った。

    「本当はモブのことだから、俺が口を出すべきじゃないのかもしれない。でもお前、自分で気付いてないけど、限界がきてる」
    僕はまだまだやれる、そう思っていたし、気持ちもあったつもりだ。

    「お前は悪くないんだよ。充分頑張ってた。でも頑張りすぎたんだ。身体と心を休ませないといけない時期にきたんだと思う。疲れたら休むのって当たり前のことだろう」

    僕は疲れていたのか……。疲れたら休む、確かに当たり前のことだ。人間なんだから。そうしないと壊れてしまう。

    僕は何も言えないまま師匠の話を聞いて考えていた。そのうち師匠は抱きしめてた腕を緩めた。

    「お前、忙しくなってから、飯いらないって言ってたから、簡単に外で買ったりして済ませてたんだろうけど、少し身体に優しい物取った方がいい。今日は野菜スープ作ってたんだよ。少し身体に入れることできそうか?」

    僕は食欲はそんなになかったが、師匠の作ってくれた野菜スープを食べたいと思って、コクンと頷いた。

    そう言えば、最近はコンビニのおにぎりとかで済ませてることが多かったように思う。食欲の優先順位が高くなかった。仕事しながら何も考えず適当に口に入れられてお腹を満たせればなんでも良かった。たまに心配した師匠がお弁当を作ってくれたけど、僕が自分にいっぱいいっぱいで何もできてない状況で、弁当を毎日作ってもらうのが申し訳なくて、途中から断るようになっていた。

    師匠は僕が頷いたのを確認した後、軽く頭を撫でてから、キッチンに向かって行った。そして温かいスープを準備してくれた。

    僕はそれをスプーンで掬って口に入れた。夢中になって何回も何回も口に入れた。

    美味しかった。

    その温かい液体がゆっくり身体に染み込んでいった。それはとても優しい優しい味がした。
    僕はスープを口に運びながら、またボロボロと泣き出してしまった。泣きながら夢中でその優しいスープを堪能した。

    その後、止まらぬ涙はそのままに師匠に抱きしめられながら寝床についた。師匠が僕に提供してくれた温かいスープと暖かい寝床のおかげで、僕は久々に不安なく眠りにつくことができた。

    翌朝、情けないことこの上ないが、自分で伝えることのできなかった僕は師匠に連絡をしてもらい、しばらく会社を休むことにした。
    【今日の仕事】のことが心配で心配で、気が気じゃなった。どうしようと思った。社会人としてどうなんだ? とも何度も思った。でも師匠の言うように、僕はもう限界だったようで堰を切ったように身体も脳も働かなかった。いずれにしてもしばらくは、会社に行くことは出来なかった。

    僕が今までと同じように生活できるようになるまで、師匠は、相談所の仕事を減らして調整して、いられる時は、なるべく僕と一緒にいてくれた。
    「迷惑をかけてすみません……」
    と僕が伝えると、
    「何言ってんだ。もちろんモブが心配なのもあるけど、しばらく一緒にいれなかったからなぁ。なんて言うか、今、そばにいたいっていうか……まぁそんなところだ。だから俺のことは気にすんな」
    と照れくさそうに、ベッドに横たわったままの僕の頭を撫でてくれた。

    僕は会社をしばらく休んでから、正式に退職をした。僕が自分で選んだ仕事。仕事自体は好きだったし、まだやりたいこともたくさんあった。周りの人たちも優しかった。これで本当に良かったのかな? って自問自答を何度もしたけど結局答えは出ないまま、退職を選んだ形だった。
    そのあと僕はしばらく仕事をせずに、身体と心を回復させるために徹することにした。まだ以前のように生活するのは難しかった。

    僕は、師匠に申し訳ない気持ちが強くあって、どうしようもなくなる度に師匠に謝っていた。
    「お前は優しいからな。俺を気遣ってくれてる気持ちは嬉しい。でもそれは俺には抱かなくていい、必要のない感情だ。なんてったって俺はお前の師匠、兼恋人なんだからな」
    僕が謝る度にそう言ってくれるのが本当に有り難くて、僕はひっそりと泣いた。

    愛おしくて世界一優しいこの人に、たくさん甘やかされながら、時間はかかったけど、僕は少しずつ以前の生活ができるようになってきた。

    少し怖かったけど、【また働くこと】の目標に向けて仕事を探しをすることになった。
    「また昔みたいに相談所で働かないか?」
    と師匠は誘ってくれた。でも僕はそれを断った。自分でゆっくり仕事を見つけてみたかった。
    「分かった。いつでも相談所は求人募集中だからな」
    と師匠は笑ってくれた。

    僕はこうしてまた新しい一歩を踏み出す。これからどうなるかは誰にも分からない。
    でも僕はひとりじゃない。昔からずっとずっと僕を助けてくれている愛おしいこの人と、病めるときも、健やかなるときも、支え合って一緒にどこまでも歩んでいきたい。

    おわり


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    Replies from the creator

    えまこ練習中

    MEMOこちらは現在の私の気持ちです。内容は自分に直接関わるモ関連のことのみです。一番の被害者は奥様と理解しています。でも作品の名前で顔出ししてプロモーションなどを行っている中で事務所はもちろん、作品関係者、そして自身のファン、作品のファンも被害者と言っていいんじゃないかと思っています
    自分の気持ちは昨日とはまた異なっています。昨日までは受容しきれてなくてレは○井さんしか考えられないって思ってました
    SKRIさんについてR4.10.27

    信頼回復はないよ

    現状のキャラは続投かもしれないけど、どうしたってチラつくし、それは作品に泥を塗ってる

    新しい仕事はないと覚悟した方がいい


    モ見たって好きだけどやっぱり
    どっかで、あーってなっちゃうんだよ
    だって作品のプロモーションしてたし、私にとってレは【○井さん】だった

    多分私、○井さんのことよく知らなすぎて、勝手に人物像作ってたみたい
    思ってた以上に櫻井さんのこと好きだったんだな……って感じてる。
    別に追っかけしてた訳じゃないけど

    他にもうまい声優さんいっぱいいると思う、もしモ側が声優変える(ないと思うけど)っていうなら喜んで受け入れたい
    までこの件について受容してる


    正直言って、スピンオフの映像化、OVAの可能性は限りなく0になったと思う
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    えまこ練習中

    TRAININGシ〇イシティのワンドロライお題6 桜

    あまりにも綺麗なその訳をの前日譚です。

    個人的に盛り上がってしまい、前日譚も作ってしまいました。
    出来は拙いですが、自分の興奮するネタだったようです笑

    本編の方との噛み合いから、本編も修正すると思います。
    前日譚の方もちょこちょこ修正するつもりです。R4.7.20モブside修正
    あまりにも綺麗なその訳を〜前日譚〜霊幻side

    あ〜あ、しくじっちまったな。
    俺はきな臭い案件をやめとけばいいものを一人で立ち回り、完全にしくじっちまった。
    俺はまんまと殺されて、今、俺の存在なんてなかったかのように後処理されてるところだった。どこだか分からない場所に、けして小さくはない俺の身体は運ばれて、大きな木の下に必死に掘られた穴に入れられている。
    お前、素人じゃないだろ……もっと深く埋めてくれよ。そんな深さじゃダメだろ。
    なんて客観的に思ったけど、こんな知らない場所に深く埋められたら、誰も俺を見つけることはできないだろうな……。俺の身体は誰にも見つからずに朽ち果てるのか。それもまた人生……ってか。

    何年か前であれば、いつ死んだっていいって思ってた。でも今こうして成仏できてないことからも分かるように、俺は未練がある。それがなんなのかも分かる。
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