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    オルト

    どうしようもないものを投下

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    423文字
    ガリカジのタイカケ

     明日はカケルとテートだ。忙しいカケルが、時間を作ってくれた。学校の外、森の先まで行く。
    「森は危ないから、俺がカケルを守るぞ……!」
     森には魔獣もいるし、危ない崖とか流れの速い川もある。もしもの時は、俺が魔法でカケルを守るんだ! 魔法はカケルの方がずっと実力は上だけど、俺が虎になれば……。
     襲い掛かる魔獣、俺は変身してそいつをやっつける。魔獣は尻尾撒いて逃げていく。そんでカケルは、俺の事褒めて撫でてくれるんだ。
    「へへ……」
     想像して顔がニヤける。カケルにいいとこ見せられるかな? まぁ、危険な事が起きないのが一番だけど。
     町では、一緒に上手いもん食って、カケルの買い物に付き合って荷物持ってやるんだ。
     よし。明日は早起きしてカケルを迎えに行くぞ! 早く寝ないと! あぁ、でも緊張して眠れねぇ! そうだ、もう一回シミュレーションを……!

    ——翌朝。
    「ぐぅ……」
    「もぉ、今日はデートなのに、相変わらずお寝坊さんなんだから」
     カケルは気持ちよさそうに眠るタイガの頬にキスをした。
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    オルト

    TRAINING付き合ってるタイカケ。初夜まで道のり通そう。タイガきゅんとお付き合いを始めて早三か月。そろそろ、キス以上のことがあってもいいんじゃないかと思っているんだけど、全然そんな気配はない。俺が一生懸命それらしい雰囲気を作っても、タイガきゅんには全然効いていない。ベッドに座って寄りかかったら、「眠いのか?」なんて聞かれるし、じっと上目遣いで見つめたら「何ガン飛ばしてんだよ。怖くねーけど」とか言われるし、二人きりの部屋で服を脱ごうをしても「暑いのか?」だって! 意気地がないのか、純情すぎるのか……。そりゃ、俺だってキスだけでもすっごくドキドキしちゃうけど……!
     いったいどうしたらタイガきゅんはその気になってくれるだろう? いっそ、正直に先に進みたいと言うべきか? いや、そもそもタイガきゅんはこの先を知ってるの? 俺だって最近調べて知ったのに?
    「うーん……どうしたもんかにゃ~」
     ネットの海で自分と同じ状況の人を探しても、ぴたりと一致する人はいない。それでも、恋人に仕掛ける方法はいくつか見つけられた。
    「何事もものは試しだよね」
     俺は「準備」をすべく、引き出しに仕舞っていたいたローションとゴムを手にトイレへと向かった。

    「ねぇね、タイ 1207