俺だけのたんぽぽちゃん「よーし、準備できた―!さぁ食べようー!」
見渡す限りの野に咲き誇る黄色いたんぽぽと愛する手持ちたちとなになにと寄ってくる野生のポケモンたち。そして世界一愛おしい人と囲むのはレジャーシートに所狭しと並べられたサンドウィッチ。
久しぶりのワイルドエリアデートに繰り出していたダンデとキバナは、朝からたっぷりバトルをして今はランチタイム。
強いトレーナーしか近寄ることができないため滅多に人が来ることはない逆鱗の湖の奥にある一面たんぽぽが健気に美しく咲き誇るたんぽぽ畑は、幼い頃に二人で見つけた二人だけの秘密の場所であり、見つけて以来お決まりのキャンプ場である。
流行のパルデア式ピクニックをしてみたい!というダンデの願いで作りに作りまくった様々なサンドウィッチのおかれたレジャーシートをお決まりの定位置であるたんぽぽ畑の中にあつらえたようにぽっかりと空いているスペースに敷いたものの、作りすぎたせいでサンドウィッチに占領され、座れるスペースが無くなってしまったため、芝生に座って手を合わせた。
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