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    シンセどき

    @shinsedoki

    曲擬人化をしているまたサイ好きです

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    シンセどき

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    または卑しいですね

    #太鼓曲擬人化
    taikoDrummingSimulation

    またサイ短編その4「またさいたまをクリーム塗れにしたい。」
    「どうしていちいち僕の前で言うんですか?」
    パッと思いついた事を口走っていると、
    案の定まださいたまに聞かれてしまっていた。
    「だって、いつも呟いた時に
     近くにいる貴方が悪いのよ。」
    「勝手に人のせいにしないでください。
     いや、僕は人じゃなくて怪異ですがね。
     それと食べ物で遊んではいけませんよ。」
    「メシマズが何か言ってるわね。」
    「今僕の事をメシマズって言いましたね。
     もう知りません。
     またさいたまをクリーム塗れにして
     怒られとけばいいですよーだ。」
    そう言ってまださいたまは消えた。
    まぁ、まださいたまには関係ない話だけどね。

    善は急げとも言うので
    クリームぎっしりのパイを作って、
    またさいたまの顔面にぶちまける作戦をしようとした。
    早速パイのクリームを作ろうとしていると、
    運が悪くまたさいたまがやって来た。
    「あ、サイクル。何してるの?」
    「パイを作ろうとしているのよ。
     貴方の顔面にぶつける用の。」
    「僕の前でネタばらしをしてしまうんだね…。」
    あっ、しまったと思ったけど
    またさいたまは苦笑いをした。
    「食べ物で遊んじゃ駄目だよ。
     罰として普通にパイを食べようね。
     僕も手伝ってあげるから。」
    「…はぁい。」
    やっぱり叱られてしまった。

    なんやかんやあってクリームパイが完成した。
    何で工程を割愛したのかというと、
    これ以上長く話すと尺が取られるからだ。
    延々とクリームパイのレシピを語るだけじゃ、
    読者に飽きられる可能性があったからよ。
    「では早速またさいたまの顔面にぶつけましょうか。」
    「…僕の話聞いてた?」
    「さぁ?忘れちゃったわ。」
    「忘れちゃ駄目だよ。さ、パイを食べようね。」
    「むー。」
    またさいたまはパイをナイフで切り取って分けてくれた。
    「パイ美味しいわね。」
    「本当だね。」
    サクサク生地に甘いクリームがマッチしていた。
    「…ん、サイクル。」
    「な…」
    またさいたまに呼ばれたので振り向くと、
    彼から唇を塞がれた。
    唐突にも程がある。
    「ん…。」
    それは一瞬だけだったけども。
    「…クリーム、ついてたよ。」
    「…普通に取りなさいよ。」
    「だって、こっちの方が甘くて美味しいからね…。」
    「………もう。」
    クリームパイを作ってよかったというオチになった。
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