Recent Search
    Sign in to register your favorite tags
    Sign Up, Sign In

    mihaku_1

    ☆quiet follow Yell with Emoji 🍯 🐈 🍫 🍇
    POIPOI 35

    mihaku_1

    ☆quiet follow

    らぶらぶだいしゅきホールド

    #ディルガイ
    luckae

    Age verification
    Tap to full screen (size:2894x4093).Repost is prohibited
    🌋🙏💖💖💖😭😍💕💕💕💒💕💕💕💒👏💘💞💗💞🍑💖💖💖💖☺☺☺☺☺💝💝💝💝💝🎅🎅🌋💕👍💖🌠💖❤💖💖💖💖💖💖💖💒💒💖💖❤💖💒💖
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    related works

    recommended works

    のくたの諸々倉庫

    DONEあるいはひどく遅効性/ディルガイ 毒を、飲んだ。
    「……はは、なるほど……これはすごい、な」
     味がひどいとか喉が焼けるようだとか、そういった点からすればそれは、ディルックが嫌う酒と同じようなものだったのかもしれない。けれど自らの体内を確実に蝕む感覚に、ああこれでと目を閉じる直前。
     横たわったベッドのすぐ近く、暗闇にそっと溶けるように──そこに誰かがいるような気がした。



    「みつけたよ、にいさん」
     言われて慌てて、ディルックは顔を上げる。そうすれば大きな目を細め、笑う義弟の──とうに死んだはずのガイアが、在りし日の姿でこちらを見つめていた。
    「これでかくれんぼは僕の勝ちだね、次は何して遊ぼうか!」
     慌てて辺りを見回した。いつかのワイナリーの敷地内だった。そして視界に映る自らの手足もまだ、随分と小さい。
     ……今ならば分かる、これは夢だ。走馬灯と言ってもいいかもしれないが、あまりにもディルック自身の願望が含まれ過ぎているとも思った。
     けれど、ならば。抱えていた膝を離して立ち上がる。どうせ全て夢だと分かっているのだ、最後に楽しく過ごすのも悪くない。
     伸ばした手は存外はっきりした感覚と共に、ガイアの頬に触れる 2709