社会人月山の久々に休みが丸一日被ったからお互い今晩エッチするのかなってドキドキしてる話2人きりの食卓に、カチャカチャと食器同士がぶつかる音が、やけに大きく聞こえる。
食べるのに忙しいです、とでも言いたげに、目の前のエビチリをひたすら食べる。そんなにお腹が空いているわけでも無いのに、ひたすらに食べ続ける。
目の前のツッキーをチラリと盗み見ると、モソモソと白米を噛み続けていた。良くもまぁそんなに美味しくなさそうに食べられるものだと、心の中で感心する。ふと、ツッキーが顔を上げる予感がして、咄嗟に下を向いた。
きっと、ツッキーも、俺と同じ言葉を待っている。お互いあまりにも久しぶりすぎて、あの言葉を自分から言い出すのが恥ずかしくて堪らないのだ。
「今晩、えっちする?」
こう言葉にすると、余計に恥ずかしく感じる。もっとうまい誘い方があるだろ。前って、どうやって流れに持っていってたっけ?
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