快乐至上　　那人谄媚地恭维了几句，见目标达成后便端着酒杯离开了。只留下七种茨一人应付这些大人物，酒是不得不喝的，即使他只有17岁。红的黄的白的轮番上阵，就连常年混迹于酒场的老酒鬼也要败下阵来。镜片下的世界是街边颜色鲜艳的霓虹灯，所有人都变成了歪歪扭扭的无脊椎动物，在悠扬的乐曲中跳着迪斯科。一片片嘴唇一张一合，下一秒他就被人扶着走了出去。

　　上好的商务车中有瓶车载香水，是浓郁的百合香味。他不喜欢这个味道，闻着就想吐，于是他借着醉酒的由头打开车门步伐紊乱地走向正前方的垃圾桶。价格昂贵的特产名酒，精心制作的美味佳肴，在蚊蝇纷飞的垃圾桶里纷纷成为一滩颜色怪异的粘稠液体。他感觉自己这时应该倒下去睡一觉，却又被人再次搀扶着走向那个充斥着花香的狭窄空间。昏睡中他听到有人问他去哪，他含糊不清地说了秀越学园的地址——以及一串数字，那是他的宿舍门牌号，随后他便彻底睡过去。直到醒来他发现自己已经站在秀越学园门前，镜片中的世界依旧模糊，但好歹比之前清楚了点。

ゼウスの憂鬱「ひっ、ぁ……あぁッ、ん……！」
「っ、は……ぁ、茨……」
　どうしてこうなってしまったのだろう
　もう何度目かわからない自問を、茨は今日も繰り返している。勿論セックスの最中なので、胸の内で、だが。
「ぁっ、そこ、ばっか……んぁあ、ア……ッ！」
「ふふ、茨はここが好きだよね……とんとんしてあげると、私のに絡みついてくるよ」
「やぁっ、言わなくていい……ッあ！」
　何でもできる万能神。まさにその名を欲しいままにする凪砂は、色事においても優秀で完璧だった。最初こそインターネットや文献で見聞きしたものを真似て試している素振りはあったものの、すぐに茨の体の悦いところを覚え込んでしまったのだ。
　今では抵抗も逃げる事も許されず、毎度高みへと導かれてしまう。男同士のセックスなんていいものではないだろう、などとタカを括っていた自分を過去に戻れるならぶん殴ってやりたい程だ。